二級建築士 R5 構造 過去問・解説
問1 図のような断面において、図心を通りX軸に平行な図心軸に関する断面二次モーメントの
図のような断面において、図心を通りX軸に平行な図心軸に関する断面二次モーメントの値として、正しいものは、次のうちどれか。

- 40cm4
- 64cm4
- 88cm4
- 112cm4
- 160cm4
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正解:2
選択肢1:不適当: 小さすぎる。
選択肢2:適当(正解): 寸法条件より図心軸の断面二次モーメントは 64cm⁴。
選択肢3:不適当: 値が過大。
選択肢4:不適当: 過大。
選択肢5:不適当: 過大。
問2 図のような荷重Pを受ける単純梁に、断面300mm×500mmの部材を用いた場合、
図のような荷重Pを受ける単純梁に、断面300mm×500mmの部材を用いた場合、その部材に生じるせん断応力度が、許容せん断応力度1N/mm2を超えないような最大の荷重Pとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、せん断力Qが作用する断面積Aの長方形断面に生じる最大せん断応力度τmaxは、下式によって与えられるものとし、部材の自重は無視するものとする。

- 100kN
- 150kN
- 200kN
- 250kN
- 300kN
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正解:3
選択肢1:不適当: せん断応力度が不足。
選択肢2:不適当: まだ許容値未満。
選択肢3:適当(正解): τmax=(3/2)·Q/A ≤1N/mm²より、P=2Q=200kN。
選択肢4:不適当: 許容せん断応力度を超える。
選択肢5:不適当: 許容せん断応力度を超える。
問3 図のような荷重を受ける単純梁に生じる曲げモーメントの大きさの最大値として、正しい
図のような荷重を受ける単純梁に生じる曲げモーメントの大きさの最大値として、正しいものは、次のうちどれか。

- 36kN・m
- 48kN・m
- 60kN・m
- 64kN・m
- 81kN・m
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正解:4
選択肢1:不適当: 小さすぎる。
選択肢2:不適当: 小さい。
選択肢3:不適当: やや不足。
選択肢4:適当(正解): 荷重条件より Mmax=64kN·m。
選択肢5:不適当: 過大。
問4 図のような外力を受ける静定ラーメンにおいて、支点Bに生じる鉛直反力RB、水平反力
図のような外力を受ける静定ラーメンにおいて、支点Bに生じる鉛直反力RB、水平反力HBの値とE点に生じる曲げモーメントMEの絶対値との組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、鉛直反力の方向は上向きを「+」、下向きを「-」とし、水平反力の方向は左向きを「+」、右向きを「-」とする。

- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
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正解:5
選択肢1:不適当: 力のつり合いが成り立たない。
選択肢2:不適当: 水平反力の符号が不整合。
選択肢3:不適当: 曲げモーメント値が不一致。
選択肢4:不適当: 水平つり合いが崩れる。
選択肢5:適当(正解): つり合い条件・符号・モーメントがすべて整合する。
問5 図のような荷重を受ける静定トラスにおいて、部材A、B、Cに生じる軸方向力の組合せ
図のような荷重を受ける静定トラスにおいて、部材A、B、Cに生じる軸方向力の組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、軸方向力は、引張力を「+」、圧縮力を「-」とする。なお、節点間距離は全て2mとする。

- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
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正解:2
選択肢1:不適当: 節点法の力の釣り合いと矛盾。
選択肢2:適当(正解): 各部材の軸力・符号が節点法と一致。
選択肢3:不適当: 力の符号が逆。
選択肢4:不適当: 軸力が過大。
選択肢5:不適当: 軸力が不足。
問6 図のような長さl(m)の柱(材端条件は、両端ピン、水平移動拘束とする。)に圧縮力
図のような長さl(m)の柱(材端条件は、両端ピン、水平移動拘束とする。)に圧縮力Pが作用したとき、次のlとIとの組合せのうち、弾性座屈荷重が最も大きくなるものはどれか。ただし、Iは断面二次モーメントの最小値とし、それぞれの柱は同一の材質で、断面は一様とする。

- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
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正解:4
選択肢1:不適当: Iが小さく不利。
選択肢2:不適当: lが長く不利。
選択肢3:不適当: I/l²が小さい。
選択肢4:適当(正解): Iが最大でlが最小の組合せが座屈荷重最大。
選択肢5:不適当: l²が大きく不利。
問7 構造計算における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造計算における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 各階が事務室である建築物において、柱の垂直荷重による圧縮力を計算する場合、積載荷重は、その柱が支える床の数に応じて低減することができる。
- 多雪区域を指定する基準は、「垂直積雪量が1m以上の区域」又は「積雪の初終間日数の平年値が30日以上の区域」と定められている。
- 風圧力を計算する場合の速度圧qは、その地方において定められた風速V0の2乗に比例する。
- 地震力の計算に用いる標準せん断力係数Coの値は、一般に、許容応力度計算を行う場合においては0.2以上とし、必要保有水平耐力を計算する場合においては1.0以上とする。
- 地震力の計算に用いる振動特性係数Rtの地盤種別による大小関係は、建築物の設計用一次固有周期Tが長い場合、第一種地盤>第二種地盤>第三種地盤となる。
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正解:5
選択肢1:適当: 積載荷重は支える床数で低減可。
選択肢2:適当: 多雪区域の基準説明は正しい。
選択肢3:適当: 速度圧qはV₀²に比例。
選択肢4:適当: Coの設定値は妥当。
選択肢5:不適当(正解): 記述が逆。Tが長いほどRtは 第三種>第二種>第一種。
問9 地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 土の粒径の大小関係は、砂>粘土>シルトである。
- 地下外壁に作用する土圧を静止土圧として算定する場合の静止土圧係数は、一般に、砂質土、粘性土のいずれの場合であっても、0.5とする。
- フーチング基礎は、フーチングによって上部構造からの荷重を支持する基礎であり、独立基礎、複合基礎、連続基礎等がある。
- 基礎に直接作用する固定荷重は、一般に、基礎構造各部の自重のほか、基礎スラブ上部の土かぶりの重量を考慮する。
- 布基礎は、地盤の長期許容応力度が70kN/m2以上であって、かつ、不同沈下等の生ずるおそれのない地盤にあり、基礎に損傷を生ずるおそれのない場合にあっては、無筋コンクリート造とすることができる。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解): 粒径は 砂>シルト>粘土。記述誤り。
選択肢2:適当: 静止土圧係数0.5の扱いは概略的に可。
選択肢3:適当: フーチング基礎の説明正しい。
選択肢4:適当: 固定荷重の考慮内容妥当。
選択肢5:適当: 条件付きで無筋布基礎可。
問10 木造建築物の部材の名称とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちど
木造建築物の部材の名称とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
- 破風板ー切妻屋根や入母屋屋根などの妻の部分に、垂木を隠すようにして取り付けた板材
- 回り縁ー天井と壁の接する部分に取り付ける棒状の化粧部材
- 飛梁ー小屋組、床組における水平面において、胴差、梁、桁材に対して斜めに入れて隅角部を固める部材
- 雇いざね2枚の板をはぎ合わせるときに、相互の板材の側面の溝に、接合のためにはめ込む細長い材
- 木ずりーしっくいやモルタルなどを塗るために、下地として取り付ける小幅の板材
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正解:3
選択肢1:適当: 破風板の説明正しい。
選択肢2:適当: 回り縁の説明正しい。
選択肢3:不適当(正解): 飛梁は跳ね出し梁の意。方杖と混同。
選択肢4:適当: 雇いざねの説明正しい。
選択肢5:適当: 木ずりの用途正しい。
問11 木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 木ねじ接合において、木材を主材として、鋼板との1面せん断接合とする場合、有効主材厚は木ねじの呼び径の6倍以上とする。
- ドリフトピン接合において、先孔の径は、ドリフトピンと先孔との隙間の存在により構造部に支障をきたす変形を生じさせないために、ドリフトピンの径と同径とする。
- ラグスクリュー接合において、ラグスクリューが緩む可能性があるため、潤滑剤を用いてはならない。
- 接着接合において、木材の含水率は20%を超えない範囲で、接着される木材間の含水率の差は5%以内とする。
- 木造軸組工法の釘接合において、木材の木口面に打たれた釘を引抜力に抵抗させることはできない。
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正解:3
選択肢1:適当: 木ねじの主材厚6d以上で妥当。
選択肢2:適当: ドリフトピン先孔径は一般に同径付近。
選択肢3:不適当(正解): ラグスクリューに潤滑剤禁止は誤り。使用可。
選択肢4:適当: 含水率管理20%以下で良好。
選択肢5:適当: 木口打ちは引抜抵抗を期待できない。
問12 木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 耐力壁両端の柱の接合金物を選定するためのN値法は、当該柱の両側の耐力壁の壁倍率の差、周辺部材の押さえ効果、長期軸力を考慮してN値を決定する方法である。
- 曲げ材の支持点付近で引張側に切欠きを設ける場合、切欠きの深さ(高さ)は、材せいの1/2以下とする。
- 四分割法における耐力壁配置のバランスを確認するための壁率比は、小さいほうの壁量充足率を大きいほうの壁量充足率で除して求める。
- 工場生産によりたて枠と面材とを接着したパネル壁は、実験や計算で確認された場合において、ストレスト・スキン効果を考慮して鉛直荷重に対して抵抗させることができる。
- 引張力を負担する筋かいとして鉄筋を使用する場合、径が9mm以上のものを使用する。
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正解:2
選択肢1:適当: N値法の説明正しい。
選択肢2:不適当(正解): 切欠き深さ1/2せいは過大。通常はせい/4以下。
選択肢3:適当: 壁率比の算定法正しい。
選択肢4:適当: ストレストスキン効果考慮可。
選択肢5:適当: 筋かいにφ9以上鉄筋使用可。
問13 補強コンクリートブロック造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
補強コンクリートブロック造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 床及び屋根が鉄筋コンクリート造であったので、耐力壁の中心線によって囲まれた部分の水平投影面積を、60m2とした。
- 2階建て、軒の高さ7m(1階の階高3.5m)の建築物に、A種の空洞ブロックを用いた。
- 両側に開口部のある耐力壁の長さ(実長)を75cmとし、かつ、耐力壁の有効高さの30%以上を確保した。
- 耐力壁の端部において、横筋に用いた異形鉄筋(D13)は、直交する耐力壁の内部に定着させ、その定着長さを300mmとした。
- 耐力壁の端部において、縦筋に、異形鉄筋(D13)を用いた。
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正解:4
選択肢1:適当: 水平投影面積60㎡以内で良好。
選択肢2:適当: A種ブロック使用可。
選択肢3:適当: 壁長0.75m以上確保で適正。
選択肢4:不適当(正解): D13横筋の定着300mmは不足。
選択肢5:適当: 端部縦筋D13使用妥当。
問14 鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、一般に、0.4%以上とする。
- 柱梁接合部において、その接合部に隣接する柱の帯筋間隔が10cmの場合、接合部内の帯筋の間隔を15cm以下、帯筋比を0.2%以上とする。
- 床スラブ各方向の全幅について、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合は、0.2%以上とする。
- 梁の引張鉄筋比が、釣り合い鉄筋比以下の場合、梁の許容曲げモーメントは、引張鉄筋の断面積にほぼ比例する。
- 鉄筋コンクリート造部材の曲げモーメントに対する断面算定は、一般に、曲げ材の各断面が材の湾曲後も平面を保ち、コンクリートの圧縮応力度が中立軸からの距離に比例するとの仮定に基づいて行う。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解): 柱主筋比0.4%は不足(一般に0.6%以上)。
選択肢2:適当: 接合部帯筋の間隔・比とも妥当。
選択肢3:適当: スラブ配筋比0.2%以上妥当。
選択肢4:適当: 引張鉄筋比が釣り合い以下ではM許容はAsに比例。
選択肢5:適当: 平面保持・応力度比例仮定は妥当。
問15 鉄筋コンクリート構造の建築物において、図-1のような大梁及び図-2のような柱にお
鉄筋コンクリート構造の建築物において、図-1のような大梁及び図-2のような柱における主筋の重ね継手の位置ア~キの組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。なお、図中の印は、継手の中心位置を示す。

- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
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正解:4
選択肢1:不適当: 曲げ最大部を含み不適。
選択肢2:不適当: せん断集中部で不適。
選択肢3:不適当: 支点近傍で不利。
選択肢4:適当(正解): 応力の小さい区間で定着条件を満たす。
選択肢5:不適当: 応力集中部を含む。
問16 鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 梁材の圧縮側フランジに設ける横座屈補剛材は,材に元たわみがある場合においても、その耐力が確保されるように、補剛材に十分な耐力と剛性を与える必要がある。
- 長期に作用する荷重に対する梁材のたわみは、通常の場合はスパンの1/300以下、片持ち梁では1/250以下とする。
- 根巻き形式の柱脚において、柱下部の根巻き鉄筋コンクリートの高さは、一般に、柱せいと柱幅の大きいほうの2.0倍以上とする。
- 露出柱脚に作用するせん断力は、「ベースプレート下面とモルタル又はコンクリートとの摩擦力」又は「アンカーボルトの抵抗力」によって伝達するものとして算定する。
- 角形鋼管柱に筋かい材を取り付ける場合、角形鋼管の板要素の面外変形で、耐力上の支障をきたすことのないように、鋼管内部や外部に十分な補強を行う必要がある。
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正解:3
選択肢1:適当: 補剛材に必要な耐力・剛性を確保する。
選択肢2:適当: たわみ限度1/300(片持ち1/250)妥当。
選択肢3:不適当(正解): 根巻高さ2倍以上は過大(通常1倍程度)。
選択肢4:適当: せん断伝達の説明正しい。
選択肢5:適当: 鋼管柱には補強が必要。
問17 鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 片面溶接による部分溶込み溶接は、荷重の偏心によって生じる付加曲げによる引張応力がルート部に作用する箇所には使用しない。
- 一般に、接合しようとする母材の間の角度が60度未満又は120度を超える場合の隅肉溶接には、応力を負担させない。
- 高力ボルト摩擦接合部の許容応力度は、締め付けられる鋼材間の摩擦力と高力ボルトのせん断力との和として応力が伝達されるものとして計算する。
- 構造用鋼材の高力ボルト摩擦接合部の表面処理方法として、浮き錆を取り除いた赤錆面とした場合、接合面のすべり係数の値は0.45とする。
- 高力ボルト摩擦接合において、両面とも摩擦面としての処理を行ったフィラープレートは、接合する母材の鋼種にかかわらず、400N/mm2級の鋼材でよい。
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正解:3
選択肢1:適当: 片面溶込み溶接は引張応力部不可。
選択肢2:適当: 隅肉溶接の角度制限妥当。
選択肢3:不適当(正解): 摩擦接合の応力伝達は摩擦力のみ。
選択肢4:適当: 赤錆面のすべり係数0.45は妥当。
選択肢5:適当: フィラープレート材質は母材と同等以上。
問18 建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 剛性率は、「各階の層間変形角の逆数」を「全ての階の層間変形角の逆数の相加平均の値」で除した値であり、その値が大きいほど、その階に損傷が集中する危険性が高いことを示している。
- 極めて稀に生じる地震に対しては、できる限り多くの梁に塑性ヒンジができて全体の階が一様に塑性化するような構造計画とすることが望ましい。
- 免震構造には、建築物の長周期化を図ることにより、地震動との共振現象を避ける働きがある。
- 制振構造について、一般に、大地震に対しては制振装置を各層に分散配置する方式が用いられ、暴風時の居住性向上には制振装置を頂部に集中配置する方式が用いられることが多い。
- 固有周期が短い建築物では、一般に、最大応答加速度が地面の最大加速度より大きい。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解): 剛性率の定義が誤り。
選択肢2:適当: 大地震時は梁の塑性ヒンジを分散化。
選択肢3:適当: 免震は長周期化で共振回避。
選択肢4:適当: 制振装置の配置説明妥当。
選択肢5:適当: 短周期建物は加速度応答が大きい。
問19 既存建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか
既存建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 既存の鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準における第2次診断法は、梁の変形能力などは考慮せずに、柱や壁の強さと変形能力などをもとに耐震性能を判定する診断手法である。
- 耐震スリットとは、耐震設計で考慮されていなかった既存の鉄筋コンクリート壁が、柱や架構に悪影響を及ぼし耐震性能を低下させることを防止するために設ける構造目地である。
- 耐震壁の開口部をふさいだり壁厚を増したりすることは、既存の鉄筋コンクリート造建築物の保有水平耐力を増して強度的に地震外力に抵抗させる補強に適している。
- 既存の鉄筋コンクリート柱における炭素繊維巻き付け補強は、柱の曲げ耐力の向上を目的とした補強方法である。
- 既存の木造住宅の耐震診断法における一般診断法は、「壁や柱の耐力」に「耐力要素の配置等による低減係数」と「劣化度による低減係数」を乗じて、当該住宅が保有する耐力を算定する手法である。
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正解:4
選択肢1:適当: 第2次診断法は柱・壁中心。
選択肢2:適当: 耐震スリットの目的妥当。
選択肢3:適当: 壁増厚は保有水平耐力向上。
選択肢4:不適当(正解): 炭素繊維巻きは曲げよりせん断・拘束改善が主目的。
選択肢5:適当: 一般診断法の評価式妥当。
問20 建築材料として使用される木材及び木質材料に関する次の記述のうち、最も不適当なもの
建築材料として使用される木材及び木質材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 木材の真比重は、樹種によらずほぼ一定であり、樹種によって比重が異なるのは木材中の空隙率の違いによるものである。
- スギやヒノキなどの針葉樹は軟木と言われ、一般に、加工がしやすく構造材にも適している。
- 木杭は、通常の場合、腐朽を避けるために、常水面下に設置する。
- 構造用集成材は、繊維方向、積層方向等によって強度性能上の異方性を示す。
- インシュレーションボードは、木材の小片(チップ)に接着剤を加えて、熱圧・成形したボードである。
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正解:5
選択肢1:適当: 真比重はほぼ一定で空隙率で差。
選択肢2:適当: 針葉樹は加工性良好。
選択肢3:適当: 木杭は常水面下設置で腐朽防止。
選択肢4:適当: 集成材は異方性を示す。
選択肢5:不適当(正解): インシュレーションボードは木繊維湿式成形。記述はPB。
問21 コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリートの設計基準強度は、品質基準強度よりも大きい。
- コンクリートの調合強度は、調合管理強度よりも大きい。
- コンクリートの圧縮強度は、曲げ強度よりも大きい。
- 単位水量が少ないコンクリートほど、乾燥収縮は小さくなる。
- 気乾単位容積質量が大きいコンクリートほど、ヤング係数は大きくなる。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解): 設計基準強度Fcは品質基準Fqより小さい。
選択肢2:適当: 調合強度≧調合管理強度。
選択肢3:適当: 圧縮強度>曲げ強度。
選択肢4:適当: 水量が少ないほど乾燥収縮小。
選択肢5:適当: 密度が大きいほどヤング係数大。
問22 コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ポルトランドセメントは、水和反応後、時間が経過して乾燥するにしたがって強度が増大する気硬性材料である。
- ポルトランドセメントには、凝結時間を調整するためにせっこうが混合されている。
- 膨張材を使用することにより、硬化後のコンクリートの乾燥収縮によるひび割れを低減することができる。
- 高炉スラグ微粉末を使用することにより、硬化後のコンクリートの水密性や化学抵抗性を向上させることができる。
- 流動化剤を使用することにより、硬化後のコンクリートの強度や耐久性に影響を及ぼさずに、打込み時のフレッシュコンクリートの流動性を増大させることができる。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解): ポルトランドセメントは水硬性であり乾燥で強度増ではない。
選択肢2:適当: 凝結調整に石こうを添加。
選択肢3:適当: 膨張材で乾燥収縮ひび割れ低減。
選択肢4:適当: 高炉スラグで耐久性向上。
選択肢5:適当: 流動化剤で流動性向上。
問23 鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 常温において、SN400材とSS400材のヤング係数は、同じである。
- 鋼材を焼入れすると、硬さ・耐摩耗性が減少するが、粘り強くなる。
- 鋼材の比重は、アルミニウム材の比重の約3倍である。
- 建築構造用耐火鋼(FR鋼)は、一般の鋼材よりも高温時の強度を向上させ、600℃における降伏点が常温規格値の2/3以上あることを保証した鋼材である。
- 鋼材は通常、伸びと絞りを伴って破断(延性破壊)するが、低温状態や鋼材に切欠きがある場合に衝撃力がかかると脆ぜい性破壊しやすくなる。
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正解:2
選択肢1:適当: SN400とSS400はヤング係数同等。
選択肢2:不適当(正解): 焼入れで硬さ・耐摩耗性は増大し、靱性は低下。
選択肢3:適当: 比重はアルミの約3倍。
選択肢4:適当: FR鋼は600℃で2/3以上の強度保持。
選択肢5:適当: 低温や切欠きで脆性破壊しやすい。
問24 建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- セラミックタイルのⅠ類は、Ⅱ類、Ⅲ類に比べて、吸水率が低い。
- 合成樹脂調合ペイントは、コンクリート面やモルタル面の塗装には不適である。
- 大谷石は凝灰岩の一種で、軟らかく加工が容易で耐火性に優れる。
- 複層ガラスは、複数枚の板ガラスを一定の間隔を保ち、中空層に乾燥空気を封入したもので、断熱性が高く、結露防止に有効である。
- 針葉樹の基準強度について、年輪の幅などの条件を一定にして比較すると、一般に、スギはベイマツよりも高い。
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正解:5
選択肢1:適当: Ⅰ類タイルは吸水率が低く、Ⅱ・Ⅲ類よりも緻密である。
選択肢2:適当: 合成樹脂調合ペイントは下地条件を選べば、コンクリートやモルタル面にも使用可能。
選択肢3:適当: 大谷石は凝灰岩の一種で、加工性が高く耐火性にも優れる。
選択肢4:適当: 複層ガラスは断熱性・結露防止効果に優れる。
選択肢5:不適当(正解): スギの基準強度はベイマツより低い。 →「スギ>ベイマツ」は誤り。一般にベイマツの方が高強度。
問25 建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 木毛セメント板は、ひも状の木片とセメントを用いて加圧成形した板材で、保温性、耐火性、遮音性に優れ、壁や天井などの下地材として使用される。
- せっこうボードは、防火、耐火、遮音の性能に優れ、壁内装下地材や浴室の天井などに使用される。
- チタンは、耐食性や意匠性に優れ、屋根や内外壁に使用される。
- ガルバリウム鋼板は、耐食性に優れ、防音材、断熱材を裏打ちしたものが、屋根や外壁材に使用される。
- スレート波板は、セメント、補強繊維、混和材に水を混合して成形したもので、屋根や外壁材に使用される。
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正解:2
選択肢1:適当: 木毛セメント板は下地材として有効。
選択肢2:不適当(正解): 通常のせっこうボードは浴室天井に不適。耐湿タイプを要する。
選択肢3:適当: チタンは屋根・外壁に用いられる。
選択肢4:適当: ガルバ鋼板は断熱・防音仕様あり。
選択肢5:適当: スレート波板の説明正しい。

