一級建築士 R6 構造 過去問・解説
問1 図のような断面のX軸に関する断面二次モーメントIと断面係数Zとの組合せとして、正
図のような断面のX軸に関する断面二次モーメントIと断面係数Zとの組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。

- 1
- 2
- 3
- 4
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正解:4
選択肢1:不適当:断面係数Zの定義に対し、I/Z比が整合していない。
選択肢2:不適当:中立軸からの距離が誤っている。
選択肢3:不適当:Z値がIに対して過小評価。
選択肢4:適当(正解):I=Z×ymax の関係が正しく表現されている。
問2 図のような梁において、梁のヒンジであるB点に鉛直力Pが作用したとき、A点、C点の
図のような梁において、梁のヒンジであるB点に鉛直力Pが作用したとき、A点、C点の鉛直反力RA、RCの絶対値の比として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、梁は、曲げ剛性がAB間でEI、BC間で2EIの弾性部材とし、自重は無視する。

- 1
- 2
- 3
- 4
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正解:3
選択肢1:不適当:たわみ角法による剛性配分を無視している。
選択肢2:不適当:支点反力比の方向が逆。
選択肢3:適当(正解):AB間EI、BC間2EIに基づく釣合いに整合。
選択肢4:不適当:曲げ剛性の影響を過小評価。
問3 図のようなラーメンに荷重6Pが作用したときの曲げモーメント図として、正しいものは
図のようなラーメンに荷重6Pが作用したときの曲げモーメント図として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、全ての部材の曲げ剛性はEIとし、自重は無視する。また、図のA点は自由端、B点は剛接合とし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。

- 1
- 2
- 3
- 4
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正解:4
選択肢1:不適当:自由端のモーメント符号が逆。
選択肢2:不適当:剛接合点Bの分布が誤り。
選択肢3:不適当:部材剛性による連続条件を満たしていない。
選択肢4:適当(正解):自由端M=0、剛接合点で最大曲げが発生する図となる。
問4 図のような筋かいを有する骨組に水平荷重180kNが作用したとき、筋かいBCの引張
図のような筋かいを有する骨組に水平荷重180kNが作用したとき、筋かいBCの引張力Tは100kNであった。このとき、柱ABの柱頭A点における曲げモーメントの絶対値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、B点はピン支持、D点は固定支持とし、梁ACは剛体とする。また、柱ABと柱CDは等質等断面で伸縮はないものとし、全ての部材の自重は無視する。

- 60kN・m
- 120kN・m
- 180kN・m
- 240kN・m
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正解:1
選択肢1:適当(正解):水平荷重180kN、筋かいT=100kNのとき柱頭M=60kN・mとなる。
選択肢2:不適当:剛体梁条件を無視した値。
選択肢3:不適当:釣合い式の符号関係が誤り。
選択肢4:不適当:モーメント値が過大。
問5 図のような荷重を受けるトラスの斜材A、B及びCに生じる軸方向力をそれぞれNA、N
図のような荷重を受けるトラスの斜材A、B及びCに生じる軸方向力をそれぞれNA、NB及びNCとするとき、それらの比として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、全ての部材は弾性部材とし、自重は無視する。

- NA:NB:NC 1:1:1
- NA:NB:NC 3:2:1
- NA:NB:NC 4:2:1
- NA:NB:NC 5:3:1
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正解:4
選択肢1:不適当:部材角度と荷重分解を無視している。
選択肢2:不適当:節点の釣合いに整合しない。
選択肢3:不適当:引張材・圧縮材の符号関係が逆。
選択肢4:適当(正解):1次元的釣合い解析でNA:NB:NC=5:3:1となる。
問6 図のような支持条件及び断面で同一材質からなる柱A、B及びCにおいて、中心圧縮の弾
図のような支持条件及び断面で同一材質からなる柱A、B及びCにおいて、中心圧縮の弾性座屈荷重の理論値PA、PB及びPCの大小関係として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、固定支持部分の水平移動は拘束されているものとする。

- PA<PB<PC
- PA<PB=PC
- PA=PB<PC
- PC<PB<PA
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正解:2
選択肢1:不適当:境界条件の影響を考慮していない。
選択肢2:適当(正解):固定支持が同条件の場合、PA<PB=PC となる。
選択肢3:不適当:支点条件の組合せが異なる。
選択肢4:不適当:荷重方向と支点拘束の対応が逆。
問7 地震時における建築物の振動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地震時における建築物の振動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 地震動の応答スペクトルは、一般に、周期が長くなると加速度は小さくなるが、変位は大きくなる傾向にある。
- 1次の振動モードに対応する周期は、一般に、2次の振動モードに対応する周期より長い。
- 建築物の固有周期は、質量が同じ場合、水平剛性が大きいほど短い。
- 建築物は、その固有周期又はそれに近い周期で加振される場合、一般に、減衰定数が大きいほど、大きい振幅の振動が発生する。
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正解:4
選択肢1:適当:周期が長くなると加速度は小さく、変位は大きくなる。
選択肢2:適当:1次モードの周期は2次より長い。
選択肢3:適当:剛性が高いほど固有周期は短い。
選択肢4:不適当(正解):減衰が大きいほど振幅は小さくなるため、この記述は誤り。
問8 建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 構造部材に生じる応力度等を計算するに当たり、多雪区域ではない一般の地域においては、暴風時又は地震時の荷重を、積雪荷重と組み合わせなくてもよい。
- 風圧力における平均風速の高さ方向の分布を表す係数Erは、建築物の高さが同じ場合、一般に、「都市計画区域外の極めて平坦で障害物がない区域」より「都市計画区域内の都市化が極めて著しい区域」のほうが小さい。
- 地震地域係数Zは、その地方における過去の地震の記録等に基づき、1.0〜0.7の範囲内において地方ごとに定められている。
- 建築物の地上部分において、ある階に作用する地震層せん断力は、その階の固定荷重と積載荷重との和に、その階の地震層せん断力係数Ciを乗じて算出する。
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正解:4
選択肢1:適当:暴風や地震と積雪荷重を同時に組み合わせる必要はない。
選択肢2:適当:都市化が進むほどErは小さくなる。
選択肢3:適当:地震地域係数Zは1.0〜0.7で定められている。
選択肢4:不適当(正解):層せん断力は階の重量に比例し、固定荷重+積載荷重だけでは算出できない。
問9 木造軸組工法による建築物の柱又は横架材に関する次の記述のうち、最も不適当なものは
木造軸組工法による建築物の柱又は横架材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 柱に心持ち材を用いる場合、背割りを入れることがある。
- 梁の横座屈を防止するためには、梁せいを大きくするよりも、梁幅を大きくするほうが効果的である。
- 母屋の継手は、できるだけ小屋束間の中央部付近に設ける。
- 床梁の中央部付近の上端に切欠きを設ける場合、床梁の有効な断面は、切欠きを除いた部分の断面(正味断面)とすることができる。
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正解:3
選択肢1:適当:柱に心持ち材を使う際、背割りを設けることがある。
選択肢2:適当:横座屈防止には梁幅を広げる方が効果的。
選択肢3:不適当(正解):母屋の継手は中央部ではなく支点近くに設ける。
選択肢4:適当:切欠き部は正味断面で計算する。
問10 図のような1階平面を有する木造軸組工法による地上2階建ての建築物(屋根は日本瓦葺
図のような1階平面を有する木造軸組工法による地上2階建ての建築物(屋根は日本瓦葺きとし、1階と2階の平面形状は同じであり、平家部分はないものとする。)の1階において、建築基準法における「木造建築物の軸組の設置の基準」(いわゆる四分割法)によるX方向及びY方向の壁率比の組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、図中の太線は耐力壁を示し、その軸組の倍率(壁倍率)は全て2とする。なお、壁率比は次の式による。

- X:Y 0.50:0.75
- X:Y 0.75:0.50
- X:Y 0.75:1.00
- X:Y 1.00:0.75
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正解:2
選択肢1:不適当:X方向が不足している。
選択肢2:適当(正解):壁配置条件からX:Y=0.75:0.50が妥当。
選択肢3:不適当:壁量比が過剰。
選択肢4:不適当:耐力壁配置のバランスを欠く。
問11 鉄筋コンクリート造の建築物において、「躯体に発生したコンクリートのひび割れの状況
鉄筋コンクリート造の建築物において、「躯体に発生したコンクリートのひび割れの状況を示す図」と「その説明」として、最も不適当なものは、次のうちどれか。梁梁柱柱上端筋梁

- 1
- 2
- 3
- 4
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):図示されたひび割れ位置・原因の説明が一致していない。
選択肢2:適当:曲げひび割れの傾向を正しく説明している。
選択肢3:適当:柱のひび割れ原因として妥当。
選択肢4:適当:梁端の付着割裂を正しく表現している。
問12 鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 純ラーメン架構の柱梁接合部内に、通し配筋定着する梁については、地震時に梁端に曲げヒンジを想定し、梁主筋の引張強度を高くしたので、定着性能を確保するために、柱せいを大きくした。
- 鉄筋のガス圧接継手については、母材の引張強度ではなく、継手位置の存在応力度を伝達できる継手とした。
- 高層建築物の建築物重量の算出において、階により異なる強度のコンクリートを使用することとしたので、コンクリートの設計基準強度に応じて、異なる単位体積重量を用いた。
- 梁の許容曲げモーメントの算出において、圧縮力は、コンクリートのほか、圧縮側の主筋も負担するものとした。
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正解:2
選択肢1:適当:梁端ヒンジを想定した柱せい増しは妥当。
選択肢2:不適当(正解):ガス圧接は母材引張強度以上を満たす必要がある。
選択肢3:適当:コンクリート強度別に単位体積重量を変えるのは妥当。
選択肢4:適当:圧縮力は主にコンクリートが負担する扱いが正しい。
問13 鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど
鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 柱の長期許容せん断力の算定において、帯筋の効果を考慮しなかった。
- 梁の長期許容せん断力を大きくするために、あばら筋をSD295からSD345に変更した。
- 梁の短期許容せん断力の算定において、主筋のせん断力の負担を考慮しなかった。
- 開口を有する耐力壁において、開口周囲の縦筋や横筋の負担分を考慮して、設計用せん断力に対して必要となる開口補強筋量を算定した。
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正解:2
選択肢1:適当:柱の長期せん断では帯筋効果を考慮しないこともある。
選択肢2:不適当(正解):鋼材強度を上げても許容せん断力は向上しない。
選択肢3:適当:短期せん断では主筋負担を無視してもよい。
選択肢4:適当:開口補強筋量の算定方法として妥当。
問14 鉄筋コンクリート構造の保有水平耐力計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものは
鉄筋コンクリート構造の保有水平耐力計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 曲げ降伏する梁の靱性は、内法長さ、断面寸法及び配筋が同一の場合、一般に、コンクリートの設計基準強度が大きいほど高い。
- 柱のせん断耐力は、材料強度、断面寸法及び配筋が同一の場合、一般に、内法高さが小さいほど大きい。
- 柱梁接合部のせん断耐力は、材料強度及び柱梁接合部の形状が同一の場合、一般に、取り付く梁の主筋量が多いほど大きい。
- 耐力壁のせん断耐力は、材料強度、形状、壁筋比及び作用する軸方向応力度が同一の場合、一般に、引張側柱内の主筋量が多いほど大きい。
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正解:3
選択肢1:適当:コンクリートの設計基準強度が大きいほど強度は高いが、靱性は必ずしも比例しない。
選択肢2:適当:柱のせん断耐力は、内法高さが小さいほど大きくなる。
選択肢3:不適当(正解):柱梁接合部のせん断耐力は、取り付く梁の主筋量の増加によって必ずしも大きくはならない。接合部の形状・拘束条件が主要因である。
選択肢4:適当:耐力壁では、引張側柱内の主筋量が多いほどせん断耐力が増加する傾向にある。
問15 鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- H形鋼梁に横座屈変形が生じると、その領域で局部座屈が生じやすくなる。
- 地震時に梁端部が塑性化するH形鋼梁について、使用する鋼材の降伏比が大きいほど、塑性化領域が広がり、塑性変形能力は向上する。
- 骨組の塑性変形能力を確保するために定められているウェブの幅厚比の上限値は、基準強度Fが同じ場合、梁よりも柱のほうが小さい。
- 根巻き形式柱脚は、一般に、根巻き鉄筋コンクリートの主筋の降伏が、他の破壊モードよりも先行するように設計する。
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正解:2
選択肢1:適当:H形鋼梁が横座屈変形を生じると、その部分で局部座屈が発生しやすい。
選択肢2:不適当(正解):降伏比(Fy/Fu)が大きい鋼材は塑性域が狭く、塑性変形能力が低下するため、靭性確保には低降伏比材が有利である。
選択肢3:適当:同一基準強度Fでは、塑性変形能力を確保するために柱の幅厚比制限は梁より厳しい。
選択肢4:適当:根巻き形式柱脚は、根巻きRC部の主筋が先に降伏するよう設計することで、脆性的破壊を防止する。
問16 鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨構造の接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 強度の異なる鋼材を突合せ溶接する場合、強度が高いほうの鋼材に対応した溶接材料、溶接条件とすることにより、溶接継目の許容応力度は、強度が高いほうの鋼材と同じ許容応力度とすることができる。
- 通しダイアフラムと梁フランジの突合せ溶接部において、許容値を超える食い違いや仕口部のずれが生じた場合は、適切な補強を行う必要がある。
- 高力ボルト摩擦接合は、摩擦面にすべりが生じるまでは、高力ボルトにせん断力は生じない。
- 高力ボルトの最小縁端距離は、一般に、「せん断縁の場合」より「自動ガス切断縁の場合」のほうが小さい。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):異種強度材の突合せ溶接でも、継目の許容応力度は原則「弱い側」に合わせる。高い側に合わせてよいとはいえない。
選択肢2:適当:通しダイアフラム部で許容値超の食い違い等があれば補強等の是正が必要。
選択肢3:適当:摩擦接合はすべりまでは摩擦で抵抗し、ボルトにせん断力は立たない前提で設計する。
選択肢4:適当:最小縁端距離は仕上げ種別で規定が異なる。自動ガス切断縁のほうが小さく取れる規定がある。
問17 鉄骨構造の耐震計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨構造の耐震計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 「ルート1-1」において、スパンは6m以下とした。
- 「ルート1-2」において、偏心率の確認を行わず、標準せん断力係数を0.3として地震力を割増した。
- 「ルート2」において、地上部分の塔状比を4以下とした。
- 「ルート3」において、筋かい付き骨組の保有水平耐力は、柱及び筋かいの水平せん断耐力の和とした。
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正解:2
選択肢1:適当:「ルート1-1」はスパン6m以下などの適用条件を満たす必要がある。
選択肢2:不適当(正解):ルート1-2で偏心率確認を省略して単にCi=0.3へ割増すだけでは代替にならない。偏心・剛性の確認が要件。
選択肢3:適当:「ルート2」は塔状比4以下などの条件を満たす。
選択肢4:適当:「ルート3」筋かい付骨組の保有水平耐力は、柱・筋かいの水平せん断耐力の和で評価する。
問18 鉄骨構造の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨構造の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 骨組の塑性変形能力を確保するために定められている柱及び梁の幅厚比の上限値は、基準強度Fが大きいほど大きくなる。
- 引張力を負担する筋かいを保有耐力接合とするためには、筋かい端部及び接合部の破断耐力を、軸部の降伏耐力に比べて十分に大きくする必要がある。
- 保有耐力横補剛の方法には、「梁の全長にわたって均等間隔に横補剛を設ける方法」と、「梁の端部に近い部分を主として横補剛する方法」等がある。
- 繰返し応力を受けない部材及び接合部は、一般に、疲労についての検討を必要としない。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):幅厚比上限はFが大きいほど厳しく(小さく)なるのが一般的。
選択肢2:適当:引張筋かいを保有耐力接合とするには端部・接合部の破断耐力を軸部降伏より十分大きく確保。
選択肢3:適当:横補剛は全長均等配置や端部集中配置など方法がある。
選択肢4:適当:繰返し応力を受けない部材・接合は原則疲労検討不要。
問19 地盤及び土質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤及び土質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 圧密対策としては、鉛直ドレーン(排水工法)と盛土荷重などを組み合わせて圧密時間を短縮する方法が効果的である。
- 液状化対策としては、地盤固結(深層混合処理工法等)や、過剰間隙水圧の消散(グラベルドレーン工法等)などがある。
- 傾斜地盤の斜面の一部を切土によって除去して、その部分に建築物を建築する場合、切土によって除去された土の重量に比べて建築物の重量が大きいと、斜面の安定性は低下する。
- 砂質土層では、一般に、細粒分含有率が大きくなるほど、液状化発生に対する安全率FLは小さくなる。
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正解:4
選択肢1:適当:鉛直ドレーン+盛土載荷で圧密時間を短縮。
選択肢2:適当:液状化対策は固結・排水型の双方がある。
選択肢3:適当:切土後に建物重量が大きいと斜面安定は低下し得る。
選択肢4:不適当(正解):砂質土は細粒分が増えるほど一般に液状化感受性は低下し、FLは大きくなる傾向。
問20 基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
基礎の設計のための地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 一軸圧縮試験は、拘束圧を作用させた状態における圧縮強さを調べるものであり、土の粘着力及び内部摩擦角を求めることができる。
- スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)は、ロッドの先にスクリューポイントを取り付けた試験装置により、地盤の硬軟や締まり具合等を評価するための静的貫入抵抗を求めるものである。
- 平板載荷試験は、支持地盤上に置いた平板に載荷して地耐力を求めるものであり、載荷板直下から載荷板幅の1.5〜2.0倍程度の深さまでの支持力特性を調べることができる。
- PS検層は、ボーリング孔内又はボーリング孔近傍で起振して生じる弾性波を受振して、調査地におけるP波及びS波の速度分布を求めるものである。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):一軸圧縮試験は無拘束でcuをみる試験。拘束圧下の強さやφは直接は得られない。
選択肢2:適当:SWS/スクリューウエイトは静的貫入抵抗で硬軟・締まりを評価。
選択肢3:適当:平板載荷は載荷板直下〜1.5〜2.0B程度の地耐力特性を確認。
選択肢4:適当:PS検層はP・S波速度分布を得る。
問21 杭基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
杭基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 地盤条件や杭径などに応じて施工が確実に行える範囲で杭長を設定する場合、一般に、杭の長さ径比による杭体の許容圧縮力の低減はしなくてよい。
- 地震時に液状化のおそれのない地盤において、杭の極限鉛直支持力は、杭の種類や施工法に応じた極限先端支持力と極限周面抵抗力との和として算定できる。
- 複数の杭(群杭)が水平力を受けると、杭同士が地盤を介して影響し合うので、単杭と比較して群杭1本当たりの水平抵抗は大きくなる。
- 直接基礎と杭基礎が複合して上部構造を支えるパイルド・ラフト基礎は、一般に、直接基礎に比べて基礎の平均沈下量及び不同沈下量の低減に効果がある。
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正解:3
選択肢1:適当:許容圧縮力の長さ径比低減は、所要の座屈検討のうえ不要な場合もある。
選択肢2:適当:非液状化地盤では極限鉛直支持力=先端+周面の和で算定。
選択肢3:不適当(正解):群杭は相互作用により1本当たりの水平抵抗はむしろ低下する(影響係数で低減)。
選択肢4:適当:パイルド・ラフトは平均沈下・不同沈下の低減に有効。
問22 「壁式ラーメン鉄筋コンクリート造」及び「壁式鉄筋コンクリート造」の建築物に関する
「壁式ラーメン鉄筋コンクリート造」及び「壁式鉄筋コンクリート造」の建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 壁式ラーメン鉄筋コンクリート構造は、一般に、壁式鉄筋コンクリート構造に比べて、軒の高さの高い建築物に適用することができる。
- 壁式鉄筋コンクリート造の建築物における耐力壁の長さの算定において、住宅用の換気扇程度の大きさの開口は、補強をしなくても、開口がないものとみなすことができる。
- 壁式鉄筋コンクリート造の建築物における必要壁量は、地震地域係数Zに応じて低減することができる。
- 壁式鉄筋コンクリート造の建築物における壁梁の幅は、壁梁に接している耐力壁の厚さ以上とする。
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正解:2
選択肢1:適当:壁式ラーメンは壁式RCより高層(高軒高)に適用しやすい。
選択肢2:不適当(正解):換気扇程度でも開口として扱い、基本は補強が必要。無視できるとは言えない。
選択肢3:適当:必要壁量はZに応じた低減規定がある。
選択肢4:適当:壁梁幅は接する耐力壁厚さ以上とする。
問23 合成構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
合成構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリート充塡鋼管(CFT)造の柱においては、外周の鋼材によるコンファインド効果により、一定の要件を満足すれば、充塡コンクリートの圧縮強度を、通常の鉄筋コンクリート造の場合に比べて高く評価することができる。
- 鉄骨鉄筋コンクリート造の柱の曲げ終局耐力は、コンクリート、鉄筋及び鉄骨の曲げ終局耐力の和とすることができる。
- 鉄骨造において、長期間の荷重によるデッキプレート版(デッキ合成スラブ)の変形増大係数は、梁と同じとすることができる。
- 鉄骨梁と鉄筋コンクリートスラブとを頭付きスタッドを介して緊結した合成梁の曲げ剛性の算定に用いる床スラブの有効幅は、鉄筋コンクリート梁の曲げ剛性の算定に用いる床スラブの有効幅と同じとすることができる。
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正解:3
選択肢1:適当:CFT柱はコンファインド効果で充填コンクリート強度を高く評価できる要件がある。
選択肢2:適当:SRC柱の曲げ終局耐力はコンクリート・鉄筋・鉄骨の寄与の和で評価。
選択肢3:不適当(正解):デッキ合成スラブの長期変形増大係数は梁と同一扱いにできない。固有の係数を用いる。
選択肢4:適当:合成梁の有効幅の考え方はRC梁と同様の規定で扱える。
問24 制振構造及び免震構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
制振構造及び免震構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 制振構造において、鋼材ダンパーのエネルギー吸収効率は、一般に、主架構とダンパーとの接合の構造形式をブレース型とするより、間柱型とするほうがよい。
- 制振構造において、鋼材ダンパーの制振効果を高めるために、一般に、ダンパーが十分塑性化してエネルギーを吸収するまで、ダンパーの接合部が弾性範囲にあることを確認する。
- 免震構造は、一般に、上部構造の水平剛性が大きくなると、上部構造の床応答加速度は小さくなる。
- 免震構造に用いられるオイルダンパー及び粘性ダンパーは、速度に応じた減衰力を発揮し、上部構造の床応答加速度を抑制する効果がある。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):鋼材ダンパーはブレース型のほうが効率的に降伏させやすい。間柱型が常に有利とはいえない。
選択肢2:適当:ダンパーを塑性化させるため接合部は弾性範囲に保つ設計が基本。
選択肢3:適当:免震では上部構造剛性が大きいほど床応答加速度は小さくなる傾向。
選択肢4:適当:オイル・粘性ダンパーは速度比例の減衰力で応答加速度を低減。
問25 建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 地震力を受ける鉄筋コンクリート造の耐力壁の耐力は、基礎が浮き上がることによって決まる場合がある。
- 剛性率が所定の値未満の階を有する建築物は、地震時に層崩壊を起こして被害を受けやすい。
- 設計用一次固有周期が長い建築物では、軟弱地盤に建つ場合よりも硬質地盤に建つ場合のほうが、一般に、各階の必要保有水平耐力は大きい。
- 限界耐力計算における安全限界固有周期は、建築物の地上部分の保有水平耐力時における各階の水平方向の変形により計算する。
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正解:3
選択肢1:適当:RC耐力壁は基礎浮上り支配となる場合がある。
選択肢2:適当:低剛性階(剛性率不足)は層崩壊リスクが高い。
選択肢3:不適当(正解):長周期建物は軟弱地盤で必要保有水平耐力が大きくなりがち。硬質地盤のほうが大きいとはいえない。
選択肢4:適当:限界耐力計算の安全限界固有周期は保有水平耐力時の層変形から算出。
問26 図は、剛床仮定が成り立つ、4階建て鉄筋コンクリート造の建築物の軸組図と1階平面図
図は、剛床仮定が成り立つ、4階建て鉄筋コンクリート造の建築物の軸組図と1階平面図の模式図である。偏心によるねじれを小さくする方法として、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、Sは剛心、Gは重心、Qは地震力(層せん断力)を示し、耐力壁の増減による重心位置の変更はないものとする。

- 耐力壁Aを厚くする。
- 耐力壁Bを追加する。
- 耐力壁Cを削除する。
- 耐力壁Dを追加する。
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正解:3
選択肢1:適当:A壁を厚くして耐力・剛性を上げると偏心が小さくなる。
選択肢2:適当:B壁を追加して剛心に近づけるのは有効。
選択肢3:不適当(正解):C壁を削除すると剛性の偏りが増し、ねじれが大きくなる。
選択肢4:適当:D壁の追加でねじれ低減が期待できる。
問27 木材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 垂木、根太等の並列材に構造用合板を張り、荷重・外力を支持する場合、並列材の曲げに対する基準強度は、割増しの係数を乗じた数値とすることができる。
- 無等級材の繊維方向の基準強度の引張、曲げ、せん断の大小関係は、せん断<曲げ<引張である。
- 木材のクリープによる変形は、一般に、気乾状態より湿潤状態のほうが大きい。
- 木材が繊維飽和点から絶乾状態に達するまでの収縮率の大小関係は、一般に、繊維方向<半径方向<年輪の接線方向である。
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正解:2
選択肢1:適当:並列材に合板を張ると合成効果で曲げ基準強度に割増係数を適用できる。
選択肢2:不適当(正解):無等級材の基準強度は一般に「せん断<引張≲曲げ」または曲げ≥引張で、提示順(せん断<曲げ<引張)は妥当でない。
選択肢3:適当:クリープは湿潤状態で増大。
選択肢4:適当:収縮率は繊維<半径<接線方向。
問28 コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 水中養生したコンクリートは、一般に、気中養生したコンクリートに比べて、養生期間における圧縮強度の増進が大きい。
- AE剤を用いたコンクリートは、一般に、凍結融解作用に対する抵抗性が増大する。
- 一軸圧縮を受けるコンクリート円柱試験体の圧縮強度時ひずみは、一般に、圧縮強度が大きいほど大きい。
- 構造体コンクリートから採取される円柱コア供試体の圧縮強度は、一般に、直径に対する高さの比が大きいほど大きい。
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正解:4
選択肢1:適当:水中養生は気中より強度増進が大きい。
選択肢2:適当:AEで凍結融解抵抗が向上。
選択肢3:適当:強度が高いほど強度時ひずみは大きくなる傾向。
選択肢4:不適当(正解):コアの圧縮強度はh/φが大きいほど小さくなる(スレンダーほど低下)。
問29 鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 建築構造用圧延鋼材(SN材)には、A、B及びCの三つの鋼種があり、いずれもシャルピー衝撃試験の吸収エネルギーの下限値が定められている。
- 建築構造用ステンレス鋼材に定めるSUS304Aの基準強度は、板厚40mm以下の建築構造用圧延鋼材SN400Bの基準強度と同じである。
- 建築構造用低降伏点鋼材LY225は、一般構造用圧延鋼材SS400に比べて降伏点が低く、延性が高いことから、履歴型制振ダンパーの材料に用いられている。
- 建築構造用冷間プレス成形角形鋼管BCP325(板厚12mm以上)は、引張強さの下限値が490N/mm2であり、「降伏点または耐力」の上限値及び下限値が定められている。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):SN材はA・B・Cで靭性規定が異なる。Aは衝撃値下限の規定がない。
選択肢2:適当:SUS304Aの基準強度はSN400B(t≤40mm)と同じ。
選択肢3:適当:LY225は低降伏・高延性で履歴型ダンパーに用いられる。
選択肢4:適当:BCP325(t≥12mm)は引張強さ下限490、降伏点(または耐力)の上下限が規定。
問30 「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」における構
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」における構造の安定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 基礎の構造の性能について表示すべき事項は、直接基礎にあっては、基礎の構造方法及び形式である。
- 「耐積雪等級」は、建築基準法施行令に規定する多雪区域に存する住宅に適用されるものである。
- 「耐風等級」は、暴風に対する構造躯体の倒壊、崩壊等のしにくさ及び構造躯体の損傷の生じにくさを表示している。
- 「耐震等級」には、等級1、等級2及び等級3があり、耐震性能の要求レベルが最も高いのは等級1である。
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正解:4
選択肢1:適当:直接基礎では基礎の構造方法・形式の表示。
選択肢2:適当:「耐積雪等級」は多雪区域の住宅に適用。
選択肢3:適当:「耐風等級」は倒壊等のしにくさ・損傷の生じにくさを表示。
選択肢4:不適当(正解):耐震性能が最も高いのは等級3。

