二級建築士 令和3年 構造

二級建築士 R3 構造 過去問・解説


問2 図のような等分布荷重を受ける単純梁に断面120mm×150mmの部材を用いた場合

図のような等分布荷重を受ける単純梁に断面120mm×150mmの部材を用いた場合、A点の最大曲げ応力度が1N/mm2となるときの梁の長さlの値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、部材の断面は一様とし、自重は無視するものとする。

  1. 300mm
  2. 600mm
  3. 900mm
  4. 1,200mm
  5. 1,500mm
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正解:2

選択肢1:不適当:l=300mm では必要応力度に達しない。

選択肢2:適当(正解):断面120×150 の断面係数を用いると σmax=1N/mm² を満たす長さ。

選択肢3:不適当:l=900mm は過大となり σmax>1 となる。

選択肢4:不適当:l=1,200mm でも過大。

選択肢5:不適当:l=1,500mm はさらに過大。

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問3 図のような荷重を受ける単純梁において、A点の曲げモーメントMAの大きさと、A―B

図のような荷重を受ける単純梁において、A点の曲げモーメントMAの大きさと、A―B間のせん断力QABの絶対値との組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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正解:2

選択肢1:不適当:A点の曲げモーメントの向き・大きさが一致しない。

選択肢2:適当(正解):A点のMAと区間ABのせん断力|QAB|の組合せが釣合い・符号規約に整合。

選択肢3:不適当:Qの絶対値評価が支点反力から導く値と不一致。

選択肢4:不適当:MA が過大評価。

選択肢5:不適当:MA の符号が逆。

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問4 図のような、荷重条件が異なる静定トラスA、B、Cにおいて、軸方向力が生じない部材

図のような、荷重条件が異なる静定トラスA、B、Cにおいて、軸方向力が生じない部材の本数の組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、荷重条件以外の条件は、同一であるものとする。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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正解:4

選択肢1:不適当:荷重条件Aでは零力部材がこの本数にはならない。

選択肢2:不適当:Bも節点条件から外れる。

選択肢3:不適当:Cも不整合。

選択肢4:適当(正解):各荷重状態での零力部材本数の組がこれに一致。

選択肢5:不適当:一部の節点つり合いに反する。

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問5 図1は鉛直方向に外力を受ける静定ラーメンであり、その曲げモーメント図は図2のよう

図1は鉛直方向に外力を受ける静定ラーメンであり、その曲げモーメント図は図2のように表せる。図1の静定ラーメンに水平方向の外力が加わった図3の静定ラーメンの曲げモーメント図として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、曲げモーメント図は、材の引張側に描くものとする。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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正解:5

選択肢1:不適当:水平力による逆向き曲げが表れない。

選択肢2:不適当:柱脚の符号が逆。

選択肢3:不適当:スパン中央の曲げ分布が不連続。

選択肢4:不適当:端部の固定モーメントが過小。

選択肢5:適当(正解):鉛直+水平外力の合成として合理的なM図。

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問6 長柱の弾性座屈荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

長柱の弾性座屈荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 弾性座屈荷重は、柱の断面二次モーメントに比例する。
  2. 弾性座屈荷重は、材料のヤング係数に反比例する。
  3. 弾性座屈荷重は、柱の座屈長さの2乗に反比例する。
  4. 弾性座屈荷重は、柱の両端の支持条件が水平移動拘束で「両端ピンの場合」より水平移動拘束で「両端固定の場合」のほうが大きい。
  5. 弾性座屈荷重は、柱の両端の支持条件が水平移動自由で「両端固定の場合」と水平移動拘束で「両端ピンの場合」とでは、同じ値となる。
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正解:2

選択肢1:適当:Pcr ∝ I(断面二次モーメント)。

選択肢2:不適当(正解):Pcr はヤング係数Eに“比例”する(反比例ではない)。

選択肢3:適当:Pcr ∝ 1/ℓk²。

選択肢4:適当:端部が固定のほうが座屈荷重は大。

選択肢5:適当:移動自由の固定端と移動拘束のピン端は等価長さが同じ。

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問7 荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 同一の室において、積載荷重の大小関係は、一般に、「地震力の計算用」>「大梁及び柱の構造計算用」>「床の構造計算用」である。
  2. 積雪荷重の計算に用いる積雪の単位荷重は、多雪区域以外の区域においては、積雪量1cmごとに20N/m2以上とする。
  3. 風圧力の計算に用いる平均風速の高さ方向の分布を表す係数Erは、同じ地上高さの場合、一般に、地表面粗度区分がⅢよりⅡのほうが大きくなる。
  4. 地震力の計算に用いる建築物の設計用一次固有周期(単位s)は、鉄筋コンクリート造の場合、建築物の高さ(単位m)に0.02を乗じて算出する。
  5. 擁壁に作用する土圧のうち、主働土圧は、擁壁が地盤から離れる方向に変位するときに、最終的に一定値に落ち着いた状態で発揮される土圧である。
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正解:1

選択肢1:不適当(正解):積載荷重の大小関係の並べ方が誤り。

選択肢2:適当:多雪区域以外は 20N/㎡/cm 以上。

選択肢3:適当:粗度Ⅱのほうが同高さでErは大きい。

選択肢4:適当:RC の設計用一次固有周期は H×0.02(概略)。

選択肢5:適当:主働土圧の定義は記載のとおり。

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問9 地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 沖積層は、一般に、洪積層に比べて、支持力不足や地盤沈下が生じやすい。
  2. 地下外壁に地下水が接する場合、地下水位が高いほど、地下外壁に作用する圧力は大きくなる。
  3. 地盤の支持力は、一般に、基礎底面の位置(根入れ深さ)が深いほど大きくなる。
  4. 基礎梁の剛性を大きくすることは、一般に、不同沈下の影響を減少させるために有効である。
  5. 堅い粘土質地盤は、一般に、密実な砂質地盤に比べて許容応力度が大きい。
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正解:5

選択肢1:適当:沖積層は一般に弱い。

選択肢2:適当:地下水位が高いほど外壁への水圧増。

選択肢3:適当:根入れが深いほど支持力は増す傾向。

選択肢4:適当:基礎梁剛性を高めると不同沈下影響を緩和。

選択肢5:不適当(正解):堅い粘土より密実砂のほうが許容応力度が大きいのが一般的。

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問10 木造建築物の部材の名称とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちど

木造建築物の部材の名称とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. 野縁ー天井と壁の接する部分に取付ける見切り部材
  2. 胴縁ー壁においてボードなどを取付けるための下地材
  3. 胴差ー軸組において2階以上の床の位置で床梁を受け、通し柱を相互につないでいる横架材
  4. 軒桁ー軒の部分において小屋梁に直角に取り合う横架材
  5. 側桁ー階段の段板を両側で支える部材
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正解:1

選択肢1:不適当(正解):野縁は天井面の下地材で、見切り部材ではない。

選択肢2:適当:胴縁は壁の下地。

選択肢3:適当:胴差は床梁を受け通し柱を繋ぐ横架材。

選択肢4:適当:軒桁は小屋梁に直角に取り合う横架材。

選択肢5:適当:側桁は段板を両側で支持。

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問11 木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 構造耐力上主要な部分において、木口面にねじ込まれた木ねじを、引抜き方向に抵抗させることは避けた。
  2. ラグスクリューを木口面に打ち込んだ場合の許容せん断耐力は、側面に打ち込んだ場合の値の2/3とした。
  3. せん断力を受けるボルト接合において、座金が木材にめり込まない程度にボルトを締付けた。
  4. ドリフトピン接合部において、終局せん断耐力を降伏せん断耐力と同じ値とした。
  5. メタルプレートコネクターを用いて木材同士を接合する場合の木材は、気乾状態のものとした。
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正解:3

選択肢1:適当:木口方向へのねじ引抜き抵抗は避ける。

選択肢2:適当:ラグスクリューの木口打ちは側面の約2/3。

選択肢3:不適当(正解):ボルト接合は“座金がめり込まない程度”では摩擦不足。所定の締付け管理が必要。

選択肢4:適当:ドリフトピンの終局せん断=降伏せん断(設計規定)。

選択肢5:適当:MPCは気乾材を用いる。

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問12 図に示す木造建築物に用いる接合金物とその用途との組合せとして、最も不適当なものは

図に示す木造建築物に用いる接合金物とその用途との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、図の寸法は一例である。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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正解:4

選択肢1:適当:この金物―用途の対応は適切。

選択肢2:適当:この金物―用途の対応は適切。

選択肢3:適当:この金物―用途の対応は適切。

選択肢4:不適当(正解):提示の金物と用途の組合せが不一致。

選択肢5:適当:この金物―用途の対応は適切。

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問13 図のような平面を有する壁式鉄筋コンクリート造平家建ての建築物の壁量計算において、

図のような平面を有する壁式鉄筋コンクリート造平家建ての建築物の壁量計算において、X方向の値として、最も近いものは、次のうちどれか。ただし、階高は3m、壁厚は12cmとする。

  1. 17.5cm/m2
  2. 18.0cm/m2
  3. 18.5cm/m2
  4. 19.0cm/m2
  5. 19.5cm/m2
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正解:1

選択肢1:適当(正解):X方向の必要壁量に最も近いのは 17.5cm/㎡。

選択肢2:不適当:18.0 は過大。

選択肢3:不適当:18.5 は過大。

選択肢4:不適当:19.0 は過大。

選択肢5:不適当:19.5 は過大。

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問14 鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 部材の曲げ破壊は、脆性的な破壊であり、建築物の崩壊につながるおそれがあるので、せん断破壊よりも先行しないように設計する。
  2. 柱は、一般に、負担している軸方向圧縮力が大きくなると、変形能力は小さくなる。
  3. 壁板における開口部周囲及び壁端部の補強筋は、一般に、D13以上の異形鉄筋を用いる。
  4. 梁せいは、建築物に変形又は振動による使用上の支障が起こらないことを計算によって確かめた場合を除き、梁の有効長さの1/10を超える値とする。
  5. 柱梁接合部における帯筋比は、一般に、0.2%以上とする。
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正解:1

選択肢1:不適当(正解):脆性的なのは“せん断破壊”。曲げ破壊を先行させず、曲げ優先(曲げ降伏→せん断余裕)で設計する。

選択肢2:適当:柱の軸力増加は変形能力を低下させる。

選択肢3:適当:開口周り・端部補強は D13 以上が一般的。

選択肢4:適当:使用性検討がない場合、梁せいは有効長/10 を超える設定が必要。

選択肢5:適当:接合部の帯筋比は概ね0.2%以上。

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問15 鉄筋コンクリート構造における配筋等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれ

鉄筋コンクリート構造における配筋等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 耐震壁の開口に近接する柱(開口端から柱端までの距離が300mm未満)のせん断補強筋比は、一般に、0.4%以上とする。
  2. 柱の帯筋は、「せん断補強」、「内部のコンクリートの拘束」、「主筋の座屈防止」等に有効である。
  3. 周辺固定とみなせる長方形スラブが等分布荷重を受ける場合、一般に、生じる応力から必要となるスラブの配筋量は、両端の上端配筋量のほうが、中央の下端配筋量より多くなる。
  4. フック付き重ね継手の長さは、鉄筋相互の折曲げ開始点間の距離とする。
  5. 柱の主筋をガス圧接する場合、一般に、各主筋の継手位置は、同じ高さに設ける。
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正解:5

選択肢1:適当:耐震壁開口端柱のせん断補強筋比≥0.4%(一般)。

選択肢2:適当:帯筋の機能は記載の通り。

選択肢3:適当:周辺固定スラブでは端部上端筋が多くなる。

選択肢4:適当:フック付き重ね継手長さの定義は記述のとおり。

選択肢5:不適当(正解):主筋のガス圧接継手は“同一高さに集中”させない(ズラして配置)。

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問16 鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 露出形式の柱脚において、柱のベースプレートの厚さは、一般に、アンカーボルトの径の1.3倍以上とする。
  2. 柱及び梁材の断面において、構造耐力上支障のある局部座屈を生じさせないための幅厚比は、炭素鋼の基準強度(F値)により異なる。
  3. 「建築構造用圧延鋼材SN400」は、溶接接合を用いる建築物の場合、一般に、A種を用いる。
  4. 母屋などに用いる水平材において、長期に作用する荷重に対するたわみは、通常の場合、仕上げ材に支障を与えない範囲で、スパンの1/300を超えることができる。
  5. トラスにおいて、ウェブ材の構面内座屈は、材端支持状態が特に剛である場合を除き、節点間距離をもって座屈長さとする。
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正解:3

選択肢1:適当:露出柱脚のベース厚は t ≥ 1.3φ 程度が目安。

選択肢2:適当:幅厚比限界はF値で異なる。

選択肢3:不適当(正解):溶接用 SN 材は一般に“B種”を用いる。

選択肢4:適当:長期たわみは通常 L/300 以下が目安。

選択肢5:適当:ウェブの座屈長さは節点間距離をとる。

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問17 鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 高力ボルト摩擦接合において、両面とも母材と同等の摩擦面としての処理を行ったフィラープレートは、接合する母材の鋼種に関わらず、母材と同強度の鋼材とする。
  2. 高力ボルト摩擦接合において、2面摩擦とする場合の許容耐力は、長期、短期ともに1面摩擦とする場合の2倍の数値とすることができる。
  3. 曲げモーメントを伝える接合部のボルト、高力ボルト及び溶接継目の応力は、回転中心からの距離に比例するものとみなして算定する。
  4. 溶接接合において、隅肉溶接のサイズは、一般に、薄いほうの母材の厚さ以下とする。
  5. 応力を伝達する隅肉溶接の有効長さは、一般に、隅肉サイズの10倍以上で、かつ、40mm以上とする。
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正解:1

選択肢1:不適当(正解):フィラープレートは“摩擦面の処理”が要点であり、常に母材同強度の鋼材とする必然はない。

選択肢2:適当:2面摩擦の許容耐力は1面の2倍にできる。

選択肢3:適当:曲げ伝達接合の応力は距離比例で算定。

選択肢4:適当:隅肉のサイズは薄い側板厚以下。

選択肢5:適当:有効長は10t以上かつ40mm以上。

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問18 建築物の構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築物の構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 建築物の各階における重心と剛心との距離ができるだけ大きくなるように、耐力壁を配置した。
  2. 多雪区域以外の区域における規模が比較的大きい緩勾配の鉄骨造屋根について、積雪後の降雨の影響を考慮するために、「屋根の勾配」及び「屋根の最上端から最下端までの水平投影長さ」に応じて積雪荷重を割り増した。
  3. 木造軸組工法の建築物について、構造耐力上主要な柱の所要断面積の1/4を欠込みしたので、欠込みした部分を補強した。
  4. ピロティ階の必要保有水平耐力について、「剛性率による割増し係数」と「ピロティ階の強度割増し係数」のうち、大きいほうの値を用いて算出した。
  5. 建築物の基礎の構造は、地盤の長期許容応力度が20kN/m2未満であったので、基礎杭を用いた構造を採用した。
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正解:1

選択肢1:不適当(正解):重心と剛心は“できるだけ近接”させ、ねじれを抑える。

選択肢2:適当:雨荷重の割増しは勾配・投影長さで考慮。

選択肢3:適当:柱断面の1/4欠込みは補強が必要。

選択肢4:適当:ピロティの保有水平耐力は厳しい方の係数で評価。

選択肢5:適当:長期許容応力度が小さいため杭基礎採用は妥当。

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問19 建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 建築物の各階の剛性率は、「各階の層間変形角の逆数」を「全ての階の層間変形角の逆数の相加平均の値」で除した値である。
  2. 中程度の(稀に発生する)地震動に対して、建築物の構造耐力上主要な部分に損傷が生じないことは、耐震設計の要求性能の一つである。
  3. 耐震設計における二次設計は、建築物が弾性限を超えても、最大耐力以下であることや塑性変形可能な範囲にあることを確かめるために行う。
  4. 鉄骨造の建築物において、保有耐力接合の検討は、柱及び梁部材の局部座屈を防止するために行う。
  5. 杭基礎において、基礎の根入れの深さが2m以上の場合、基礎スラブ底面における地震による水平力を低減することができる。
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正解:4

選択肢1:適当:剛性率の定義は層間変形角の逆数ベース。

選択肢2:適当:中地震で損傷しないことは要求性能の一つ。

選択肢3:適当:二次設計は弾塑性域での安全性確認。

選択肢4:不適当(正解):保有耐力接合は“局部座屈防止”のためではなく、部材の塑性耐力を確実に伝達するための接合性能を確認するもの。

選択肢5:適当:根入れ深い基礎は地震水平力を低減し得る。

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問20 建築材料として使用される木材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築材料として使用される木材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 木材の強度は、一般に、含水率の増加に伴い低下し、繊維飽和点を超えるとほぼ一定となる。
  2. 木材の乾燥収縮率は、繊維方向より年輪の接線方向のほうが大きい。
  3. 木材の腐朽菌は、酸素、温度、水分又は栄養源のうち、いずれか一つの条件を満たすと繁殖する。
  4. 心材は、一般に、辺材に比べてシロアリなどの食害を受けにくい。
  5. 木材の強度は、曲げヤング係数の値が大きくなると高くなる。
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正解:3

選択肢1:適当:含水率増で強度低下、繊維飽和点超でほぼ一定。

選択肢2:適当:収縮は繊維<半径<接線方向。

選択肢3:不適当(正解):腐朽菌は酸素・水分・温度・栄養“すべて”の条件が揃って繁殖(いずれか一つでは不可)。

選択肢4:適当:心材は一般に辺材より虫害に強い。

選択肢5:適当:曲げEが高いほど強度も概ね高い相関。

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問21 コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリート養生期間中の温度が高いほど、一般に、初期材齢の強度発現は促進されるが、長期材齢の強度増進は小さくなる。
  2. コンクリートの乾燥収縮は、一般に、乾燥開始材齢が遅いほど小さくなる。
  3. 高炉セメントB種を用いたコンクリートは、圧縮強度が同程度の普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートに比べて、湿潤養生期間を短くすることができる。
  4. アルカリ骨材反応によるコンクリートのひび割れは、骨材中の成分がセメントペースト中に含まれるアルカリ分と反応し、骨材が膨張することによって生じる。
  5. コンクリートの線膨張係数は、常温時において、鉄筋の線膨張係数とほぼ等しい。
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正解:3

選択肢1:適当:高温養生は初期強度↑・長期増進↓。

選択肢2:適当:乾燥開始が遅いほど乾燥収縮は小。

選択肢3:不適当(正解):高炉B種はむしろ長期強度型で湿潤養生“長め”が望ましい。

選択肢4:適当:ASRは骨材とアルカリの反応膨張。

選択肢5:適当:線膨張係数は鉄筋とほぼ等しい。

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問22 コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリートの水素イオン濃度(pH)は、12~13程度のアルカリ性を示すので、鉄筋の腐食を抑制する効果がある。
  2. フライアッシュを使用すると、コンクリートのワーカビリティーは良好になるが、一般に、中性化速度は速くなる。
  3. プラスティック収縮ひび割れは、コンクリートが固まる前に、コンクリートの表面が急激に乾燥することによって生じるひび割れである。
  4. コンクリートのスランプは、空気量が増えると大きくなる。
  5. AE剤の使用により、コンクリート中に微細な独立した空気泡が連行され、耐凍害性を低下させる。
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正解:5

選択肢1:適当:pH 12~13で不動態化しやすい。

選択肢2:適当:フライアッシュでワーカビリティは向上、一般に中性化は速い傾向。

選択肢3:適当:プラ収縮ひび割れの説明は正しい。

選択肢4:適当:空気量増加でスランプは大きくなる傾向。

選択肢5:不適当(正解):AE剤は微細気泡を連行し“耐凍害性を向上”させる。

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問23 鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 鋼材は、炭素含有量が多くなっても、ヤング係数はほぼ同じ値となる。
  2. 鋼材の熱伝導率は、ステンレス鋼よりも大きい。
  3. 鋼材の降伏比(=降伏応力/引張強さ)は、小さいほうが降伏後の余力が大きい。
  4. 鋼材の降伏点は、温度が300~400℃程度で最大となり、それ以上の温度になると急激に低下する。
  5. 異形棒鋼SD345の降伏点の下限値は、345N/mm2である。
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正解:4

選択肢1:適当:炭素量にかかわらずヤング係数はほぼ一定。

選択肢2:適当:鋼の熱伝導率はステンレスより大。

選択肢3:適当:降伏比が小さいほど塑性余力が大。

選択肢4:不適当(正解):鋼の降伏点は300~400℃で最大とはいえず、温度上昇でむしろ低下していく。

選択肢5:適当:SD345 の降伏点下限は 345N/mm²。

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問24 ガラスに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ガラスに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. フロート板ガラスは、平面精度が高く、透明性と採光性に優れている。
  2. 型板ガラスは、板ガラスの片面に、砂や金属ブラシなどでつや消し加工をしたもので、光を通し、視線を遮る機能がある。
  3. Low‒E複層ガラスは、板ガラス1枚の片方の中空層側表面に金属膜をコーティングしたガラスで、日射制御機能と高い断熱性がある。
  4. プリズムガラスは、入射光線の方向を変える異形ガラス製品で、主に地下室の採光に用いられる。
  5. 強化ガラスは、フロート板ガラスの3~5倍の衝撃強さを有し、割れても破片が砂粒状になる
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正解:2

選択肢1:適当:フロートは平滑で透明性・採光性に優れる。

選択肢2:不適当(正解):記述は“すりガラス(くもり)”の説明で、型板ガラスは型ロールで凹凸模様をつけた拡散ガラス。

選択肢3:適当:Low-E 複層は金属膜で日射制御・断熱性。

選択肢4:適当:プリズムガラスは入射光方向を変える。

選択肢5:適当:強化ガラスは3~5倍の強度で破片は粒状。

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問25 建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 外壁等に使用する薄付け仕上塗材(リシン等)は、塗厚を1~3mm程度の単層で仕上げるものであり、透湿性が高い。
  2. 複層仕上塗材(吹付タイル等)は、下塗材・主材・上塗材の3層からなる塗厚3~5mm程度のものであり、防水性に優れている。
  3. 押出成形セメント板は、中空のパネルであり、断熱性や遮音性に優れている。
  4. 顔料系ステインは、染料系ステインよりも耐光性に優れている。
  5. ALCパネルは、気泡コンクリートを用いた軽量なものであり、防水性に優れている。
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正解:5

選択肢1:適当:薄付け仕上塗材は1~3mm単層で透湿性が高い。

選択肢2:適当:複層仕上塗材は3層構成で防水性に優れる。

選択肢3:適当:押出成形セメント板は中空で断熱・遮音性。

選択肢4:適当:顔料系ステインは染料系より耐光性が高い。

選択肢5:不適当(正解):ALC は軽量・断熱・耐火に優れるが、単体で“防水性に優れる”とはいえず防水仕上げを要する。

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