一級建築士 令和2年 計画

一級建築士 R2 計画 過去問・解説


問1 建築士の職責、業務等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築士の職責、業務等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 建築士は、新たにつくる建築物について、長期間の使用に耐えるように建築計画の初期段階から十分に検討を行い、完成した後も継続的に適正な維持管理が行われるように配慮する必要がある。
  2. 建築士は、他人の求めに応じ報酬を得て、建築物に関する調査及び鑑定のみを業として行う場合、建築士事務所に所属せずに業務を行うことができる。
  3. 建築士は、違反建築物の建築等の法令違反行為について、指示をする、相談に応じる等の行為をしてはならない。
  4. 建築士は、設計者ではなく施工者として建築基準関係規定に違反する工事を行った場合であっても、建築士法により業務停止処分を受けることがある。
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正解:2

選択肢1:適当:ライフサイクルを見据えた計画と維持管理配慮は建築士の責務。

選択肢2:不適当(正解):調査・鑑定のみでも報酬を得て業として行うなら建築士事務所の登録が必要。

選択肢3:適当:法令違反の助長(指示・助言等)は禁止。

選択肢4:適当:施工者としての違反でも建築士法の懲戒(業務停止等)の対象。

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問2 日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 東三条殿(平安時代)などの寝殿造りは、柱は丸柱とし、寝殿の周囲には蔀戸を吊り、床は板敷きであったといわれている。
  2. 鹿苑寺金閣(室町時代)は、最上層を禅宗様仏堂風、中間層を和様仏堂風、初層を住宅風とした三層の建築物である。
  3. 光浄院客殿(安土桃山時代)は、欄間や長押をはじめ、建具や金具、釘隠や引手などに技巧を凝らし、様々な意匠が施された数寄屋風の建築物である。
  4. 旧開智学校校舎(明治時代)は、アーチや隅石等の洋風の意匠と唐破風等の和風の意匠が混在した擬洋風の建築物である。
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正解:3

選択肢1:適当:寝殿造は丸柱・蔀戸・板敷きが基本。

選択肢2:適当:金閣は上層禅宗様・中層和様・下層住宅風の三層。

選択肢3:不適当(正解):光浄院客殿は書院造中心で「数寄屋風」とは言い難い。

選択肢4:適当:旧開智学校は和洋折衷の擬洋風建築。

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問3 西洋の歴史的な建築物とその背景との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれ

西洋の歴史的な建築物とその背景との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. 大英博物館(イギリス、1824-47年)ー考古学の成果に基づく古代ギリシアや古代ローマ建築の研究及び正確な理解を通じ、その造形原理の復興を試みた新古典主義を背景としている。
  2. タッセル邸(ベルギー、1893年)ー植物の茎や葉、長い髪などの自然物をモチーフとした非対称な曲線や曲面を造形に用いたアール・ヌーヴォーを背景としている。
  3. ウィーン郵便貯金局(オーストリア、1906年)ー機械生産による低品質な製品を否定し、工業化社会における芸術性を中世的な手工芸に求めたアーツ・アンド・クラフツ運動を背景としている。
  4. シュレーダー邸(オランダ、1924年)ー対象を幾何学によって客観的かつ普遍的に表現するために、要素を水平・垂直の線や面で構成し、三原色と無彩色を使用するデ・ステイルを背景としている。
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正解:3

選択肢1:適当:大英博物館は新古典主義の潮流。

選択肢2:適当:タッセル邸はアール・ヌーヴォー。

選択肢3:不適当(正解):ウィーン郵便貯金局はウィーン分離派

選択肢4:適当:シュレーダー邸はデ・ステイル。

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問4 高齢者、障害者等に配慮した屋内競技場の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なも

高齢者、障害者等に配慮した屋内競技場の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 幅150cmの屋内廊下に面して設けた障害者等が利用する居室の出入口は、有効幅員を90cmとした。
  2. オストメイト用設備を有する便房において、汚物流しの近くに着替え台を設けた。
  3. 車椅子使用者用の観覧席は、複数の車椅子使用者が利用できる専用スペースとして、異なる場所に分散して2箇所設けた。
  4. 屋内階段において、高齢者が段差の存在を知覚できるように、踏面と段鼻との輝度比を1.0とした。
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正解:4

選択肢1:適当:出入口有効幅90cmは妥当。

選択肢2:適当:オストメイト設備付近に着替え台を設置。

選択肢3:適当:車椅子席は分散配置。

選択肢4:不適当(正解):踏面と段鼻の輝度比1.0はコントラストがなく不適。

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問5 建築物の外壁に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築物の外壁に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 外壁に設置する排気口や給気口の防水が難しいので、ダクトを外壁に向かって下がり勾配とし、浸入した雨水を排出できるようにした。
  2. カーテンウォール等の外壁について、部材間の接合部から雨水が浸入することを防ぐため、内外の空気圧を等圧にすることにより重力で排水するフィルドジョイントとした。
  3. 地震時の躯体の層間変位を考慮して、上部又は下部のファスナーをスライドさせて追従させるパネル方式のメタルカーテンウォールを採用した。
  4. 外装にカーテンウォールを使用するに当たり、シーリング材の耐久年数は、外壁の耐久年数よりも短いことが多いので、雨水が浸入した場合の排水機構を設けた。
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正解:2

選択肢1:適当:外気側下がり勾配で浸入水を排出。

選択肢2:不適当(正解):等圧防水は通気・排水の雨仕舞であり“充填(フィルド)ジョイント”化とは矛盾。

選択肢3:適当:層間変位追従のスライドファスナー方式は有効。

選択肢4:適当:CWはシール寿命短いので二次排水経路を計画。

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問6 建築物の防災計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築物の防災計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 災害時に防災拠点となる庁舎において、仮設修復足場としての利用やガラス落下防止等のために、建築物外周にバルコニーを設ける計画とした。
  2. 浸水深さを5mと想定した沿岸型の災害拠点建築物において、1・2階の外壁の大部分をガラスカーテンウォールとして津波被災時には破壊・脱落させ、4階以上の重要な拠点部分の機能を守る計画とした。
  3. 高層の集合住宅に設ける備蓄倉庫は、避難階のほかに、100住戸ごとに、かつ、いずれの階からも4層以内の位置に計画した。
  4. 災害時の避難場所の仮設トイレは、全てマンホールトイレとし、避難者200人当たり1基を目安とする計画とした。
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正解:4

選択肢1:適当:バルコニーで足場代替・落下対策。

選択肢2:適当:低層破壊前提で上層機能を守る計画。

選択肢3:適当:備蓄倉庫は避難階+分散配置。

選択肢4:不適当(正解):仮設トイレを全てマンホール方式・200人/1基は不適(方式と基数は状況に応じて複合・目安も不足)。

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問7 30階建ての事務所ビルの計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

30階建ての事務所ビルの計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 基準階の平面計画において、南北面にコアを配置して窓を減らすことで、熱負荷の影響を軽減した。
  2. 防災計画上の避難経路は、日常動線に配慮し、第1次安全区画である廊下から第2次安全区画である特別避難階段の付室を通じて、特別避難階段に避難できるように計画した。
  3. エレベーターの運行方式は、建築物を10層ごとに三つのゾーンに分割して各ゾーンにエレベーター群を割り当てるコンベンショナルゾーニング方式とした。
  4. 非常用エレベーターは荷物用エレベーターと兼用することとし、その乗降ロビーは特別避難階段の付室と兼用する計画とした。
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正解:1,4

選択肢1:不適当(正解):熱負荷抑制は一般に東西面の開口縮小が有効で、南北コアで窓削減の主旨は不適。

選択肢2:適当:廊下→付室→特別避難階段の動線は妥当。

選択肢3:適当:高層はゾーニング群管理方式が一般的。

選択肢4:不適当(正解):非常用EVの乗降ロビーを特別避難階段付室と兼用は不可。

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問8 建築物等の各部の寸法等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築物等の各部の寸法等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 公共体育館の計画において、成人用バスケットボールコートを二面配置するため、床面の内法寸法を、40m×50mとした。
  2. 屋内の公式試合用の硬式テニスコートについて、ネット上部の天井高を、13mとした。
  3. 競技場の観客席の固定座席の計画において、座席の幅(1人分の間口)を45cmとし、前後間隔(椅子の背の間隔)を85cmとした。
  4. 屋内駐車場の計画において、一方通行の小型自動車の車路のうち、車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられている場所で、歩行者の通行の用に供しない部分の幅員を、2.5mとした。
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正解:4

選択肢1:適当:40×50mでバスケ2面配置は可。

選択肢2:適当:屋内硬式テニスの天井高13mは妥当。

選択肢3:適当:固定席は幅45cm・ピッチ85cm程度が目安。

選択肢4:不適当(正解):料金所併設の一方通行車路2.5mは不足(更に広幅を要する)。

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問9 図は、高齢者、障害者等の利用に配慮した階段の計画案の模式図である。「高齢者、障害

図は、高齢者、障害者等の利用に配慮した階段の計画案の模式図である。「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. 手すりは、階段の上端で水平に延長する部分Aを30cmとして、踊場にも連続させて設置した。
  2. 手すりを上下に2本設置するに当たり、下段の手すりの高さBを段鼻から60cmとした。
  3. 点状ブロックCを、階段手前30cmの位置に敷設した。
  4. 階段の有効幅員Dは、手すりの幅10cmはないものとみなし、140cmとした。
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正解:1

選択肢1:不適当(正解):上端水平延長30cmは不足とされる(より長い延長・端部処理が原則)。

選択肢2:適当:下段手すり高さ60cmは基準内。

選択肢3:適当:点状ブロックを接近位置に敷設。

選択肢4:適当:有効幅は手すり幅を除外して算定可。

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問10 交通手段を考慮した都市計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

交通手段を考慮した都市計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. セミモールは、都市部や商業地などで歩行者空間を充実させたモールにおいて、一般車両の乗り入れを禁止し、路面電車やバスを通行させるものである。
  2. キスアンドライドは、出発地から公共交通機関の乗降所(駅やバス停等)まで家族等が自動車で送迎する交通形態のことである。
  3. BRTは、バス専用道路などを活用して高い定時性を確保し、連節車両を用いることや停車時間短縮の工夫を取り入れること等により、高い輸送能力を確保するバス交通システムである。
  4. フリンジパーキングは、都市中心部の周辺に駐車場を整備し、そこから公共交通機関等により都市中心部までアクセスするシステムであり、都市中心部への車の流入の抑制等を目的とするものである。
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正解:1

選択肢1:不適当(正解):セミモールは原則歩車共存・許可車等を限定通行させる形で,全面排除+LRT/バスのみはトランジットモールの説明。

選択肢2:適当:キスアンドライドの定義どおり。

選択肢3:適当:BRTの説明として妥当。

選択肢4:適当:フリンジパーキングの趣旨どおり。

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問11 歴史的資産を活かしたまちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

歴史的資産を活かしたまちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 青森県黒石市では、中町の「こみせ」と呼ばれる降雪や日差しを避けて通れるようにした木造の軒下の歩廊が続く町並みを、伝統的建造物群保存地区に指定し、保存に取り組んでいる。
  2. 静岡県掛川市では、「生涯学習都市宣言」を行い、その一環として官民が協力し、地区計画を定めて掛川城の城下町としての歴史を活かした城下町風まちづくりを推進している。
  3. 岡山県倉敷市では、本瓦葺塗屋造りの町屋、土蔵造りの蔵、白漆喰になまこ塀が建ち並ぶ倉敷川畔を「美観地区」とし、景観の保全を図っている。
  4. 鹿児島県南九州市の知覧では、「パタン・ランゲージ」に範をとったまちづくり規範により、明治時代の大火からの復興によって形成された、蔵造りの歴史的町並み景観の保全が実践されている。
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正解:4

選択肢1:適当:黒石「こみせ」は伝建地区。

選択肢2:適当:掛川は城下町景観の活用(地区計画等)。

選択肢3:適当:倉敷美観地区の記述は妥当。

選択肢4:不適当(正解):知覧は江戸期武家屋敷群の保存で,「パタン・ランゲージ」や蔵造り中心の説明は誤り。

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問12 集合住宅・住宅団地の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

集合住宅・住宅団地の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 同潤会江戸川アパート(東京都、1934年)は、社交室、共同浴場、食堂、洗濯場等の付帯施設を有する集合住宅として計画された。
  2. コモンシティ星田A2(大阪府、1992年)は、敷地内の緩斜面を活かした緑道の配置や、塀・門を極力設けない外構計画等により、連続した開放的な外部空間を創り出した戸建ての住宅団地として計画された。
  3. 幕張ベイタウンパティオス4番街(千葉県、1995年)は、高層板状住棟による高密度な賃貸集合住宅であり、住戸には、仕事場等として使用できる開放的なf-ルーム(ホワイエルーム)が設けられ、中廊下やコモンテラスと連続して計画された。
  4. 釜石・平田地区仮設住宅団地(岩手県、2011年)は、東日本大震災の復興支援の一環として建設されたコミュニティケア型仮設住宅団地であり、診療所付きのサポートセンターや仮設店舗が計画された。
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正解:3

選択肢1:適当:同潤会江戸川アパートは共用施設を備えた集合住宅。

選択肢2:適当:星田A2は開放的外部空間を重視した戸建団地。

選択肢3:不適当(正解):パティオス4番街は中層中心で記述の高層板状・f-ルーム等の内容は不正確。

選択肢4:適当:釜石・平田の仮設団地の記述は妥当。

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問13 集合住宅・住宅団地の改修の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

集合住宅・住宅団地の改修の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 北側に階段室をもつ階段室型の5階建て集合住宅において、バリアフリー改修のため、北側に廊下棟を増築し、ここに着床するエレベーターを設置するとともに増築した廊下に面して各住戸の新しい玄関を設置した。
  2. 既存の集合住宅をサービス付き高齢者向け住宅とするため、バリアフリー改修を施し、各住戸専用部分の床面積が25m2以上となるようにした。
  3. 分譲集合住宅の共用部分において、形状の著しい変更を伴わない大規模修繕工事について、区分所有者数及び議決権の各過半数の決議を経て行うこととした。
  4. 住宅団地内の道路の改修において、歩車共存を目的として、車の通行部分を蛇行させスピードを落とさせるラドバーン方式を採用した。
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正解:4

選択肢1:適当:外廊下棟増築+EVでバリアフリー化。

選択肢2:適当:サ高住は専用部25㎡以上が目安。

選択肢3:適当:共用部の大規模修繕は各過半数で可(形状著変なし)。

選択肢4:不適当(正解):ラドバーン方式は歩車分離であり,道路蛇行で減速させる方式ではない。

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問14 事務所ビルに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

事務所ビルに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ジョンソン・ワックス・ビル(アメリカ、1936年)の2層吹抜けの執務スペースでは、天井付近が広がった樹木状の柱や柱頭まわりの天窓、ハイサイドライトによって、内部に自然を再現している。
  2. フォード財団本部ビル(アメリカ、1967年)は、ビル内部に豊かな植栽が施されたアトリウムをもち、各フロアの執務スペースはアトリウムをL字型に囲むように配置されている。
  3. 丸の内ビルディング(東京都、2002年)の高層階のオフィスゾーンは、中央にアトリウムを設け、事務室沿いの廊下をアトリウムに面して配置しており、その廊下から建築物のどこの位置に自分がいるのかを把握することができる。
  4. ROKIGlobalInnovationCenter(静岡県、2013年)は、執務スペースが階段状に積層する立体的なワンルーム空間に、ガラスをはめこんだ木と鉄のハイブリッドトラスの屋根をかけ、自然光を通すフィルターを使用した天幕を設けている。
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正解:3

選択肢1:適当:J・ワックスの自然光・樹木状柱の記述は妥当。

選択肢2:適当:フォード財団本部は大アトリウムを囲む構成。

選択肢3:不適当(正解):丸ビルの高層オフィスは中央アトリウム型ではなく,記述は不適。

選択肢4:適当:ROKI GIC の説明は妥当。

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問15 図書館等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

図書館等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 金沢市立玉川図書館(石川県、1979年)は、東側の開架部門と、中庭を挟んで西側にある学習・管理部門を分けることによって、開架部門を気軽に立ち寄り利用できる空間とした図書館である。
  2. 朝霞市立図書館本館(埼玉県、1987年)は、成人開架と児童開架をL字型平面に振り分け、自習室を設けず、閲覧席を少数にするなど、貸出を重視した図書館である。
  3. 苅田町立図書館本館(福岡県、1990年)は、多様な閲覧席と豊富な資料を備え、開架書架群に沿ってベンチ、和室、屋外読書スペースなどを設けることで、来館者が長い時間を過ごせるように計画した図書館である。
  4. ぎふメディアコスモス(岐阜県、2015年)は、木造格子屋根をもつ市立中央図書館や、市民活動交流センター、多文化交流プラザ及び展示ギャラリー等からなる複合施設である。
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正解:2

選択肢1:適当:玉川図書館の配置趣旨は妥当。

選択肢2:不適当(正解):朝霞本館は貸出偏重のみではなく学習席等も備える。

選択肢3:適当:苅田町立図書館の滞在重視の計画は妥当。

選択肢4:適当:ぎふメディアコスモスは複合施設で記述どおり。

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問16 医療施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

医療施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 病棟の患者用トイレの計画においては、トイレを分散して配置するなど、病室とトイレの距離を短くする工夫が必要である。
  2. LDRとは、陣痛・分娩・回復と出産の過程に応じてそれぞれに必要な設備が整った専用の部屋を設ける方式である。
  3. 4床病室の計画において、隣り合うベッドとベッドとの間に幅1m以上のスペースを確保するためには、病室面積は32m2以上が目安となる。
  4. 回復期リハビリテーションは、疾患に応じ90日から180日をかけて身体の機能や日常生活動作(ADL)の改善を図ることを目的としている。
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正解:2

選択肢1:適当:病室とトイレ距離の短縮は重要。

選択肢2:不適当(正解):LDRは「1室で陣痛・分娩・回復」を行う方式で,専用室を別々に設ける方式ではない。

選択肢3:適当:4床室でベッド間1m確保なら32㎡程度が目安。

選択肢4:適当:回復期リハは90~180日が一般的。

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問17 子どもに関わる施設に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

子どもに関わる施設に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 幼稚園と保育所の施設を共用化した認定こども園において、遊戯室、調理室、管理諸室、屋外環境等は幼稚園と保育所の共用の空間として計画した。
  2. 総合病院における小児患者のための病床は、疾病ごとの特徴に対し的確に対応できるように、診療科ごとにそれぞれ設けた。
  3. 放課後等デイサービス事業所において、屋外遊びを豊かにするために、学校と連携して校庭等を有効に活用した。
  4. 義務教育学校(小中一貫校)の特別支援学級関係室においては、9年間の系統性・連続性のある教育活動や一貫した支援を効果的に行えるように、小学校と中学校の配置や室構成を計画した。
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正解:2

選択肢1:適当:認定こども園は共用空間の計画が可能。

選択肢2:不適当(正解):小児病床は診療科別縦割りより小児病棟の一体運用が基本。

選択肢3:適当:放課後等DSで校庭等の活用は有効。

選択肢4:適当:義務教育学校では9年間の連続性に配慮した配置計画。

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問18 建築関係の資格者に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築関係の資格者に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 二級建築士事務所を管理する二級建築士が、一級建築士事務所の管理建築士となるには、一級建築士の免許を取得後、3年以上の建築物の設計、工事監理等に関する業務に従事する必要がある。
  2. 一級建築士事務所において、建築士法で定める重要事項の説明については、管理建築士のほか当該一級建築士事務所に属する一級建築士も行うことができる。
  3. 監理技術者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理等を行うとともに当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行う必要がある。
  4. 施工管理技士は、施工技術の向上を図るため、建設業者の施工する建設工事に従事し又はしようとする者を対象として行う技術検定に合格した者である。
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正解:1

選択肢1:不適当(正解):管理建築士は「一級建築士としての」実務3年以上+講習が必要(二級での実務では足りない)。

選択肢2:適当:重要事項説明は管理建築士のほか所属一級建築士も可。

選択肢3:適当:監理技術者の職務記述は妥当。

選択肢4:適当:施工管理技士は技術検定合格者。

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問19 建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に

建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。

  1. 屋外施設において、芝類の数量は種類及び工法ごとに面積を計測・計算するが、芝類の範囲にある排水桝等の面積が1箇所当たり0.5m2以下のときは、その欠除は、原則としてないものとする。
  2. 窓、出入口等の開口部による型枠の欠除は、原則として建具類等の開口部の内法寸法で計算するが、開口部の内法の見付面積が1箇所当たり0.5m2以下の場合は、原則として型枠の欠除はないものとする。
  3. 鉄筋の所要数量は、その設計数量の5%割増しを標準とする。
  4. 耐火被覆は、耐火被覆材の材種、材質、形状、寸法、工法、耐火時間及び部位(柱、梁)ごとに区分して計測・計算する。
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正解:3

選択肢1:適当:芝の数量は小開口0.5㎡以下は欠除なし扱い。

選択肢2:適当:小開口0.5㎡以下は型枠欠除なし扱い。

選択肢3:不適当(正解):鉄筋「設計数量の5%割増し」を一律標準とはしない。

選択肢4:適当:耐火被覆は材種・工法・部位等で区分計測。

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問20 建築プロジェクトのマネジメント等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか

建築プロジェクトのマネジメント等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 建設工事において、コンカレントエンジニアリングとは、設計から施工までの工程にかかわる全ての部門の人材が集まり、工程をオーバーラップさせて諸問題を討議しながら作業を進めていく方式である。
  2. PFI事業において、VFMとは、重要な概念の一つで、支払いに対して最も価値の高いサービスを供給するという考え方のことである。
  3. 公共事業において、BTO方式とは、民間事業者が資金調達を行って施設を建設し、完成直後に公共に所有権を移転し、当該民間事業者に一定期間、維持管理及び運営を委ねる方式である。
  4. 国土交通省が示す設計者選定方式において、プロポーザル方式とは、提出された具体的な設計案を審査し、最も優れた設計案を選ぶ方式である。
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正解:4

選択肢1:適当:コンカレントは工程の重ね合わせによる同時進行。

選択肢2:適当:VFMは支払いに対する価値最大化の概念。

選択肢3:適当:BTOは建設後に公共へ所有権移転し民間が一定期間運営。

選択肢4:不適当(正解):プロポーザルは設計者選定で技術提案等を評価し,具体的設計案を競うのはコンペ方式。

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