二級建築士 令和3年 施工

二級建築士 R3 施工 過去問・解説


問1 施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 施工計画書に含まれる基本工程表については、監理者が作成し、検査及び立会の日程等を施工者へ指示した。
  2. 工事種別施工計画書における品質管理計画には、品質評価方法及び管理値を外れた場合の措置についても記載した。
  3. 施工管理には、その任務に必要な能力、資格を有する管理者を選定し、監理者に報告した。
  4. 総合施工計画書には、設計図書において指定された仮設物の施工計画に関する事項についても記載した。
  5. 施工図・見本等の作成については、監理者と協議したうえで該当部分の施工図・見本等を作成し、承認を得た。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当(正解):基本工程表は施工者が作成し、監理者は確認・指示調整。

選択肢2:適当:品質評価方法や外れた場合の措置を記載。

選択肢3:適当:必要な能力・資格を有する管理者を選任・報告。

選択肢4:適当:設計図書で指定の仮設計画事項も総合施工計画書に記載。

選択肢5:適当:施工図・見本は協議・提出・承認を得る。

ページ上部へ戻る


問2 建築士法の規定に基づく「建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのでき

建築士法の規定に基づく「建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのできる報酬の基準」において、建築士が行う工事監理に関する標準業務及びその他の標準業務として、最も不適当なものは、次のうちどれか。

  1. 設計図書の内容を把握し、設計図書に明らかな、矛盾、誤謬、脱漏、不適切な納まり等を発見した場合には、設計者に報告し、必要に応じて建築主事に届け出る。
  2. 工事施工者から工事に関する質疑書が提出された場合、設計図書に定められた品質確保の観点から技術的に検討し、必要に応じて建築主を通じて設計者に確認の上、回答を工事施工者に通知する。
  3. 設計図書の定めにより、工事施工者が提案又は提出する工事材料が設計図書の内容に適合しているかについて検討し、建築主に報告する。
  4. 工事請負契約に定められた指示、検査、試験、立会い、確認、審査、承認、助言、協議等を行い、また工事施工者がこれを求めたときは、速やかにこれに応じる。
  5. 建築基準法等の法令に基づく関係機関の検査に必要な書類を工事施工者の協力を得てとりまとめるとともに、当該検査に立会い、その指摘事項等について、工事施工者等が作成し、提出する検査記録等に基づき建築主に報告する。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当(正解):「建築主事へ届出」は工事監理者の標準業務の範囲外。設計者への報告は行う。

選択肢2:適当:質疑は技術検討し、建築主経由で設計者確認の上回答。

選択肢3:適当:提案材料の適合性を検討し建築主へ報告。

選択肢4:適当:契約に定める検査や承認等に速やかに応じる。

選択肢5:適当:法令検査の書類取りまとめ・立会い・結果報告を行う。

ページ上部へ戻る


問3 工事現場における材料の保管等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

工事現場における材料の保管等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 外壁工事に用いる押出成形セメント板は、屋内の平坦で乾燥した場所に、台木を用いて1.0mの高さに積み重ねて保管した。
  2. 被覆アーク溶接棒は、湿気を吸収しないように保管し、作業時には携帯用乾燥器を用いた。
  3. アスファルトルーフィングは、屋内の乾燥した場所に平積みにして保管した。
  4. 屋外にシートを掛けて保管する断熱材は、シートと断熱材との間に􄼱間を設けて通気できるようにした。
  5. セメントは、吸湿しないように、上げ床のある倉庫内に保管した。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:押出成形セメント板は屋内乾燥・平坦面で保管(過度の高積みは避ける)。

選択肢2:適当:被覆アーク溶接棒は防湿保管・携帯乾燥器を使用。

選択肢3:不適当(正解):アスファルトルーフィングを“平積みで長期保管”は変形・癒着の恐れ。直射日光回避・過積み禁止。

選択肢4:適当:屋外保管の断熱材はシートと材料間に空隙を設けて通気。

選択肢5:適当:セメントは上げ床の乾燥倉庫で防湿保管。

ページ上部へ戻る


問4 建築等の工事現場から排出される廃棄物に関する次の記述のうち、「廃棄物の処理及び清

建築等の工事現場から排出される廃棄物に関する次の記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に照らして、誤っているものはどれか。

  1. 防水工事用アスファルトの使用残さは、産業廃棄物に該当する。
  2. 建築物の解体に伴って生じたれんがの破片は、産業廃棄物に該当する。
  3. 事務所の基礎工事に伴って生じた汚泥は、産業廃棄物に該当する。
  4. 建築物の改築工事に伴って生じた繊維くずは、一般廃棄物に該当する。
  5. 石綿建材除去事業に伴って生じた飛散するおそれのある石綿は、特別管理産業廃棄物に該当する。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:防水用アスファルト残さ=産業廃棄物。

選択肢2:適当:解体に伴うれんがくず=産業廃棄物。

選択肢3:適当:基礎工事の汚泥=産業廃棄物。

選択肢4:不適当(正解):改築に伴う繊維くずは“産業廃棄物”。

選択肢5:適当:飛散性石綿=特別管理産業廃棄物。

ページ上部へ戻る


問5 仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 高さが12mの枠組足場における壁つなぎの間隔を、垂直方向9m、水平方向8mとした。
  2. 高さが9mの登り桟橋において、高さ4.5mの位置に踊り場を設けた。
  3. はしご道のはしごの上端を、床から40cm突出させた。
  4. 枠組足場において、墜落防止のために、交差筋かい及び高さ30cmの位置に下桟を設けた。
  5. 単管足場において、作業に伴う物体の落下防止のために、作業床の両側に高さ10cmの幅木を設けた。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:枠組足場 壁つなぎ間隔(例)V=9m・H=8mは過大でなく設計で可(※他条件次第)。

選択肢2:適当:登り桟橋9mに踊り場4.5mは妥当。

選択肢3:不適当(正解):はしご上端は床上60cm以上突出が原則。40cmは不足。

選択肢4:適当:交差筋かい+下桟(つま先板)など墜落防止の措置。

選択肢5:適当:単管足場の幅木高さ10cmは妥当。

ページ上部へ戻る


問6 木造住宅の布基礎において、図中のA~Eとその一般的な寸法との組合せとして、最も不

木造住宅の布基礎において、図中のA~Eとその一般的な寸法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、アンカーボルトはホールダウン専用アンカーボルト(M16)とし、柱脚部の短期許容耐力を20kNとする。

  1. A(立上り部分の厚さ)ー150mm
  2. B(地面から基礎上端までの高さ)ー400mm
  3. C(根入れ深さ)ー200mm
  4. D(底盤の幅)ー450mm
  5. E(アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さ)ー360mm
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:立上り厚150mmは一般的。

選択肢2:適当:地面から基礎上端400mmは妥当。

選択肢3:不適当(正解):根入れ200mmは不足(一般に更に深く確保)。

選択肢4:適当:底盤幅450mmは妥当例。

選択肢5:適当:M16の埋込み360mmは例として妥当。

ページ上部へ戻る


問7 杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

杭工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. アースドリル工法において、表層ケーシングを建て込み、安定液を注入しながらドリリングバケットにより掘進した。
  2. オールケーシング工法において、ケーシングチューブを回転圧入しながら、ハンマーグラブにより掘進した。
  3. セメントミルク工法において、アースオーガーによる掘削中は正回転とし、引上げ時には逆回転とした。
  4. リバース工法において、地下水位を確認し、水頭差を2m以上保つように掘進した。
  5. スライムの処理において、一次処理は掘削完了直後に、二次処理はコンクリート打込み直前に行った。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:アースドリル=表層ケーシング+安定液+ドリリングバケット。

選択肢2:適当:オールケーシング=回転圧入しハンマーグラブで掘進。

選択肢3:不適当(正解):セメントミルク工法は引上げ時も正回転が基本。逆回転としない。

選択肢4:適当:リバースは水頭差を確保して掘進(2m以上など)。

選択肢5:適当:スライムの一次処理=掘削直後、二次処理=打込み直前。

ページ上部へ戻る


問8 鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 梁・柱・基礎梁・壁の側面のスペーサーは、特記がなかったので、プラスチック製のものを用いた。
  2. 梁主筋を柱内に折り曲げて定着させる部分では、特記がなかったので、投影定着長さを柱せいの1/2とした。
  3. 鉄筋に付着した油脂類、浮き錆、セメントペースト類は、コンクリート打込み前に除去した。
  4. 鉄筋の重ね継手において、鉄筋径が異なる異形鉄筋相互の継手の長さは、細いほうの鉄筋径を基準として算出した。
  5. 梁の貫通孔に接する鉄筋のかぶり厚さは、梁の鉄筋の最小かぶり厚さと同じとした。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:側面スペーサーに樹脂製使用は可(特記なし)。

選択肢2:不適当(正解):折曲げ定着の“投影定着長さ=柱せいの1/2”とするのは不適切(所定の算定・最低長さが必要)。

選択肢3:適当:油脂・浮き錆・レイタンスは打込み前に除去。

選択肢4:適当:異径の重ね継手長さは細い方の径で算定。

選択肢5:適当:貫通孔近傍のかぶり厚さは最小かぶり以上を確保。

ページ上部へ戻る


問9 型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. せき板としてJASで規定されているコンクリート型枠用合板は、特記がなかったので、その厚さを12mmとした。
  2. 梁の側面のせき板は、建築物の計画供用期間の級が「標準」であり、普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの打込み後5日間の平均気温が20℃以上であったので、圧縮試験を行わずに取り外した。
  3. 支柱として用いるパイプサポートの高さが3.6mであったので、水平つなぎを高さ1.8mの位置に二方向に設け、かつ、水平つなぎの変位を防止した。
  4. 型枠は、足場等の仮設物とは連結させずに設置した。
  5. 構造体コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の90%に達し、かつ、施工中の荷重及び外力について構造計算による安全が確認されたので、梁下の支柱を取り外した。
正解・解説を見る

正解:5

選択肢1:適当:JASの型枠用合板12mmは一般的。

選択肢2:適当:標準級・20℃以上で養生が良ければ梁側面せき板の早期外し可(圧縮試験を要しない側面)。

選択肢3:適当:パイプサポート3.6m→水平つなぎを1.8m位置に二方向+変位止め。

選択肢4:適当:型枠は足場等と連結しない。

選択肢5:不適当(正解):梁下支柱の除去は“設計基準強度の90%”の断定では不可。強度確認と安全検討の上で所定条件を満たす必要。

ページ上部へ戻る


問10 コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ひび割れの発生を防止するため、所要の品質が得られる範囲内で、コンクリートの単位水量をできるだけ小さくした。
  2. 構造体強度補正値は、特記がなかったので、セメントの種類及びコンクリートの打込みから材齢28日までの予想平均気温に応じて定めた。
  3. コンクリートの強度試験は、打込み日及び打込み工区ごと、かつ、150m3以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行った。
  4. コンクリートの品質基準強度は、設計基準強度と耐久設計基準強度との平均値とした。
  5. 日平均気温の平年値が25℃を超える期間のコンクリート工事において、特記がなかったので、荷卸し時のコンクリートの温度は、35℃以下となるようにした。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:ひび割れ抑制のため単位水量は極力小さく。

選択肢2:適当:構造体強度補正値はセメント種・予想気温で設定。

選択肢3:適当:強度試験は打込み日・工区ごと、150m³以下単位で。

選択肢4:不適当(正解):品質基準強度を“設計基準強度と耐久設計基準強度の平均値”とはしない(大きい方等の規定)。

選択肢5:適当:高温期の荷卸し温度は35℃以下の管理。

ページ上部へ戻る


問11 コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリートの打込みにおいて、同一区画の打込み継続中における打重ね時間の間隔は、外気温が20℃であったので、120分以内とした。
  2. 床スラブの打込み後、24時間が経過したので、振動や衝撃などを与えないように、床スラブ上において墨出しを行った。
  3. 梁及びスラブにおける鉛直打継ぎの位置を、そのスパンの端部とした。
  4. 棒形振動機による締固めの加振は、コンクリートの上面にセメントペーストが浮くまでとした。
  5. コンクリートの打込み当初及び打込み中に随時、ワーカビリティーが安定していることを目視により確認した。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:打重ね時間の目安120分(20℃)は妥当。

選択肢2:適当:24時間後に静かに墨出しは可。

選択肢3:不適当(正解):梁・スラブの“鉛直”打継ぎ位置をスパン端部とするのは不適。曲げの小さい位置(概ね支点近傍以外)を原則に計画。

選択肢4:適当:棒形振動機はモルタル浮上程度で止めるのが目安。

選択肢5:適当:打込み当初から随時ワーカビリティーを確認。

ページ上部へ戻る


問12 鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ベースプレートとアンカーボルトとの緊結を確実に行うため、ナットは二重とし、ナット上部にアンカーボルトのねじ山が3山以上出るようにした。
  2. トルシア形高力ボルトの締付け作業において、締付け後のボルトの余長は、ナット面から突き出た長さが、ねじ1~6山の範囲のものを合格とした。
  3. 高力ボルトの締付け作業において、高力ボルトを取り付けた後、一次締め、マーキング、本締めの順で行った。
  4. トルシア形高力ボルトの締付け後の目視検査において、共回りや軸回りの有無については、ピンテールの破断により判定した。
  5. 建方において、架構の倒壊防止用ワイヤーロープを、建入れ直し用に兼用した。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:ベースプレート部はダブルナット等で緊結、ボルトのねじ山余長確保。

選択肢2:適当:トルシア形の余長は1~6山を合格範囲とする扱い。

選択肢3:適当:高力ボルト締付は取付→一次締め→マーキング→本締め。

選択肢4:不適当(正解):共回り・軸回りの有無はピンテール破断のみでは判定できない(観察と確認を要する)。

選択肢5:適当:倒壊防止ワイヤを建入れ直し用と兼用しない。

ページ上部へ戻る


問13 鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。
  2. 作業場所の気温が4℃であったので、溶接線から100mmまでの範囲の母材部分を加熱して、溶接を行った。
  3. 溶接部に割れがあったので、溶接金属を全長にわたって除去し、再溶接を行った。
  4. 溶接部にブローホールがあったので、除去した後、再溶接を行った。
  5. スタッド溶接の溶接面に著しい錆さびが付着していたので、スタッド軸径の1.5倍の範囲の錆をグラインダーで除去し、溶接を行った。
正解・解説を見る

正解:5

選択肢1:適当:仮ボルトに高力ボルト使用・必要数締付け。

選択肢2:適当:低温時は予熱して溶接。

選択肢3:適当:割れ部は全長除去し再溶接。

選択肢4:適当:ブローホールは除去後に再溶接。

選択肢5:不適当(正解):スタッド溶接部の素地は錆を広めに金属光沢まで除去。“径の1.5倍の範囲のみ”では不足。

ページ上部へ戻る


問14 外壁のALCパネル工事及び押出成形セメント板工事に関する次の記述のうち、最も不適

外壁のALCパネル工事及び押出成形セメント板工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 雨掛り部分のALCパネルの目地には、シーリング材を充填した。
  2. ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮調整目地とし、特記がなかったので、目地幅は10mmとした。
  3. 押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は伸縮調整目地とし、特記がなかったので、目地幅は15mmとした。
  4. 押出成形セメント板に損傷があったが、パネルの構造耐力や防水性能などに影響のない軽微なものであったので、補修して使用した。
  5. 押出成形セメント板を横張り工法で取り付けるに当たり、取付け金物は、セメント板がスライドしないように取り付けた。
正解・解説を見る

正解:5

選択肢1:適当:雨掛かり部のALC目地にシーリング。

選択肢2:適当:小口相互は伸縮目地・幅10mmは一般例。

選択肢3:適当:押出成形セメント板の入隅・出隅も伸縮目地・15mmは一般例。

選択肢4:適当:軽微損傷は補修の上使用可。

選択肢5:不適当(正解):横張りは温度伸縮のためスライド許容が必要。固定してはならない。

ページ上部へ戻る


問15 木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 構造材に用いる製材の品質は、JASに適合する構造用製材若しくは広葉樹製材、又はこれらと同等以上の性能を有するものとする。
  2. 根太を設けた床組の床下地板にパーティクルボードを使用する場合は、厚さ12mm以上のものを用いる。
  3. 建入れ直し後の建方精度の許容値は、特記がなければ、垂直、水平の誤差の範囲を1/1,000以下とする。
  4. 合板とは、木材を薄くむいた1.0~5.5mmの単板を繊維方向に1枚ごと直交させ、奇数枚を接着剤で貼り合わせて1枚の板としたものである。
  5. 合板等の釘打ちについて、長さの表示のない場合の釘の長さは、打ち付ける板厚の2.5倍以上を標準とする。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:構造材はJAS等の規格品または同等以上。

選択肢2:不適当(正解):床下地に用いるパーティクルボードは12mmでは不足(より厚さが必要)。

選択肢3:適当:建方精度の許容 1/1000 程度。

選択肢4:適当:合板は奇数枚・直交積層。

選択肢5:適当:釘長さは板厚の2.5倍以上を標準。

ページ上部へ戻る


問16 木工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

木工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 木造軸組工法において、基礎と土台とを緊結するアンカーボルトについては、耐力壁の両端の柱の下部付近及び土台継手・土台仕口の下木の端部付近に設置した。
  2. 垂木と軒桁の接合に、ひねり金物を使用した。
  3. 桁に使用する木材については、継ぎ伸しの都合上、やむを得ず長さ2mの短材を使用した。
  4. 和室の畳床において、根太の間隔を450mmとした。
  5. 外気に通じる小屋裏の外壁部分については、天井面に断熱材を施工したので、断熱構造としなかった。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当(正解):アンカーボルトは土台継手・仕口の直下や端部近傍は避けて配置する(耐力壁端柱・適切ピッチに設置)。

選択肢2:適当:垂木と軒桁の接合にひねり金物は有効。

選択肢3:適当:やむを得ない短尺使用時は継手計画・補強を行う。

選択肢4:適当:畳床の根太間隔450mmは一般的。

選択肢5:適当:外気に通じる小屋裏外壁は断熱区画に含めない(天井断熱でよい)。

ページ上部へ戻る


問17 屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 木造2階建て住宅の平家部分の下葺きに用いるアスファルトルーフィングは、壁面との取合い部において、その壁面に沿って250mm立ち上げた。
  2. 木造住宅の樋工事において、硬質塩化ビニル製の雨樋を使用し、特記がなかったので、軒樋の樋受金物の取付け間隔を1.8mとした。
  3. 木造住宅の粘土瓦葺における瓦の留付けに使用する緊結線は、径0.9mmのステンレス製のものとした。
  4. 鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根のアスファルト防水工事において、アスファルトルーフィングの上下層の継目が同一箇所とならないように張り付けた。
  5. 鉄筋コンクリート造建築物の陸屋根のウレタンゴム系高伸長形塗膜防水工法(密着工法)において、防水材の塗継ぎの重ね幅については100mmとした。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:下葺きルーフィングの立上げ250mmは妥当。

選択肢2:不適当(正解):硬質塩ビの軒樋受金物ピッチ1.8mは粗すぎ。一般に0.6~1.0m程度。

選択肢3:適当:粘土瓦の緊結線に径0.9mmのステンレス。

選択肢4:適当:ルーフィングの上下継目はずらして貼る。

選択肢5:適当:塗膜防水の塗継ぎ重ね幅100mmは例として妥当。

ページ上部へ戻る


問18 左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、上塗りには、下塗りよりも貧調合のモルタルを使用した。
  2. 屋内のせっこうプラスター塗りにおいて、施工後、せっこうが硬化したので、適度な通風を与えて塗り面の乾燥を図った。
  3. 外壁の二丁掛けタイルの密着張りにおいて、張付けモルタルの塗り厚は、15mmとした。
  4. タイルのマスク張りにおいて、ユニットタイル用マスクを用い、ユニット裏面全面に張付けモルタルを塗り付け、タイル周辺から張付けモルタルがはみ出すまでたたき締めた。
  5. 外壁乾式工法による石材の取付けにおいて、特記がなかったので、石材間の目地幅を8mmとし、シーリング材を充填した。
正解・解説を見る

正解:3

選択肢1:適当:上塗りは下塗りより貧調合。

選択肢2:適当:硬化後に通風で乾燥を促す。

選択肢3:不適当(正解):二丁掛けタイル密着張りで塗り厚15mmは厚過ぎ(通常5~10mm程度)。

選択肢4:適当:マスク張りはモルタルを十分に行き渡らせる。

選択肢5:適当:乾式石材の目地幅8mm+シーリングは一般例。

ページ上部へ戻る


問19 塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 屋内の木部は、オイルステイン塗りとした。
  2. 屋内の亜鉛めっき鋼面は、合成樹脂調合ペイント塗りとした。
  3. 木部の素地ごしらえにおいて、穴埋めとして、合成樹脂エマルションパテを使用した。
  4. 屋外の鉄骨面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。
  5. 屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、建築用下地調整塗材を使用した。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:屋内木部にオイルステイン可。

選択肢2:適当:屋内亜鉛めっき鋼面に合成樹脂調合ペイント可。

選択肢3:適当:木部の穴埋めにエマルションパテ可。

選択肢4:不適当(正解):屋外鉄骨面にエマルションペイントは耐候性不足(さび止め+溶剤系等が一般的)。

選択肢5:適当:屋外モルタル面の下地調整材使用は妥当。

ページ上部へ戻る


問20 建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか

建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 木造の一戸建て住宅のバルコニーにおいて、FRP系塗膜防水工事を施工した後、アルミニウム製建具の取付けを行った。
  2. アルミニウム製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を10mmとした。
  3. ガラスブロック積みにおいて、伸縮調整目地の位置について、特記がなかったので、伸縮調整目地を5mごとに設置した。
  4. ビニル床シートの張付けに先立ち、床コンクリート直均し仕上げの施工後、28日以上乾燥させてから、ビニル床シートを張り付けた。
  5. せっこうボードを洗面所内の天井に張り付けるに当たって、ステンレス鋼製の小ねじを使用した。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:FRP防水後に建具取付けの段取りは妥当。

選択肢2:不適当(正解):18mm複層ガラスの掛り代10mmは不足(一般に12~15mm程度を確保)。

選択肢3:適当:ガラスブロックの伸縮目地5mごと設置は一般例。

選択肢4:適当:ビニル床シートはコンクリートを十分乾燥(28日以上)後に施工。

選択肢5:適当:洗面所天井のねじにステンレス使用は妥当。

ページ上部へ戻る


問21 木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 屋内給水管の防露・保温材には、特記がなかったので、厚さ20mmの保温筒を使用した。
  2. 給水管と排水管を平行に地中に埋設するに当たり、両配管の水平間隔を500mm以上とし、給水管が排水管の上方となるようにした。
  3. 住宅用防災警報器は、天井面から下方0.15m以上0.5m以内の位置にある壁の屋内に面する部分に取り付けた。
  4. ユニットバスの設置に当たって、下地枠の取付けに並行して、端末設備配管を行った。
  5. 空気よりも軽い都市ガスのガス漏れ警報設備の検知器は、その下端が天井面から下方50cmの位置となるように取り付けた。
正解・解説を見る

正解:5

選択肢1:適当:屋内給水管の保温筒20mmは一般例。

選択肢2:適当:給水・排水の離隔と上下関係を確保。

選択肢3:適当:住宅用警報器の壁付け位置(天井面から0.15~0.5m下)は妥当。

選択肢4:適当:ユニットバスの端末配管は下地と並行して施工。

選択肢5:不適当(正解):空気より軽い都市ガスの検知器は“天井付近”に設置。天井から50cm下は下がり過ぎ。

ページ上部へ戻る


問22 改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 防水改修工事におけるアスファルト防水の既存下地の処理において、下地コンクリートのひび割れが0.7mmの箇所があったので、その部分をU字形にはつり、シーリングを充填した後、アスファルトルーフィングを増し張りした。
  2. コンクリート打ち放し外壁の0.5mmのひび割れを改修する樹脂注入工法において、特記がなかったので、自動式低圧エポキシ樹脂注入工法により行った。
  3. アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りの塗替えにおいて、モルタル面の下地調整における吸込止めの工程を省略した。
  4. 防煙シャッターの更新工事において、スラットはオーバーラッピング形とし、自動閉鎖型の障害物感知装置付とした。
  5. 軽量鉄骨壁下地材の錆さび止め塗料塗りは、現場での溶接を行った箇所には行ったが、高速カッターによる切断面には行わなかった。
正解・解説を見る

正解:1

選択肢1:不適当(正解):0.7mmのひび割れをUカット+シール後にルーフィング増張りは不適。亀裂注入・下地補修の適切選定が必要。

選択肢2:適当:0.5mm程度は自動式低圧エポキシ注入が一般。

選択肢3:適当:塗替えで吸い込み止めは通常必要だが、既設塗膜・仕様で省略可の特記がない限り要検討。

選択肢4:適当:防煙シャッターはオーバーラップ・自動閉鎖型障害物感知付が一般。

選択肢5:適当:LGSの切断面にも防錆塗装を施すのが望ましい(未実施は不可)。

ページ上部へ戻る


問23 建築工事に用いられる機械・器具に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築工事に用いられる機械・器具に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 山留め壁の撤去工事において、鋼矢板の引抜きに、バイブロハンマーを使用した。
  2. 左官工事において、床コンクリート直均し仕上げに、トロウェルを使用した。
  3. 鉄骨工事において、建入れ直しに、ターンバックルを使用した。
  4. 杭地業工事において、既製コンクリート杭の打込みに、振動コンパクターを使用した。
  5. 鉄筋工事において、鉄筋の切断にシヤーカッターを使用した。
正解・解説を見る

正解:4

選択肢1:適当:鋼矢板の引抜きにバイブロハンマー。

選択肢2:適当:床直均し仕上げにトロウェル。

選択肢3:適当:建入れ直しにターンバックル。

選択肢4:不適当(正解):既製コンクリート杭の打込みに振動コンパクタは用いない(バイブロハンマー等)。

選択肢5:適当:鉄筋の切断にシヤーカッター。

ページ上部へ戻る


問24 建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 工事費の積算は、建築工事、電気設備工事、機械設備工事及び昇降機設備工事等の工事種別ごとに行う。
  2. 工事費は、直接工事費、共通費及び消費税等相当額に区分して積算する。
  3. 直接工事費については、設計図書の表示に従って各工事種目ごとに区分する。
  4. 共通費については、共通仮設費、現場管理費及び一般管理費等に区分する。
  5. 共通仮設費は、各工事種目ごとに必要となる仮設に要する費用とする。
正解・解説を見る

正解:5

選択肢1:適当:工事種別ごとに積算。

選択肢2:適当:工事費=直接工事費+共通費+消費税等相当額。

選択肢3:適当:直接工事費は各工種ごとに区分。

選択肢4:適当:共通費は共通仮設費・現場管理費・一般管理費等。

選択肢5:不適当(正解):共通仮設費は“各工種ごと”ではなく、工事全体に共通して必要な仮設費。

ページ上部へ戻る


問25 請負契約に関する次の記述のうち、中央建設業審議会「民間建設工事標準請負契約約款(

請負契約に関する次の記述のうち、中央建設業審議会「民間建設工事標準請負契約約款(甲)」に照らして、最も不適当なものはどれか。

  1. 発注者は、工事が完成するまでの間は、必要があると認めるときは、書面をもって受注者に通知して工事を中止することができる。
  2. 受注者は、発注者及び監理者立会いのもと、法定検査を受ける。
  3. 工事を施工しない日又は工事を施工しない時間帯を定める場合は、その内容を契約書に記載する。
  4. 発注者は、工期の変更をするときは、変更後の工期を建設工事を施工するために通常必要と認められる期間に比して著しく短い期間としてはならない。
  5. 受注者は、工事現場における施工の技術上の管理をつかさどる監理技術者又は主任技術者を定め、書面をもってその氏名を発注者に通知する。
正解・解説を見る

正解:2

選択肢1:適当:発注者は必要に応じ工事中止を命ずることができる(書面)。

選択肢2:不適当(正解):法定検査は所管行政庁が行う。受注者は準備・立会い等を行うが「受ける」主体ではない。

選択肢3:適当:非施工日・時間帯は契約書に記載。

選択肢4:適当:工期変更後も著しく短い期間にしてはならない。

選択肢5:適当:監理技術者

ページ上部へ戻る