一級建築士 平成27年 施工

一級建築士 H27 施工 過去問・解説


問1 施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 契約書の規定に基づく条件変更等により、実施工程表を変更する必要が生じたので、施工の進に支障がないよう、当該変更部分の施工と並行して変更された実施工程表の提出を受け承認した。
  2. 部材、部品等の工場生産に先立ち、工場生産者の作成した製作図、製作要領書、品質管理要領書、製品検査要領書等について、工事施工者からの提出を受け承認した。
  3. プレキャストコンクリート部材の運搬・揚重・保管について、搬入される部材を、直接、運搬車より組立て用クレーンで吊上げて組み立て、悪天候により作業ができない場合には荷降しのみとし、現場内に仮置きするという施工計画書の提出を受けた。
  4. 近隣の安全に対して行う仮設計画に必要な一切の手段については、契約書や設計図書に特別の定めがなかったので、受注者の責任において定めた施工計画書の提出を受けた。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当:実施工程表は事前に変更承認を受けて運用すべきで,並行提出・事後承認はリスク大。

選択肢2:適当:工場製作に先立つ製作図・要領書・検査要領の提出・承認は妥当。

選択肢3:適当:PCa部材を直吊りで建て込み,荒天時は荷下ろし仮置きとする計画は一般的管理。

選択肢4:適当:近隣安全に関する仮設計画は,特段の定めが無ければ受注者責任で計画し提出させる。

ページ上部へ戻る


問2 工事現場の管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

工事現場の管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 高さが5mの鉄筋コンクリート造の建築物の解体作業に当たっては、「コンクリート造の工作物の解体等作業主任者」を選任しなければならない。
  2. 安全衛生責任者は、統括安全衛生責任者との連絡を行うとともに、統括安全衛生責任者から連絡を受けた事項の関係者への連絡等を行わなければならない。
  3. 高さが2m以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、原則として、囲い、手摺、覆い等を設けなければならない。
  4. 山留め支保工の切ばり及び腹起しの取付けについては、「地山の掘削作業主任者」を選任し、その者に作業の方法を決定させるとともに作業を直接指揮させなければならない。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:RC造等の解体には**「コンクリート造の工作物の解体等作業主任者」**の選任が必要。

選択肢2:適当:安全衛生責任者は統括安全衛生責任者との連絡調整を行う。

選択肢3:適当:高さ2m以上の開口・端部は囲い・手すり・覆い等を設置。

選択肢4:不適当:山留め切梁・腹起しの取付けは**「土止め支保工作業主任者」**であり,「地山の掘削作業主任者」ではない。

ページ上部へ戻る


問3 工事現場に搬入された建築材料の保管方法に関する次の記述のうち、最も不適当なものは

工事現場に搬入された建築材料の保管方法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 車輪付き裸台で運搬された外装に使用するガラスは、室内に保管場所がなかったので、裸台に乗せたまま、屋外に、防水シートを掛け雨露等がかからないように養生をして保管した。
  2. 外装に使用するALC薄形パネルは、台木を用いて1.0mの高さに積み重ねて、屋外に、防水シートを掛け雨露等がかからないように養生をして保管した。
  3. 負の摩擦力対応杭(SL杭)を、屋外に長期間保管するに当たり、杭表面に特殊アスファルトが塗布されているので、搬入時の荷姿のまま存置した。
  4. アスファルト防水に使用する砂付ストレッチルーフィングは、屋内の乾燥した場所に、ラップ部分を上に向けてたて積みとし、2段に重ねないように保管した。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:外装ガラスは立て掛け(裸台)で雨水を避け養生すれば可。

選択肢2:適当:ALC薄形パネルは台木で離隔し雨養生して保管。

選択肢3:不適当:SL杭は長期屋外では紫外線・汚れ等の影響がある。荷姿のまま長期放置せず,所定の覆い・養生・支持で保管すべき。

選択肢4:適当:砂付ルーフィングは屋内乾燥・立て積み・二段積み不可が妥当。

ページ上部へ戻る


問4 建築工事に関連する届等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築工事に関連する届等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 電波法に基づく伝搬障害防止区域内における高さ60mの建築物の新築に先立ち、当該工事の着手前に、「高層建築物等予定工事届」を、労働基準監督署長あてに提出した。
  2. 特定建築材料(吹付けアスベストやアスベストを含有する保温材等)が使用されている建築物の解体工事を施工するに当たり、当該作業の開始の14日前までに、「特定粉じん排出等作業実施届出書」を、都道府県知事あてに提出した。
  3. 建築基準法に基づく中間検査を受ける必要のある建築物について、指定された特定工程に係る工事を終えたので、当該工事を終えた日から4日以内に到達するように「中間検査申請書」を、建築主事あてに提出した。
  4. 消防本部及び消防署を置く市において、危険物に係る貯蔵所の設置に先立ち、「危険物貯蔵所設置許可申請書」を、当該市長あてに提出した。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当:高層建築物等の電波障害関連は電波法(総務省系)への届出であって,労基署長宛ではない。

選択肢2:適当:特定建材を扱う解体は14日前までに都道府県知事へ届出。

選択肢3:適当:中間検査は特定工程完了後4日以内到達で申請。

選択肢4:適当:危険物貯蔵所は市町村長(消防長)に許可申請。

ページ上部へ戻る


問5 仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 工事用の資機材を搬出入するために設ける床の仮設用の開口について、構造的な補強方法や工事完了後の復旧方法等を確認するために仮設工事計画書を作成させた。
  2. 建築物の高さと位置の基準となるベンチマークについては、工事中に移動のおそれのない新設したコンクリート杭及び前面道路の2箇所に設け、相互に確認できる位置にあることを確認した。
  3. 工事現場の周囲へ高さ3.0mの仮囲いの設置に当たり、現場ゲートや通用口は通行人の交通の妨げにならない位置とし、交通誘導員の配置をさせる等、安全に配慮するよう助言した。
  4. 遣方の検査において使用する鋼製巻尺については、テープ合わせを省略できるよう、検査用に購入した新品の日本工業規格(JIS)1級のものを使用させた。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:床の仮設開口は補強・復旧方法まで含め計画書作成させる。

選択肢2:適当:ベンチマークは移動の恐れがない2箇所に設け相互確認。

選択肢3:適当:3m仮囲いのゲート配置・誘導員等の安全配慮は妥当。

選択肢4:不適当:検査用巻尺はテープ合わせ(較正)確認が必要。新品でも省略不可。

ページ上部へ戻る


問6 土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 親杭横矢板壁の施工において、矢板を設置し、その裏側に裏込め材を十分に充塡した後、親杭と矢板との間にくさびを打ち込んで裏込め材を締め付けて安定を図った。
  2. 砂質地盤の法付きオープンカット工法において、安全確保のため、地下水位を根切り底面以下に下げるとともに、法面勾配の角度は地盤の内部摩擦角より大きくした。
  3. ソイルセメント壁の施工において、掘削対象土がロームであったため、撹拌不良に注意し、入念に原位置土とセメント系懸濁液との混合撹拌を行った。
  4. ディープウェル工法を採用するに当たり、周辺の井戸枯れや粘性土地盤の圧密沈下等、地下水位の低下に伴う周辺への影響を検討した。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:矢板裏込め→楔締めで安定を図る施工は妥当。

選択肢2:不適当:法面勾配角は内部摩擦角より小さく設定すべきで,それより大きいと不安定。

選択肢3:適当:ロームは撹拌不良に注意し入念に混合撹拌。

選択肢4:適当:ディープウェル採用時は井戸枯れ・圧密沈下等の影響検討が必要。

ページ上部へ戻る


問7 地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. セメントミルク工法による既製コンクリート杭工事において、アースオーガーの支持地盤への到達については、アースオーガーの駆動用電動機の電流値の変化及びオーガーの先端に付着した排出土と土質標本との照合により確認した。
  2. 平板載荷試験において、試験地盤面については、直径30cmの円形の載荷板の中心から1.0m以上の範囲が水平に整地されていることを確認した。
  3. 既製コンクリート杭の打込みにおいて、一群の杭の打込みは群の外側から中心へ向かって打ち進められていることを確認した。
  4. オールケーシング工法による場所打ちコンクリート杭工事において、トレミー管及びケーシングチューブの先端は、コンクリート中に2m以上入っていることを確認した。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:セメントミルク杭の到達確認は電流値変化+排土と土質標本照合で実施。

選択肢2:適当:平板載荷は載荷板中心から1m以上の整地・水平確認。

選択肢3:不適当:打込み杭群は中心→外側へ進めるのが原則。外側→中心は不利。

選択肢4:適当:オールケーシングのトレミー・ケーシング先端はコンクリート中へ2m以上挿入を確認。

ページ上部へ戻る


問8 鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 鉄筋の重ね継手において、鉄筋径が異なる異形鉄筋の継手の長さは、細いほうの鉄筋の径を基準とした。
  2. ガス圧接継手において、SD345のD22とD29との圧接は、自動ガス圧接とした。
  3. 粗骨材の最大寸法が20mmのコンクリートを用いる柱において、主筋がD25の鉄筋相互のあきは、40mmとした。
  4. 柱におけるコンクリートのかぶり厚さは、せん断補強筋の表面からこれを覆うコンクリート表面までの最短距離とした。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:異径の重ね継手長さは細い方の径を基準。

選択肢2:不適当:自動ガス圧接は同径が原則。D22×D29の異径は自動圧接の対象外。

選択肢3:適当:柱主筋D25,粗骨材20mmなら最小あき=max(25,20+5,1.25d)=25mm。40mm確保は可。

選択肢4:適当:かぶり厚さはせん断補強筋表面からコンクリート表面までの最短距離。

ページ上部へ戻る


問9 型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 支持梁が鉄骨造である床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)のエンドクローズ部分については、支持梁への掛り代を50mm以上とし、オフセット寸法を40mm以下とした。
  2. 型枠支保工の構造計算において、固定荷重として、鉄筋を含んだ普通コンクリートの荷重(24kN/m3×部材厚さm)に在来工法の型枠の重量0.4kN/mを加えた値を用いた。
  3. 計画供用期間の級が「標準」の建築物において、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの湿潤養生を透水性の小さいせき板による被覆で行う計画としたので、コンクリート部分の厚さが20cmの壁のせき板については、5日間存置した。
  4. 柱及び壁のせき板の存置期間をコンクリートの材齢で決定する施工計画において、平気温が10°C以上15°C未満と予想されたので、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートについては、せき板の存置期間を3日とした。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:フラットデッキ端部は掛り代≥50mm,オフセット≤40mmは妥当。

選択肢2:適当:固定荷重に24kN/m³×厚+型枠0.4kN/m²相当の取り扱いで可。

選択肢3:適当:標準級・普通ポルトで被覆湿潤養生5日(壁t=20cm)とする計画は妥当。

選択肢4:不適当:柱・壁のせき板存置は平気温10〜15℃で3日では短い(通常もっと長い設定)。

ページ上部へ戻る


問10 コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 単位水量が180kg/m3と指定されたコンクリートにおいて、受入れ時に、運搬車ごとにレディーミクストコンクリート工場の製造管理記録により単位水量が180kg/mであることを確認したので、合格とした。
  2. 調合管理強度を24N/m㎡、スランプを18cmと指定されたコンクリートにおいて、受入れ時のスランプが21cmであったので、合格とした。
  3. 調合管理強度を27N/m㎡、空気量を4.5%と指定されたコンクリートにおいて、受入れ時の空気量が3.0%であったので、合格とした。
  4. 構造体コンクリート強度の検査において、標準養生による3個の供試体の材齢28日における圧縮強度の平値がコンクリートの調合管理強度以上であったので、合格とした。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:単位水量は工場の製造管理記録で車両ごとに確認して判定してよい。

選択肢2:不適当:スランプ18cm指定に対し21cmは許容差(±2.5cm)超過で不合格。

選択肢3:適当:空気量4.5%指定に対し3.0%は**±1.5%の許容内**で合格。

選択肢4:適当:構コン強度は標準養生3本の平均が調合管理強度以上で合格判定可。

ページ上部へ戻る


問11 コンクリートの一般的な性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリートの一般的な性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリートの水和熱は、単位セメント量が少なくなるほど、小さくなる。
  2. コンクリートのヤング係数は、コンクリートの圧縮強度が高くなるほど、大きくなる。
  3. コンクリートの乾燥収縮のひずみ度は、部材の体積表面積比(体積/表面積)が大きくなるほど、小さくなる。
  4. コンクリートの中性化速度係数は、コンクリートの圧縮強度が高くなるほど、大きくなる。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:コンクリートの水和熱は単位セメント量が少ないほど小さくなる。

選択肢2:適当:ヤング係数は圧縮強度が高いほど大きくなる。

選択肢3:適当:乾燥収縮は体積/表面積比が大きい(=厚い部材)ほど小さい。

選択肢4:不適当:中性化速度は圧縮強度が高いほど小さくなるのが一般的で,文の内容は逆。

ページ上部へ戻る


問12 壁式プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはど

壁式プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. プレキャスト部材の組立精度の検査は、特記がなかったので、柱・壁の垂直部材と梁・床の水平部材とも、それぞれ±8mmを判定基準として行った。
  2. 外部に面する部分に、幅0.10mm以下の貫通しているひび割れがあるプレキャスト部材については、外壁性能上支障がないと判断し、初期補修用プレミックスポリマーセメントペーストによる補修を行ったうえで使用した。
  3. プレキャスト部材の非耐力壁の対角線長差の許容差は、特記がなかったので、5mmとして製品の寸法精度の管理を行った。
  4. プレキャスト部材間の目地のシーリングについては、特記がなかったので、シーリング材の充塡深さを15mmとした。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当:組立精度は垂直部材と水平部材で許容差が異なり,一律±8mmの判定は誤り。

選択肢2:適当:幅0.10mm以下のひび割れは補修後使用して差し支えない。

選択肢3:適当:非耐力壁の対角線長差許容差5mmは標準的である。

選択肢4:適当:目地シーリングの充填深さ15mmは一般的である。

ページ上部へ戻る


問13 鉄骨工事における製品製作に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄骨工事における製品製作に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 鉄骨の高力ボルト用孔の孔あけ加工において、板厚が12mmであったので、せん断孔あけとし、切断面のバリを除去するためにグラインダーを使用した。
  2. コンクリート充塡鋼管(CFT)造において、鋼管最上部のトッププレートのコンクリート打設孔は、充塡に支障のない範囲に直径150mmのものを設けた。
  3. 鉄骨の摩擦面に赤が発生する前に建方を行う必要があったので、ショットブラストにより処理を行い、表面の粗さを50μmRzとした。
  4. ブレース端のハンチ等の塑性変形能力が要求される部位において、特記がなかったので、常温曲げ加工による内側曲げ半径を、材料の板厚の8倍とした。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当:高力ボルト孔はドリル孔が原則であり,せん断孔あけは不可。

選択肢2:適当:CFT造トッププレートの打設孔150mmは妥当な寸法である。

選択肢3:適当:摩擦面のショットブラスト処理粗さRz50μmは適切。

選択肢4:適当:塑性変形部の常温曲げ半径t×8は標準値である。

ページ上部へ戻る


問14 鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 組立溶接に使用する溶接ロボットのオペレーターは、JISZ3841の基本となる級(下向溶接)の技術検定試験に合格した有資格者とした。
  2. 溶融亜鉛めっきを施す部材において、閉鎖形断面の角形鋼管を使用したので、部材の両端に亜鉛及び空気の流出入用の開口を設けた。
  3. トルシア形高力ボルトの締付け検査において、ナット面から突き出たねじ山がなかったが、ピンテールが破断し、共回りがないことが確認されたので合格とした。
  4. スパン数の多い建築物は、柱梁接合部の溶接収縮により水平方向に柱の倒れ変形が生じるため、建築物の中央部等に調整スパンを設け、溶接完了後に調整スパンの梁を高力ボルトで取り付けた。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:溶接ロボットのオペレーターはJISZ3841基本級の有資格者でよい。

選択肢2:適当:溶融亜鉛めっき用の閉鎖断面部材は通気・排出孔が必要。

選択肢3:不適当:トルシア形ボルトはピンテール破断だけでは判定不可で,ねじ山突出確認が必要。

選択肢4:適当:調整スパンを後締結して収縮変形を吸収する方法は妥当。

ページ上部へ戻る


問15 木造軸組工法による木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

木造軸組工法による木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 構造用合板による大壁造の耐力壁において、土台と柱とを山形プレートで接合する箇所については、構造用合板を切り欠き、近傍に釘を増し打ちした。
  2. 2階床ばりの継手を追掛け大栓継ぎとするので、その継手については、上木先端部が柱心より150mm内外となるように下木を持ち出した。
  3. 1階床組みを束立て床とするので、木材の床束の束石からの移動や浮き上がりを防止するため、床束に根がらみを添え付けて釘打ちした。
  4. 構造用合板等の面材を併用しない耐力壁において、壁倍率2.0に適合させるために、30mm×90mm(柱三割)の木材を片筋かいとし、その端部を筋かいプレートBP-2で柱と土台に緊結した。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:プレート干渉部を切欠き,近傍釘増し打ちは妥当。

選択肢2:適当:追掛け大栓継ぎの持ち出し寸法150mm内外は一般的。

選択肢3:適当:束立て床で根がらみを添えるのは有効。

選択肢4:不適当:片筋かい30×90mmのみでは壁倍率2.0に不足する。BP-2金物だけでは不十分。

ページ上部へ戻る


問16 防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. アスファルト防水工事において、防水下地の入隅及び出隅については、通りよく45度の面取りとした。
  2. アスファルト防水工事において、平場部の防水層の保護コンクリートに設ける伸縮目地の割付けについては、パラペット等の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横の間隔を3,000mm程度とした。
  3. 塗膜防水工事において、防水材塗継ぎの重ね幅を50mmとし、補強布の重ね幅を100mmとした。
  4. シーリング工事において、2成分形シーリング材は、1組の作業班が1日に行った施工箇所を1ロットとして、ロットごとに別に作成したサンプルにより、定期的に練混ぜ後の硬化状態を確認した。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:入隅・出隅45°面取りは施工上有効。

選択肢2:適当:保護コンクリート目地を立上り600mm,中間3mは標準。

選択肢3:不適当:補強布の重ね幅は塗膜以上が原則で,塗膜50mm・布100mmの組合せは不適。

選択肢4:適当:2成分形シーリング材の硬化確認をロットごとに行うのは妥当。

ページ上部へ戻る


問17 左官工事及びタイル張り工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

左官工事及びタイル張り工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. セメントモルタルによる磁器質タイル張りにおいて、コンクリート下地へ行う超高圧水洗浄法については、コンクリートの表面の清掃、目荒し等を確実に行うため吐出圧を150〜200N/m㎡とした。
  2. コンクリート外壁へのモルタル塗りの下塗りとして、ポリマーセメントを調合したモルタルを塗り付ける際の1回の塗り厚は、10〜15mmとなるようにした。
  3. コンクリート下地へのモルタル塗りにおいて、モルタルの1回の練混ぜ量については、品質を確保するために、60分以内に使い切れる量とした。
  4. 縦壁ロッキング構法によるALCパネルへの磁器質タイル張りにおいて、ALCパネルの目違い精度については6mm以内とし、ALCパネルの伸縮目地とタイル面の伸縮調整目地を一致させた。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:超高圧水洗浄吐出圧150〜200N/mm²は目荒しに適切。

選択肢2:不適当:ポリマーセメントモルタルは1層10〜15mmでは厚過ぎで薄塗り多層が原則。

選択肢3:適当:モルタルの練混ぜは60分以内使用が望ましい。

選択肢4:適当:ALCパネルの目違い6mm以内,目地一致は適切。

ページ上部へ戻る


問18 ガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

ガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. サッシ枠が地震による面内変形を受けた場合にガラスが割れないようにするため、サッシ枠のはめ込み溝底とガラスエッジとの間に設けるエッジクリアランスの寸法を確認した。
  2. 矩形でない形状の複層ガラスについては、2枚のガラスの複層加工を行った後、ガラスの切欠き加工及び小口処理を行う手順を、ガラス工事施工計画書にて確認した。
  3. 外部に面する網入り板ガラスの小口部分に、ガラス用防塗料又は防テープを用いて防処置を施し、発による割れを防止した。
  4. ガラスの熱割れ防止対策の検討のため、建築物の立地、開口部の方位、ガラスの光特性・熱特性等により熱応力を算出し、ガラスエッジの許容応力と比した。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:エッジクリアランスの確認は必須である。

選択肢2:不適当:矩形でない複層ガラスは切欠き・小口処理後に複層加工を行うのが正順であり逆。

選択肢3:適当:網入り板ガラス小口の防錆処理は熱割れ防止に有効。

選択肢4:適当:熱割れ防止は熱応力算出と許容応力比較で検討する。

ページ上部へ戻る


問19 天井の耐震改修工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

天井の耐震改修工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 既存建築物の特定天井に該当する既存の天井を耐震化する必要があったが、天井下地の補強が困難であったため、既存の天井が破損しても落下しないようにネット張りにてその対策を行った。
  2. 宴会場に新設する天井について、床からの高さが10mでその天井水平投影面積が600㎡であったが、天井(天井面構成部材等)を単位面積質量が1.5kg/mの膜天井とし、特定天井としなかった。
  3. 仕様ルートの適用による検証を行った特定天井においては、天井面構成部材と壁及び柱との隙間を6cm以上とした。
  4. 音楽堂のホワイエに新設する天井について、床からの高さが8mでその水平投影面積が400㎡、天井(天井面構成部材等)の単位面積質量が10kg/mであったが、ホワイエが避難階にあり非常口が隣接するための緩和措置を適用し、特定天井としなかった。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:補強困難時のネット張りは落下防止措置として妥当。

選択肢2:適当:膜天井(1.5kg/m²)は特定天井に該当しない。

選択肢3:適当:仕様ルート天井では周囲隙間6cm以上確保が必要。

選択肢4:不適当:高さ8m・面積400㎡・質量10kg/m²は特定天井に該当し,緩和措置でも除外されない。

ページ上部へ戻る


問20 設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 管径が28mmの合成樹脂製可とう電線管(PF管)を配管するに当たり、管の内側曲げ半径を管内径の6倍とし、曲げ角度を90度とした。
  2. 蒸気給気管を配管するに当たり、先下り配管の勾配は1/250とし、先上り配管の勾配は1/80とした。
  3. ケーブルラックの支持金物の取付けに当たり、あらかじめ取付用インサートを設置できなかったので、安全性を十分に検討したうえで、必要な強度を有する「あと施工アンカー」を用いた。
  4. 寒冷地における給水管の地中埋設の深さは、硬質塩化ビニルを内外面に被覆した鋼管を使用したので、凍結深度よりも浅い位置とした。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:PF管の曲げ半径6D,90°曲げは標準。

選択肢2:適当:蒸気管勾配は先下り1/250,先上り1/80が基準。

選択肢3:適当:あと施工アンカー使用は安全性検討の上で妥当。

選択肢4:不適当:寒冷地では凍結深度より深く埋設が原則であり,浅い位置は誤り。

ページ上部へ戻る


問21 次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. タイル先付けプレキャストコンクリート工法における引張接着強度検査については、引張接着強度が0.4N/m㎡以上で、コンクリート下地の接着界面における破壊率が50%以下のものを合格とした。
  2. 外壁乾式工法による張り石工事において、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔(取付け代)を、70mmとした。
  3. 施工中の建具の鍵について、コンストラクションキーシステムを用いたので、施工後に、シリンダーを取り替えることなく工事用の鍵から本設用の鍵に切り替え、不用になった工事用の鍵を提出させて、その確認を行った。
  4. 塗装工事において、屋外に露出する鉄鋼面への止め塗料塗りについては、鉛・クロムフリーさび止めペイントを使用した。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当:引張接着強度は0.4N/mm²以上に加え,下地側の破壊(界面破壊率が高いこと)が合格の基本。界面破壊率50%以下では不可。

選択肢2:適当:外壁乾式張り石の取付け代70mmは,金物・通気層等を考慮した一般的な範囲で妥当。

選択肢3:適当:コンストラクションキーは本設キーへの切替えでシリンダー交換不要。不要キーの回収確認で可。

選択肢4:適当:屋外露出鋼面の下塗りに鉛・クロムフリーさび止めペイントを用いるのは妥当。

ページ上部へ戻る


問22 鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当な

鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 柱の鋼板巻き立て補強において、鋼板を角形に巻くこととしたので、コーナー部の曲げ内法半径については、鋼板の板厚の2倍とした。
  2. 独立した矩形柱の炭素繊維シートによる補強工事において、シートの水平方向のラップ位置については、構造的な弱点をなくすために、柱の同一箇所、同一面とならないようにした。
  3. あと施工アンカー工事において、接着系アンカーの埋込み時に接着剤がコンクリート表面まであふれ出てこなかったので、直ちにアンカー筋を引き抜き、カプセルを追加して接着剤があふれ出るようにアンカー筋を埋め込んだ。
  4. 鉄筋コンクリート壁の増打ち壁において、シアコネクタの設置位置は、特記がなかったので、D13の異形鉄筋による「あと施工アンカー」を用い、縦横30〜50cm程度の間隔とした。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当:鋼板巻き立ての角部Rは2tでは小さく応力集中の懸念。一般により大きいR確保(例:≈3t以上)や円滑な曲げが必要。

選択肢2:適当:CFRP巻きはラップ位置を同一箇所・同一面に重ねない配置が基本。

選択肢3:適当:接着系アンカーは樹脂の充填不足時に直ちに是正(追加カプセル等)し充満させる。

選択肢4:適当:増打ち壁のシアコネクタはあと施工アンカー(例:D13)を縦横30〜50cm程度で配置は一般的。

ページ上部へ戻る


問23 各種改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

各種改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 屋上緑化改修工事において、植物の地下茎が肥大成長するときに、耐根層のシートの隙間を貫通しないよう、耐根シートの重ね合わせの接合部については、平場と同等の性能となるよう接合した。
  2. 防火認定が必要な壁紙の張替え工事において、コンクリート下地に強く張り付いた既存の壁紙の裏打ち紙を残し、新規の壁紙を張り付けた。
  3. アルミニウム製建具の改修工事において、新規建具と鉄筋コンクリート躯体の取合いのシーリングは、目地深さが所定の寸法であり、被着体の挙動が少ないことが確認できたので、ボンドブレーカーを省略し三面接着とした。
  4. 下地がモルタル塗りである塗床の改修工事において、既存の合成樹脂塗床材の除去は、電動ケレン棒を使用し、当該塗床材をモルタルとともに一体で撤去した。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:耐根シートの重ね部は平場同等の接合性能を確保する。

選択肢2:不適当:防火認定が必要な壁紙では,下地条件が変わる(裏打ち紙残し)と認定条件を満たさないおそれがある。

選択肢3:適当:目地深さが所定で躯体挙動が小さいなど条件を満たす場合,三面接着を許容する設計・仕様もある。

選択肢4:適当:塗床撤去で既存合成樹脂塗床材をモルタルと一体で除去する方法は妥当。

ページ上部へ戻る


問24 建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれ

建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. クリティカルパス-ネットワークによる工程表において、最も時間がかかり、時間的余裕(フロート)がない作業経路(パス)
  2. リバウンドハンマー-基礎や外壁において被覆しているモルタルやタイルについて、それらの表面を打撃してコンクリート躯体からの離又は浮きを検査する機器
  3. 空積工法(張り石工事)-外壁乾式工法による張り石工事において、石材と躯体とを取付け金物で緊結し、そのまわりを取付け用モルタルで固定する工法
  4. グレイジングガスケット-ガラスのはめ込みに使用する副資材であり、サッシ溝と空隙に装着する主に水密性の確保を目的とした合成ゴム等の定形シーリング材
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:クリティカルパス=最長経路でフロート0の作業経路。

選択肢2:不適当:リバウンドハンマーはコンクリート表面硬さから強度を推定する機器であり,タイルやモルタルの浮き検査用ではない。

選択肢3:適当:空積工法=乾式張り石で金物緊結し周囲を取付け用モルタルで固定。

選択肢4:適当:グレイジングガスケット=サッシ溝とガラス間に装着する定形シーリング材(水密確保)。

ページ上部へ戻る


問25 建築物の工事請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約

建築物の工事請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款(平成23年5月改正)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

  1. 発注者は、受注者の求め又は設計図書の作成者の求めにより、設計図書の作成者が行う設計意図を正確に伝えるための質疑応答、説明の内容を受注者に通知する。
  2. 監理者は、監理契約にもとづいて発注者の委託をうけ、工事請負契約に別段の定めのあるほか、受注者から提出された質疑書に関し、技術的に検討し、回答すること等を行う。
  3. 受注者は、図面・仕様書の表示が明確でないこと、または図面と仕様書に矛盾、誤又は脱漏があることを発見したときは、ただちに書面をもって監理者に通知する。
  4. 監理者は、図面・仕様書のとおりに実施されていない疑いのある施工について、必要と認められる相当の理由があるときは、受注者の書面による同意を得て、必要な範囲で破壊してその部分を検査することができる。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:発注者は設計者の質疑応答・説明内容を受注者に通知する。

選択肢2:適当:監理者は受注者の質疑書に技術的検討・回答等を行う。

選択肢3:適当:受注者は図面・仕様書の不備等を直ちに文書で監理者へ通知する義務。

選択肢4:不適当:監理者の破壊検査は発注者との所定手続・条件の下で行うもので,受注者の同意のみで実施できるものではない。

ページ上部へ戻る