二級建築士 R6 構造 過去問・解説
問1 図のような形状の断面A~断面Dの断面二次モーメントに関する次の記述のうち、最も不
図のような形状の断面A~断面Dの断面二次モーメントに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、X軸及びY軸まわりの断面二次モーメントをそれぞれIX、IYとする。

- 断面AのIYは、断面AのIXの0.5倍よりも小さい。
- 断面BのIXは、断面AのIXと等しい。
- 断面CのIXは、断面AのIXと等しい。
- 断面CのIYは、断面AのIXと等しくない。
- 断面DのIXは、断面AのIXの8倍と等しい。
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正解:5
選択肢1:適当:断面AはY方向に細く、IYはIXよりかなり小さくなる。
選択肢2:適当:断面BはAをY軸対称にした形で、IXは同じ。
選択肢3:適当:断面CはAをX軸対称にした形で、IXはAと等しい。
選択肢4:適当:断面CのIYは、AのIXとは値が一致しない。
選択肢5:不適当(正解):断面DのIXがAの8倍になる条件を満たさず、倍率が誤っている。
問2 図のような等分布荷重を受ける幅300mmの矩形断面の単純梁において、A点の最大曲
図のような等分布荷重を受ける幅300mmの矩形断面の単純梁において、A点の最大曲げ応力度が10N/mm2となるときの梁のせいの値として、最も近いものは、次のうちどれか。ただし、部材の断面は一様とし、自重は無視するものとする。

- 210mm
- 300mm
- 420mm
- 600mm
- 840mm
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正解:2
選択肢1:不適当:210mmでは断面係数が小さく、応力度が10N/mm²を超える。
選択肢2:適当(正解):せい約300mmとすると断面係数が大きくなり、最大曲げ応力度が10N/mm²程度になる。
選択肢3:不適当:420mmだと断面が過大で、応力度は10N/mm²よりかなり小さくなる。
選択肢4:不適当:600mmも同様に過大。
選択肢5:不適当:840mmは実用的でないほど大きい。
問3 図-1のような荷重を受ける単純梁において、曲げモーメント図が図-2となる場合、C
図-1のような荷重を受ける単純梁において、曲げモーメント図が図-2となる場合、C―D間のせん断力の大きさとして、正しいものは、次のうちどれか。

- 0kN
- 5kN
- 30kN
- 45kN
- 90kN
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正解:2
選択肢1:不適当:C–D間の曲げモーメントが傾き0にはなっておらず、せん断力は0ではない。
選択肢2:適当(正解):曲げモーメント図の傾きから、C–D間のせん断力は5kNとなる。
選択肢3:不適当:30kNではモーメント図の勾配と合わない。
選択肢4:不適当:45kNも同様。
選択肢5:不適当:90kNは明らかに過大。
問4 図のような外力を受ける静定ラーメンにおいて、D点の曲げモーメントが0となる鉛直荷
図のような外力を受ける静定ラーメンにおいて、D点の曲げモーメントが0となる鉛直荷重Pの値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、鉛直荷重Pの向きは、下向きを「+」、上向きを「-」とする。

- -2kN
- -1kN
- 0kN
- +1kN
- +2kN
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正解:5
選択肢1:不適当:P=-2kNではD点モーメントの符号・大きさが図と一致しない。
選択肢2:不適当:-1kNでもD点が0にはならない。
選択肢3:不適当:0kNでは外力条件が変わり、D点モーメント0にならない。
選択肢4:不適当:+1kNでも残留モーメントが生じる。
選択肢5:適当(正解):+2kNとすると部材内力が釣り合い、D点曲げモーメントが0となる。
問5 図のような外力を受ける静定トラスにおいて、部材A、B、Cに生じる軸方向力の組合せ
図のような外力を受ける静定トラスにおいて、部材A、B、Cに生じる軸方向力の組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、軸方向力は、引張力を「+」、圧縮力を「-」とする。

- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
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正解:3
選択肢1:不適当:部材A・B・Cの軸力符号が解析結果と異なる。
選択肢2:不適当:少なくとも1本の部材について、引張・圧縮の符号が逆。
選択肢3:適当(正解):節点法等で求めたA・B・C部材の軸方向力の組合せと一致する。
選択肢4:不適当:3部材すべての力の組合せが不整合。
選択肢5:不適当:大きさ、符号ともに一致しない。
問6 図のような材の長さ、材端又は材の中央の支持条件が異なる柱A、B、Cの弾性座屈荷重
図のような材の長さ、材端又は材の中央の支持条件が異なる柱A、B、Cの弾性座屈荷重をそれぞれPA、PB、PCとしたとき、それらの大小関係として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、全ての柱の材質及び断面形状は同じものとする。

- PA>PB>PC
- PA=PC>PB
- PB>PA=PC
- PC>PA=PB
- PC>PB>PA
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正解:5
選択肢1:不適当:PA>PB>PC とすると支持条件による有効長の大小と合わない。
選択肢2:不適当:PA=PC>PB は成り立たない。
選択肢3:不適当:PB>PA=PC も誤り。
選択肢4:不適当:PC>PA=PB も条件と一致しない。
選択肢5:適当(正解):同じ断面・材質なら、有効長が最も短いCが最大、次いでB、最小がAで PC>PB>PA となる。
問7 構造計算における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造計算における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 百貨店における床の単位面積当たりの積載荷重の大小関係は、一般に、「売場」<「売場に連絡する廊下」である。
- 屋根の積雪荷重は、屋根に雪止めがある場合を除き、その勾配が45度を超える場合においては、零とすることができる。
- 風圧力の計算に用いるガスト影響係数Gfは、同じ地上高さの場合、一般に、地表面粗度区分がⅡよりⅢのほうが大きくなる。
- 建築物の屋根版に作用する風圧力と、屋根葺き材に作用する風圧力とは、それぞれ個別に計算する。
- 沖積粘性土の下層面が地盤面下15m以下である地域については、一般に、杭周面の「負の摩擦力」の検討を行う必要がある。
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正解:2
選択肢1:適当:百貨店では売場より売場に連絡する廊下の積載荷重のほうが一般に大きい。
選択肢2:不適当(正解):屋根勾配が45°を超えても、雪止めの有無や地域によっては積雪荷重を0とできない。
選択肢3:適当:同じ高さなら、粗度Ⅲの方が乱れが大きくGfも大きくなる。
選択肢4:適当:屋根版と葺き材は作用範囲が異なるため、風圧力は別々に計算する。
選択肢5:適当:深い沖積粘性土層では沈下により杭に負の摩擦力が生じるため検討が必要。
問8 構造計算における設計用地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造計算における設計用地震力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 振動特性係数Rtの算出のための地盤種別について、建築物の基礎底部の直下の地盤の大部分が、腐植土や泥土等で構成された沖積層で、その深さがおおむね30m以上である場合、第三種地盤とする。
- 建築物の設計用一次固有周期(単位s)は、鉄骨造の場合、一般に、建築物の高さ(単位m)に0.03を乗じて算出する。
- 振動特性係数Rtは、同一の地盤種別の場合、一般に、建築物の設計用一次固有周期が長くなるほど大きくなる。
- 許容応力度等計算において、地盤が著しく軟弱な区域として指定された区域内における木造の建築物の標準せん断力係数Coは、原則として、0.3以上とする。
- 建築物の地上部分の各階における地震層せん断力係数Ciは、一般に、上階になるほど大きくなる。
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正解:3
選択肢1:適当:深さ30m以上の沖積軟弱層は第三種地盤とする。
選択肢2:適当:鉄骨造の一次固有周期は高さ×0.03程度で近似できる。
選択肢3:不適当(正解):同じ地盤種別では、固有周期が長くなるほどRtは一般に小さくなる(長周期側で低減)。
選択肢4:適当:著しく軟弱な区域内の木造では、標準せん断力係数Coを0.3以上とする。
選択肢5:適当:地震層せん断力係数Ciは、上階ほど大きくなる形で分布させる。
問9 地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 基礎形式の設定に当たっては、地盤工学的問題を基礎形式で対応する場合、基礎形式は1つに限定せず複数の選択肢を考慮する。
- 基礎梁の剛性を大きくすることは、一般に、不同沈下の影響を減少させるために有効である。
- 液状化とは、振動・衝撃等による間水圧の上昇によって、水で飽和した粘性土が、せん断抵抗を失う現象である。
- PHC杭とは、遠心力成形された中空円筒形をした工場生産の高強度コンクリート杭である。
- 直接基礎の鉛直支持力の算定方法には、原地盤の地盤定数を推定して支持力式を用いる方法、平板載荷試験による方法等がある。
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正解:3
選択肢1:適当:基礎形式は一案に固定せず、複数案を比較検討する。
選択肢2:適当:基礎梁を剛にするとラフト的に働き、不同沈下の影響を緩和できる。
選択肢3:不適当(正解):液状化は水で飽和した「砂質土」で生じる現象であり、粘性土では通常起こりにくい。
選択肢4:適当:PHC杭は遠心成形された高強度PCコンクリートの中空円筒杭。
選択肢5:適当:直接基礎の支持力算定には支持力式や平板載荷試験などを用いる。
問10 木造建築物の用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
木造建築物の用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
- 散りじゃくりー塗壁と周囲の木部との接触部分において、塗壁の乾燥・収縮により、隙間ができるのを防ぐ目的で設ける溝
- 方づえー鉛直構面の柱と横架材の交点の入隅部分において、柱と横架材を斜めに結んで隅を固める部材
- 召合せー同一平面内にある「引分け戸や両開き戸の出会う部分」や「引違い戸の重なり合う部分」
- 胴縁ー天井材を止め付けるための下地部材
- 登り淀ー切妻屋根のけらば部分において、屋根勾配に沿って軒先から棟まで傾斜している部材
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正解:4
選択肢1:適当:散りじゃくりは塗壁と木部の取合いに設ける溝。
選択肢2:適当:方づえは柱と横架材を斜めに結んで隅を固める部材。
選択肢3:適当:召合せは引分け戸・両開き戸・引違い戸の重なる部分をいう。
選択肢4:不適当(正解):胴縁は通常、壁仕上げ材を留める下地材であり、「天井材用下地」とする説明は誤り。
選択肢5:適当:登り淀は切妻のけらばに沿って軒から棟に向かう部材。
問11 木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 木材の比重は、一般に、接合部の接合耐力に影響を与える。
- 追掛け大栓継ぎは、断面が大きい梁・桁などの横架材を、材軸方向に継ぐ場合に用いられる。
- 接合部の木材の含水状態が、使用環境条件下において、接合具に錆を生じさせるおそれのある場合には、耐用年数に応じた防錆処理を施す。
- ボルト接合においては、一般に、接合部が降伏する前に、木材に割裂、せん断、引張り等による脆性的な破壊が生じないようにする。
- 木ねじ接合部は、ねじ部の存在により、一般に、釘接合部に比べて変形性能が大きい。
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正解:5
選択肢1:適当:比重が大きい木材ほど、同じ接合具でも耐力が高くなる。
選択肢2:適当:追掛け大栓継ぎは大断面梁・桁の軸方向継手に用いられる。
選択肢3:適当:含水や腐食環境に応じて防錆処理を行うのは妥当。
選択肢4:適当:ボルト接合では脆性破壊を避け、接合部の降伏を先行させるよう計画する。
選択肢5:不適当(正解):木ねじ接合は釘より剛性が高く変形性能は一般に小さく、「釘より変形性能が大きい」は誤り。
問12 枠組壁工法による2階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
枠組壁工法による2階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 耐力壁線に設ける開口部の幅は4m以下とし、かつ、その開口部の幅の合計はその耐力壁線の長さの3/4以下とする。
- 耐力壁線相互の距離は、12m以下とする。
- 外壁の耐力壁線相互の交差部の一方には、一般に、長さ90cm以上の耐力壁を設ける。
- 耐力壁の壁材としてせっこうボードを張り付けるための釘には、一般に、CN50を使用する。
- 耐力壁の隅角部を構成する隅柱は、一般に、3本以上のたて枠で構成する。
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正解:4
選択肢1:適当:耐力壁線上の開口幅の制限は「1開口4m以下」「合計が壁線長の3/4以下」。
選択肢2:適当:耐力壁線相互の距離12m以下は基準に合致。
選択肢3:適当:外壁隅部には90cm以上の耐力壁を配置する。
選択肢4:不適当(正解):石こうボード用の釘はせっこうボード釘であり、CN50は構造用合板などに用いる釘で用途が異なる。
選択肢5:適当:隅柱を3本以上のたて枠で構成するのは一般的な納まり。
問13 平家建ての補強コンクリートブロック造の建築物に関する次の記述のうち、最も不適当な
平家建ての補強コンクリートブロック造の建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 軒の高さは、4.0m以下とする。
- 補強ブロック組積体の許容圧縮応力度の大きさは、A種<B種<C種である。
- 壁厚150mmの耐力壁の縦筋は、壁体内で重ね継ぎしてはならない。
- 壁量は、150mm/m2以上とする。
- 両側に開口部のある耐力壁の長さ(実長)は、450mm以上、かつ、耐力壁の有効高さの25%以上とする。
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正解:5
選択肢1:適当:平家建て補強CB造の軒高は4.0m以下。
選択肢2:適当:許容圧縮応力度はA<B<Cの順に大きくなる。
選択肢3:適当:壁厚150mmの耐力壁の縦筋は、原則として壁内での重ね継ぎを禁止する。
選択肢4:適当:必要壁量は150mm/m²以上。
選択肢5:不適当(正解):両側に開口を持つ耐力壁の実長は、一般に有効高さの1/3以上などの条件であり、「450mmかつ25%以上」という条件は不適切。
問14 鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリートの曲げひび割れ幅は、一般に、鉄筋応力が一定であれば、コンクリートのかぶり厚が厚いほど、また、鉄筋径が太いほど大きくなる。
- あばら筋は、一般に、梁の「ひび割れの伸展の防止」や「せん断終局強度及び靱じん性の確保」に有効である。
- 耐震壁の壁板のせん断補強筋比は、直交する各方向に関して、それぞれ0.25%以上とする。
- 柱は、一般に、負担している軸方向圧縮力が大きくなると、靱性が大きくなる。
- 耐震壁周辺のスラブや吹抜け部周囲のスラブなどは、地震時の面内せん断力が伝達可能なスラブ厚とする。
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正解:4
選択肢1:適当:かぶり厚・鉄筋径が大きいほどひび割れ間隔が広がり、ひび割れ幅は大きくなりやすい。
選択肢2:適当:あばら筋はせん断耐力・じん性の確保とひび割れ制御に有効。
選択肢3:適当:耐震壁では直交2方向ともせん断補強筋比0.25%以上が求められる。
選択肢4:不適当(正解):柱は軸力が大きいほど座屈・圧壊しやすく、靱性は低下するのが一般的で「大きくなる」は誤り。
選択肢5:適当:壁周りスラブは地震時の面内せん断を伝えるだけの厚さが必要。
問16 鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 許容圧縮応力度の算定は、細長比によって規定されており、幅厚比にはよらない。
- 曲げを受ける角形鋼管は、横座屈を考慮する必要はない。
- 埋込み形式の柱脚において、埋込み深さは、柱の見付け幅のうち大きいほうの柱幅とすることができる。
- 構造用鋼材の短期許容応力度は、圧縮、引張り、曲げ、せん断の長期許容応力度のそれぞれの数値の1.5倍である。
- 十分な量のスチフナーを設けることで、ウェブの局部座屈を防止することができる。
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正解:3
選択肢1:適当:圧縮材の許容応力度は細長比に依存し、幅厚比による局部座屈は別途規定される。
選択肢2:適当:角形鋼管は閉断面で横座屈を生じにくく、通常は横座屈検討不要。
選択肢3:不適当(正解):埋込み柱脚の埋込み深さを柱幅と同じにするのは浅すぎで、一般には1.5~2倍程度以上が必要。
選択肢4:適当:短期許容応力度は長期の1.5倍とする。
選択肢5:適当:十分なスチフナーによりウェブの局部座屈を防げる。
問17 鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 隅肉溶接の有効長さは、まわし溶接を含めた溶接の全長として算出する。
- 柱梁接合部において、スカラップは、応力集中により部材の破断の原因となることがあるので、スカラップを設けない方法もある。
- 高力ボルト摩擦接合のせん断耐力は、ボルト締付け力と摩擦面の状態によるすべり係数によって決まる。
- 高力ボルト摩擦接合において、摩擦面のすべり係数など表面条件が同じ場合、二面摩擦の許容せん断力は、一面摩擦の許容せん断力の2倍とする。
- 高力ボルトの接合において、ボルト孔の中心間の距離は、公称軸径の2.5倍以上とする。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):隅肉溶接の有効長さは「応力伝達に有効な長さ」であり、まわし溶接の全長そのものとは限らない。
選択肢2:適当:スカラップは応力集中を招くため、無スカラップ工法とすることがある。
選択肢3:適当:高力ボルト摩擦接合のせん断耐力は締付け力とすべり係数に依存。
選択肢4:適当:同じ表面条件なら二面摩擦の許容せん断力は一面の2倍。
選択肢5:適当:ボルト中心間距離は、軸径の2.5倍以上とする。
問18 建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の耐震設計、構造計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 建築物の耐震設計は、稀に生じる(中程度の)地震動に対して損傷による性能の低下を生じないことを確かめる一次設計と、極めて稀に生じる(最大級の)地震動に対して崩壊・倒壊等しないことを確かめる二次設計から構成される。
- 鉄筋コンクリート造の建築物では、一般に、躯体にひび割れが発生するほど固有周期が長くなる。
- 建築物の各階で重心と剛心の位置が一致しているが、剛性率が0.6未満の階がある場合には、地震時にねじれ振動が生じて損傷を受けやすい。
- 鉄骨造の建築物について、極めて稀に発生する地震に対しては、一般に、鋼材が塑性域に入ることを許容しながら、保有耐力を発揮するまで接合部が破断しないことを確認する。
- 木造軸組構法において、床組における床の面内の強度・剛性を高めるには、厚物の構造用合板を張るなどの方法がある。
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正解:3
選択肢1:適当:限界状態設計的に一次・二次設計に分けて性能を確認する。
選択肢2:適当:RC造はひび割れにより剛性が低下し、固有周期が長くなる。
選択肢3:不適当(正解):重心と剛心が一致していればねじれ振動は生じにくく、問題は剛性率0.6未満の「柔層」であり、記述の因果関係が誤り。
選択肢4:適当:鉄骨造では最大級地震時に部材の塑性化を許容しつつ、接合部破断を防ぐ。
選択肢5:適当:木造軸組では床に構造用合板を張るなどで面剛性を高める。
問19 建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の耐震診断、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 既存の鉄筋コンクリート造の建築物の耐震診断における第2次診断法は、主として梁降伏型となる建築物の耐震性能を評価するための手法である。
- 既存の補強コンクリートブロック塀の耐震診断において、横筋や縦筋の状況等を確認し、「壁本体」の一体性だけでなく、「壁本体と控壁との間」や「壁と基礎との間」の一体性についても評価する。
- 既存の木造住宅の耐震補強において、上下階の耐力壁や隅柱の位置を一致させたり、ピロティ部分の補強を行ったりすることは、建築物の一体性を確保するのに有効である。
- 既存建築物の耐震補強において、部材の補強だけでは目標とする耐震性能を確保できない場合には、免震構造の採用や地震荷重を減らす方法等も有効である。
- あと施工アンカーを用いた補強壁の増設工事において、新設するコンクリートの割裂を防止するために、アンカー筋の周辺にスパイラル筋等を設けることが有効である。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):RC造耐震診断の第2次診断法は、柱降伏型も含め一般的RCラーメンを対象とし、「主として梁降伏型のみ」とは言えない。
選択肢2:適当:ブロック塀では壁本体と控え壁・基礎との一体性も評価する。
選択肢3:適当:上下階の耐力壁・隅柱位置を揃え、ピロティ補強を行うのは有効。
選択肢4:適当:部材補強だけで足りない場合、免震化や荷重低減も有効な手段。
選択肢5:適当:あと施工アンカー周りにスパイラル筋を設けると新設コンクリートの割裂防止に有効。
問20 建築材料として使用される木材及び木質材料に関する次の記述のうち、最も不適当なもの
建築材料として使用される木材及び木質材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 含水率が繊維飽和点以上の木材では、膨張・収縮が起こりにくい。
- 木材の腐朽菌は、水分、温度、酸素及び養分の全ての条件がそろったときに繁殖する。
- 雨にさらされる下見板や雨戸に木材を用いる場合において、表側が木裏となるように使用する。
- 大断面の木材の炭化速度は、標準的な火災のもとでは、毎分0.6~0.7mm程度である。
- 耐腐朽性及び耐蟻性が高い木材として、アカマツ、クロマツ、ベイツガ等がある。
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正解:5
選択肢1:適当:繊維飽和点以上では細胞内水の出入りであり、体積変化は小さい。
選択肢2:適当:腐朽菌の発育には水分・温度・酸素・養分の4条件が必要。
選択肢3:適当:外装材は表側を木裏にして反りを抑えるのが一般。
選択肢4:適当:大断面材の炭化速度はおおよそ0.6~0.7mm/分。
選択肢5:不適当(正解):アカマツ・クロマツ・ベイツガは耐腐朽性・耐蟻性が特に高いグループではなく、ヒノキ・ケヤキなどが代表的。
問21 コンクリートに関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうち
コンクリートに関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
- ブリーディングコンクリートーを打ち込んだ直後から、練混ぜ水の一部が分離して、コンクリートの上面に上昇する現象
- エフロレッセンス(白華)ーコンクリート中の炭酸カルシウムなどがコンクリートの表面に析出した、白色の物質
- 中性化ー骨材がセメントペースト中に含まれるアルカリ成分と化学反応を起こし、水分を吸収して膨張することに
- クリープー一定の外力が継続して作用したときに、時間の経過とともにひずみが増大する現象
- プラスティック収縮ひび割れーコンクリートが固まる前に、コンクリートの表面が急激に乾燥することによってひび割れが生じる現象
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正解:3
選択肢1:適当:ブリーディングは練混ぜ水が上昇して上面に水が浮く現象。
選択肢2:適当:エフロレッセンスは表面に白色物質が析出する現象。
選択肢3:不適当(正解):中性化はコンクリート中にCO₂が浸透しアルカリ性が低下する現象であり、骨材が膨張する説明はアルカリ骨材反応。
選択肢4:適当:クリープは一定応力下で時間とともにひずみが増大する。
選択肢5:適当:プラスティック収縮ひび割れは硬化前の急乾燥による。
問22 コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートの材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- フライアッシュを使用することにより、フレッシュコンクリートのワーカビリティーを良好にすることができる。
- コンクリートの水素イオン濃度(pH)は、12~13程度のアルカリ性を示すので、鉄筋の腐食を抑制する効果がある。
- 骨材の粒径は、均一であるより、小さな粒径から大きな粒径までが混ざり合っているほうが望ましい。
- 高炉セメントB種を用いたコンクリートは、圧縮強度が同程度の普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートに比べて、湿潤養生期間を短くすることができる。
- 高性能AE減水剤の使用により、単位水量を低減させるとともに、優れたスランプ保持性能を発揮させることができる。
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正解:4
選択肢1:適当:フライアッシュは流動性を改善しワーカビリティーを良好にする。
選択肢2:適当:pH12~13のアルカリ性が鉄筋の不動態被膜を保護する。
選択肢3:適当:粒径は大小取り混ぜた方が密実な骨材骨格が得られる。
選択肢4:不適当(正解):高炉B種は初期強度発現が遅く、普通ポルトランドより「長い」湿潤養生が望ましい。
選択肢5:適当:高性能AE減水剤で単位水量低減とスランプ保持性向上が図れる。
問23 鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 鋼材は、一般に、炭素含有量が多くなると、溶接性が向上する。
- 軟鋼は、炭素量が約0.15~0.3%の炭素鋼であり、建築用の構造用鋼材として用いられる。
- 常温において、SN400材のヤング係数とSN490材のヤング係数は、同じである。
- 鋼材の引張強さは、一般に、温度が200~300℃程度で最大となり、それ以上の温度になると急激に低下する。
- 鋼材の密度は、コンクリートや木材よりも大きい。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):炭素量が多くなると強度は増すが溶接性はむしろ低下する。
選択肢2:適当:軟鋼(炭素0.15~0.3%程度)は建築用構造鋼として広く用いられる。
選択肢3:適当:SN400とSN490はヤング係数はほぼ同じで、主に降伏点・引張強さが異なる。
選択肢4:適当:鋼材の引張強さは200~300℃付近で一時的に高くなり、それ以上で急低下する。
選択肢5:適当:鋼の密度はコンクリートや木材より大きい。
問24 建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 珪藻土を素材とした左官材料は、一般に、軽量で耐火性及び断熱性に優れている。
- テラゾブロックは、壁や床などの内装材として用いられる。
- 粘板岩(天然スレート)は、容易に層状に割裂できるので、屋根材などに用いられる。
- 花こう岩は、高温でも火害を受けにくいので、耐火被覆材として用いられる。
- 安山岩は、板状で硬いので、外構の床材などに用いられる。
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正解:4
選択肢1:適当:珪藻土左官材は軽量で耐火・断熱性に優れる。
選択肢2:適当:テラゾブロックは床・壁仕上げ材として使用される。
選択肢3:適当:粘板岩(天然スレート)は層状に割れ屋根材に適する。
選択肢4:不適当(正解):花こう岩は高温で爆裂しやすく、耐火被覆材としては適さない。
選択肢5:適当:安山岩は硬く板状で、外構の床材等に用いられる。
問25 建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 酢酸ビニル樹脂系接着剤は、耐水性、耐熱性に優れているので、屋外における使用に適している。
- けい酸カルシウム板は、不燃材料であり、断熱性が高いので、防火構造や耐火構造の天井・壁に使用される。
- シアノアクリレート系接着剤は、被着体表面の微量の水分と接触して瞬間的に硬化するので、迅速な作業が求められる場合に用いられる。
- ステンレスシートは、屋根や庇の防水層に用いられる。
- 押出成形セメント板は、中空のパネルであり、断熱性や遮音性に優れているので、外壁等に使用される。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):酢酸ビニル系接着剤は耐水・耐熱性に乏しく、屋外使用には不向き。
選択肢2:適当:けい酸カルシウム板は不燃で断熱性もあり、防火・耐火構造の天井・壁に用いられる。
選択肢3:適当:シアノアクリレート系は微量水分で瞬間硬化し、急ぎの接着に用いる。
選択肢4:適当:ステンレスシートは金属防水として屋根・庇に用いられる。
選択肢5:適当:押出成形セメント板は中空断面で断熱・遮音性に優れ、外壁などに使われる。

