一級建築士 R4 施工 過去問・解説
問1 鉄筋コンクリート造建築物の施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれ
鉄筋コンクリート造建築物の施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ネットワーク工程表において、トータルフロートが最小のパスをクリティカルパスといい、これを重点管理することが、工程管理上、重要である。
- 工事施工者は、工事の着手に先立ち、総合仮設を含めた工事の全般的な進め方や、主要工事の施工方法、品質目標と管理方針、重要管理事項等の大要を定めた、総合施工計画書を作成する。
- 総合図は、一般に、意匠、構造、設備などの分野別に作成された設計図書に基づき相互に関連する工事内容を一枚の図面に表したもので、コンクリート躯体図の作成後に工事施工者が作成する。
- 概成工期は、建築物等の使用を想定して総合試運転調整を行ううえで、関連工事を含めた各工事が支障のない状態にまで完了しているべき期限である。
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正解:3
選択肢1:適当:トータルフロート最小の経路=クリティカルパスを重点管理。
選択肢2:適当:総合施工計画書で全体方針・品質・工程等を定める。
選択肢3:不適当(正解):総合図はコンクリート躯体図作成前から干渉調整用に作成・更新する。
選択肢4:適当:概成工期=総合試運転等が支障なくできる期限。
問2 工事現場の管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
工事現場の管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 鉄筋コンクリート造建築物の墨出しにおいて、2階より上階については、一般に、建築物の四隅の床に小さな穴を開けておき、下げ振り等により下階から上階に基準墨を上げる。
- 遣方の検査において、当該工事の監理者は、墨出しの順序と同じ順序で確認するなど、できる限り工事施工者が行った方法と同じ方法で確認する。
- 施工条件の設計図書等との不一致、工事内容の変更等により、実施工程表を変更する必要が生じた場合には、工事施工者は、施工等に支障がないように実施工程表を直ちに変更し、変更した部分の施工に先立ち、当該工事の発注者及び監理者に提出する。
- 建築物の解体において、石綿の除去作業に用いられ、廃棄されたプラスチックシートや防塵マスクは、特別管理産業廃棄物に該当する。
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正解:2
選択肢1:適当:通り芯の基準墨を下階から上階へ下げ振りで上げる方法は一般的。
選択肢2:不適当(正解):遣方検査は施工者と同じ方法に限定されない。標準的な検査手順で独立確認する。
選択肢3:適当:工程変更は直ちに修正し、提出・合意の上で施工。
選択肢4:適当:石綿除去で使用した防じんマスク等は特管産廃。
問3 材料管理、品質管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
材料管理、品質管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 工事用材料について、設計図書に製品名及び製造所が3種類指定されていたので、その中から工事施工者が選定した。
- 工事施工者は、設計図書においてJIS又はJASの指定のある材料について、それぞれのマーク表示のあるものを使用することとしたので、当該工事の監理者への「設計図書に定める品質及び性能を有することの証明となる資料」の提出を省略した。
- 工事現場における錆止め塗料塗りにおいて、塗装面の単位面積当たりの塗付け量の確認については、膜厚測定が困難であるので、使用量から推定することにした。
- 有機系接着剤によるタイル後張り工法において、屋内の吹抜け部分の壁面に張り付けたタイルについては、接着剤の硬化前に全面にわたり打診による確認を行った。
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正解:4
選択肢1:適当:同等指定(製品名・製造所複数)から施工者が選定可。
選択肢2:適当:JIS/JAS品でも品質証明資料の提出は求められる。省略不可→(※ここは「省略しない」判断が適当)。
選択肢3:適当:膜厚直測困難な錆止めは使用量実績で確認可(要管理)。
選択肢4:不適当(正解):後張りタイルは硬化後に打診。硬化前の全数打診は不適。
問4 鉄筋コンクリート造の共同住宅(床面積の合計が1,500m2)の新築工事の届出等に
鉄筋コンクリート造の共同住宅(床面積の合計が1,500m2)の新築工事の届出等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- この敷地に設ける駐車場の出入りのために歩道の切下げを行う必要があったので、当該工事の建築主が、歩道の工事の設計及び実施計画について承認を受けるための申請書を、建築主事あてに提出した。
- この工事の確認申請と同時に、当該工事の建築主が、建築工事届を、建築主事を経由して都道府県知事あてに提出した。
- この工事が「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」の対象建設工事であることから、当該工事の発注者が、工事に着手する日の7日前までに、分別解体等の計画等を添えた届出書を、都道府県知事あてに提出した。
- この工事が完了した日から4日以内に到達するように、当該工事の建築主が、完了検査申請書を、建築主事あてに提出した。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):歩道切下げは道路管理者へ申請。建築主事ではない。
選択肢2:適当:建築工事届は確認申請と併せて提出可。
選択肢3:適当:再資源化法の事前届出(7日前まで)。
選択肢4:適当:完了検査申請は工事完了の日から4日以内到達で可。
問5 地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ボーリングにおいて、地表面付近の孔壁が崩壊するおそれがあったので、ドライブパイプを0.5~1.5m程度打ち込み、孔壁を保護した。
- ボーリングにおいて、孔内に地下水が認められたので、長時間放置し、水位が安定した後に、孔内水位を測定した。
- 標準貫入試験の本打ちにおいて、打撃回数が50回、累計貫入量が30cmであったので、N値を30とした。
- 標準貫入試験の結果から得られたN値により、砂質地盤の相対密度や内部摩擦角を推定した。
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正解:3
選択肢1:適当:崩壊防止にドライブパイプで孔壁保護。
選択肢2:適当:地下水位は静水位で測定。
選択肢3:不適当(正解):N値は30/50=50回打撃で30cm未満なら打切りN値=50超扱い等の規程あり。単純に30は誤り。
選択肢4:適当:N値から相対密度やφの推定は可。
問6 土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 根切り工事において、工事施工者が施工に支障となる障害物を発見したので、撤去の方法、処分の方法、時期などについて、当該工事の監理者と協議した。
- ディープウェル工法において、建築物の位置に設けられたディープウェルの揚水停止後の処置については、箱抜きした基礎スラブ内で井戸管を切断し、その内部を砕石で充填した後、その上に直接コンクリートを打設した。
- 山留め工事において、山留め壁の変形、切ばりの蛇行を防止するため、「切ばり交差部の切ばり相互」及び「切ばりと切ばり支柱」をそれぞれ緊結した。
- 山留め支保工の撤去作業において、腹起しと切ばりについては、切ばりジャッキの軸力を緩めてから撤去した。
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正解:2
選択肢1:適当:障害物撤去は監理者と協議。
選択肢2:不適当(正解):ディープウェル井戸管は適切に撤去/圧入処理し、直接上にスラブ打込みは不可。
選択肢3:適当:切ばり交差・支柱は緊結して蛇行防止。
選択肢4:適当:撤去はジャッキ荷重を抜いてから。
問7 地業工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
地業工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 直接基礎において、掘削作業をバックホウにより行ったが、支持層となる床付け面までの30~50cmを残し、残りを手掘りとした。
- セメントミルク工法による既製コンクリート杭工事において、地盤の状況、施工性、施工時に発生する騒音・振動などを確認するための試験杭については、特記がなかったので、最初に施工する本杭を兼ねることとした。
- アースドリル工法による現場打ちコンクリート杭工事において、超音波孔壁測定器により、孔壁の崩壊の有無、水平方向の偏心及び支持層の土質を確認することとした。
- アースドリル工法による現場打ちコンクリート杭工事において、杭頭の処理については、コンクリートの打込みから14日程度経過した後、杭体を傷めないように、可能な限り平坦に斫り取り、所定の高さにそろえた。
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正解:3
選択肢1:適当:床付け直前30〜50cmを手掘り。
選択肢2:適当:試験杭を本杭で兼ねる扱いは仕様により可(特記なければ可とする場合あり)。
選択肢3:不適当(正解):超音波孔壁測定器で支持層の土質までは評価できない。崩壊・偏心の確認が主。
選択肢4:適当:杭頭は所定時期に丁寧にはつり高さ調整。
問8 鉄筋工事に関する「部位」に対する「形状及び寸法」として、最も不適当なものは、次の
鉄筋工事に関する「部位」に対する「形状及び寸法」として、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、コンクリートの設計基準強度は24N/mm2とする。また、設計図書には特記がないものとし、図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする。

- 1
- 2
- 3
- 4
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):提示の部位・寸法のいずれかが基準外(図条件と不整合)。
選択肢2:適当:—
選択肢3:適当:—
選択肢4:適当:—
問9 型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 目違いや不陸等の極めて少ないコンクリート打放し仕上げに用いるせき板については、特記がなかったので、JASのコンクリート型枠用合板による表面加工品で、厚さが12mmのものが使用されていることを確認した。
- 型枠支保工に用いる鋼材の許容曲げ応力及び許容圧縮応力の値については、当該鋼材の「降伏強さの値」又は「引張強さの値の3/4の値」のうち、いずれか小さい値の2/3の値以下とした。
- 型枠の構造計算におけるコンクリート施工時の水平荷重については、鉛直方向の荷重に対する割合で定めることとし、地震力については検討しなかった。
- 計画供用期間の級が「標準」の建築物において、せき板の取外し後に湿潤養生を行わない柱、梁側及び壁については、コンクリートの圧縮強度が5N/mm2に達したことを確認したので、湿潤養生期間の終了前にせき板を取り外した。
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正解:4
選択肢1:適当:打放し用にJAS表面加工合板t=12mmは一般的。
選択肢2:適当:支保工鋼材の許容応力度=小さいほう×2/3以下。
選択肢3:適当:施工時水平荷重は比例規定で設定、地震は通常対象外。
選択肢4:不適当(正解):湿潤養生不要部でもせき板取り外し=養生終了前可の判断は誤り。所要強度・養生確保が前提。
問10 レディーミクストコンクリートの受入れ時の検査に関する次の記述のうち、最も不適当な
レディーミクストコンクリートの受入れ時の検査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリートに含まれる塩化物量の検査において、塩化物イオン量として0.30kg/m3であったので、合格とした。
- 呼び強度60、スランプフロー50cmと指定した高強度コンクリートにおいて、スランプフローが60.0cmであったので、合格とした。
- 呼び強度27、スランプ21cmと指定した高性能AE減水剤を用いた普通コンクリートにおいて、スランプが23.0cmであったので、合格とした。
- スランプ及び空気量の検査において、スランプ及び空気量とも許容範囲を外れたため、同一運搬車から新しく試料を採取して再試験を行ったところ、1回でいずれも許容範囲内となったので、合格とした。
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正解:2
選択肢1:適当:Cl⁻量0.30kg/m³は基準内。
選択肢2:不適当(正解):高強度のスランプフロー許容差に外れる(50±?に対し60は過大)。
選択肢3:適当:高性能AE減水剤コンクリートのスランプ23cmは許容内(21±2 等)。
選択肢4:適当:再試験で許容内なら合格扱い可(1回で可の規定あり)。
問11 コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 調合管理強度が27N/mm2の普通コンクリートを使用した流動化コンクリートにおいて、ベースコンクリートのスランプを15cm、流動化コンクリートのスランプを21cmとした。
- 寒中コンクリートにおいて、コンクリートの荷卸し時にコンクリート温度が10℃以上20℃未満となるように、練混ぜ水を40℃に加熱して使用した。
- コンクリートポンプによるコンクリートの圧送において、打ち込むコンクリートの品質変化を防止するために、コンクリートの圧送前に富調合のモルタルを圧送した。
- 床スラブ上面の均しについては、プラスチック収縮ひび割れの発生を防止するために、コンクリートの凝結完了後に、速やかにタンピングを行った。
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正解:4
選択肢1:適当:流動化で21cmへ。
選択肢2:適当:寒中は材料加熱で適温確保。
選択肢3:適当:圧送前にモルタル先詰め。
選択肢4:不適当(正解):タンピングは凝結前の適切時期。凝結完了後では遅い。
問12 プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか
プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 高強度コンクリートを用いて部材厚の大きなプレキャスト部材を製造するに当たり、セメントの水和熱により中心部と表面部の温度差が大きくなることを考慮した加熱養生計画とした。
- プレキャスト部材の製造工場における製品検査において、外壁のプレキャスト部材の屋外に面する部分に、外壁の性能上支障がない「幅0.10mm以下のひび割れ」があったので、プレキャスト部材製造要領書に従って、初期補修用プレミックスポリマーセメントペーストによる補修を行ったうえで合格とした。
- 工事現場における部材の受入検査において、特殊な形状や特に注意を要する部材については、専用の架台に仮置きして、製品検査済などの表示を確認したうえで、積込み時や運搬中に生じる可能性があるひび割れ、破損、変形などの状況を確認した。
- プレキャストの柱部材と梁部材の組立て精度の検査については、当該階の全てのプレキャスト部材の仮固定完了後、接合作業前に行った。
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正解:4
選択肢1:適当:部材厚大×高強度→温度差に配慮した養生計画。
選択肢2:適当:微細ひび割れは要領書に従い補修して合否判定。
選択肢3:適当:受入時に専用架台・表示・損傷確認。
選択肢4:不適当(正解):組立精度は接合前にブロックごと確認する。全仮固定後一括は遅い。
問13 鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 国土交通大臣の認定による鉄骨製作工場のグレードは、製作した鉄骨により建築可能な建築物の規模や、使用する鋼材の種類・板厚、溶接作業の条件などに応じて定められており、性能評価の低い工場から順に、J、R、M、H、Sの5つのグレードに区分される。
- 板厚10mm以下の鉄骨部材に行う高力ボルト用の孔あけ加工については、工事現場でドリルあけとすることができる。
- 高力ボルトにおける摩擦面のすべり係数値を0.45以上確保するには、摩擦接合面全面の範囲のミルスケールを除去した後、一様に錆を発生させる方法がある。
- トルシア形高力ボルトの締付け後の検査において、ボルトの余長については、ナット面から突き出た長さが、ねじ1山から6山までの範囲にあるものを合格とする。
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正解:2
選択肢1:適当:工場グレードJ<R<M<H<S。
選択肢2:不適当(正解):高力ボルト孔あけは原則工場加工。現場ドリルあけは不可が原則。
選択肢3:適当:0.45以上確保へ前処理法あり。
選択肢4:適当:トルシア形の余長は1〜6山で合格。
問14 鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鉄骨工事における溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 溶接接合において、厚さ25mm以上の400N/mm2級の軟鋼の組立溶接を被覆アーク溶接(手溶接)とするので、低水素系溶接棒を使用した。
- 母材の溶接面について付着物の確認を行ったところ、固着したミルスケールがあったが、溶接に支障とならなかったので、除去しなかった。
- 完全溶込み溶接とする板厚の異なる突合せ継手において、部材の板厚差による段違いが薄いほうの板厚の1/4以下、かつ、10mm以下であったので、薄いほうの部材から厚いほうの部材へ溶接表面が滑らかに移行するように溶接した。
- 溶接部の補修において、表面割れについては、割れの位置を確認した後、割れと割れの両端からさらに20mm程度広げた部分を除去し、舟底形に仕上げてから再溶接した。
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正解:4
選択肢1:適当:厚鋼板の被覆アーク溶接に低水素系棒。
選択肢2:適当:ミルスケールは溶接に支障なければ残置可の判断もあるが、通常は除去推奨(ここでは可)。
選択肢3:適当:段違い小なら滑らか移行でOK。
選択肢4:不適当(正解):割れ補修は割れ端にストップホール等の適切処置が先。単に広げ舟底形のみは不十分。
問15 木造2階建て住宅の建築工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
木造2階建て住宅の建築工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 敷居及び鴨居については、木表に建具用の溝を掘ったものを使用した。
- 枠組壁工法において、アンカーボルトの埋込み位置については、住宅の隅角部付近、土台の継手位置付近とし、その他の部分は間隔2.0m以内とした。
- 軸組工法において、2階床組の補強に用いる木製の火打梁については、断面寸法を45mm×90mmとし、横架材との仕口を六角ボルト締めとした。
- 軸組工法において、大引きと土台との仕口については、大入れ蟻掛けとし、N75釘2本を斜め打ちとした。
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正解:3
選択肢1:適当:敷居・鴨居は木表に溝を取る。
選択肢2:適当:枠組壁工法のアンカー位置・間隔は妥当。
選択肢3:不適当(正解):火打梁45×90は不足(常用は45×105等)。仕口も金物接合等規定あり。
選択肢4:適当:大引き‐土台の仕口・釘打ち可。
問16 防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- シート防水工事の接着工法において、一般平場部の合成高分子系ルーフィングシートについては、引張力を与えながら下地に接着させた。
- 屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事において、一般平場部に砂付あなあきルーフィングを使用する工法としたので、立上り部については砂付あなあきルーフィングを省略した。
- ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水材の塗布による防水層の施工については、立上り部、平場部の順に行った。
- シーリング工事において、外部に面するシーリング材の施工に先立ち行う接着性試験については、特記がなかったので、簡易接着性試験とした。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):接着工法でシートに過大張力を与えない。所定の張りで密着させる。
選択肢2:適当:立上りも仕様により別途材料。
選択肢3:適当:塗膜は立上り→平場の順が一般。
選択肢4:適当:屋外シーリングの事前接着性試験は簡易法で可(特記なければ)。
問17 左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- せっこうプラスター塗りにおいて、塗り作業中及び作業後半日から1日は通風をなくし、凝結が十分に進行した後は適切な通風を与えた。
- コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、下塗りの調合については容積比でセメント1に対し砂2.5とし、中塗り及び上塗りの調合については容積比でセメント1に対し砂3とした。
- 有機系接着剤によるタイル後張り工法において、屋外に使用する接着剤は、練り混ぜ不良に起因する事故を防止するため、JIS規格品の二液反応硬化形の変成シリコーン樹脂系のものとした。
- 石工事における床用敷きモルタルの調合については、容積比でセメント1に対し砂4とした。
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正解:3
選択肢1:適当:せっこうプラスタは初期は無通風→後に通風。
選択肢2:適当:モルタル配合(1:2.5、1:3)は妥当。
選択肢3:不適当(正解):屋外の後張り接着剤に二液変成シリコーン系は一般的でない(エポキシ等を用いる)。
選択肢4:適当:床用敷きモルタル1:4は妥当。
問18 金属工事及びガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
金属工事及びガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 軽量鉄骨壁下地において、床ランナー下端から上部ランナー上端までの高さが2,700mmの壁下地に設ける振れ止めについては、床ランナー下端から1,200mmの位置に設け、床ランナー下端から2,400mmの位置は省略した。
- 軽量鉄骨天井下地において、野縁については、野縁受から180mmはね出した。
- ガラス工事において、アルミニウム製の引違い戸の単板ガラスのはめ込みには、グレイジングチャンネルを使用した。
- ガラス工事において、ガラスが破損すると破片が落下する危険性が高いトップライトには、合わせガラスを使用した。
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正解:2
選択肢1:適当:振れ止めは必要位置1,200mm、2,400mmは状況で省略可。
選択肢2:不適当(正解):野縁のはね出しは過大。仕口条件に応じ短く設定。
選択肢3:適当:引違い戸の単板ガラスにグレイジングチャンネル可。
選択肢4:適当:トップライトは合わせガラス等の安全ガラス。
問19 内外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
内外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- せっこうボード張りにおいて、突付け工法に用いるせっこうボードのエッジの種類については、ベベルエッジとした。
- ビニル床シート張りにおいて、張付け後に湿気の影響を受けやすい箇所については、エポキシ樹脂系接着剤を使用した。
- スウェイ方式のメタルカーテンウォール工事において、層間変位を吸収するためのスライドホール部については、手締め程度のボルト締めとし、緩止めを施した。
- PCカーテンウォール工事において、カーテンウォール部材で層間変位に追従できるように、スパンドレルパネル方式を採用した。
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正解:4
選択肢1:適当:突付け用はベベルエッジ。
選択肢2:適当:湿気部はエポキシ系接着剤。
選択肢3:適当:スライドホールのボルトは手締め+緩止め。
選択肢4:不適当(正解):PCカーテンウォールの層間追従はスパンドレル方式のみで確保とは限らない。別機構検討要。
問20 設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 現場における給水管の水圧試験については、保持時間が60分であることを確認した。
- 一般配管用ステンレス鋼鋼管を用いた冷温水用の立て管については、最下階の床で固定し、各階に1か所ずつ管の収縮を妨げないように形鋼振れ止め支持を設けた。
- 電気設備工事における二重天井内のケーブル配線については、ケーブルによる荷重が過度とならないことを確認したうえで、ケーブルの支持間隔が2m以下になるように、天井吊ボルト及び天井下地材にバンド等を用いて固定した。
- 雷保護設備における板状接地極については、地表面下1.5mの深さに埋設し、ガス管から0.75m離隔した。
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正解:4
選択肢1:適当:給水圧力試験保持60分。
選択肢2:適当:立て管固定・振れ止め支持。
選択肢3:適当:二重天井内ケーブルは荷重・支持間隔≤2mで固定。
選択肢4:不適当(正解):接地極離隔はガス管から2m以上等の安全離隔が一般。0.75mは不足。
問21 5階建ての建築物における各部工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか
5階建ての建築物における各部工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 呼び径150の耐火二層管の横走り配管工事において、吊り金物による吊り間隔を1.5m以下とした。
- とい工事において、硬質ポリ塩化ビニル管を用いた屋外の「たてどい」のとい受け金物については、特記がなかったので、3m間隔となるように取り付けた。
- 軽量鉄骨壁下地において、コンクリートスラブへのランナーの取付けについては、打込みピンによる固定とし、その間隔については、900mm程度とした。
- 横引き配管等の耐震対策において、最上階のケーブルラックについては、耐震クラスSに対応する必要があったので、6m以内の間隔でSA種の耐震支持を行った。
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正解:2
選択肢1:適当:耐火二層管150Aの吊り間隔1.5m以下。
選択肢2:不適当(正解):屋外たてどい受金物はより狭い間隔(1.8m程度など)を要する。3mは粗。
選択肢3:適当:ランナーの打込みピン固定、間隔900mm程度。
選択肢4:適当:最上階ケーブルラックの耐震支持SA・6m以内は妥当。
問22 鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修工事に使用する「あと施工アンカー」に関する次の
鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修工事に使用する「あと施工アンカー」に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 接着系アンカーの施工において、特記がなかったので、アンカー筋に打撃や衝撃を与えず、かつ、回転しないように、マーキング位置まで埋め込むことにより固着させた。
- 金属系アンカーの施工において、締付け方式のアンカーの固着状況については、特記がなかったので、締付け作業後、目視検査及び打音試験により全数確認した。
- 金属系アンカーの施工後の現場非破壊試験において、引張試験を行うための確認試験荷重については、特記がなかったので、計算で得られた、「アンカーの鋼材による引張荷重」又は「コンクリート破壊による引張荷重」の小さいほうの2/3程度の値とした。
- 接着系アンカーの施工後の確認試験において、引張試験に不合格となったロットについては、特記がなかったので、当該ロットの残り全てのアンカーに対して、試験を行った。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):接着系は回転させながら挿入・所定埋込みで固着が基本。回転させないのはNG。
選択肢2:適当:締付け方式は目視・打音で全数確認可。
選択肢3:適当:確認試験荷重は小さい方の≒2/3程度。
選択肢4:適当:不合格ロットは残り全数試験。
問23 鉄筋コンクリート造建築物の外壁改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものは
鉄筋コンクリート造建築物の外壁改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 手動式エポキシ樹脂注入工法によるコンクリート打放し仕上げの外壁のひび割れ部の改修工事において、鉛直方向のひび割れ部へのエポキシ樹脂の注入については、ひび割れ部の上部の注入口から下部へ順次行った。
- 自動式低圧エポキシ樹脂注入工法によるコンクリート打放し仕上げ外壁のひび割れ部の改修工事において、エポキシ樹脂の注入完了後は注入器具を取り付けたまま硬化養生を行い、エポキシ樹脂の硬化を見計らって仮止めシール材及び注入器具を撤去した。
- 塗り仕上げ外壁の改修工事において、既存塗膜を除去する必要がなかったので、下地のひび割れ部の補修後に塗膜表面の粉化物や付着物を除去する水洗い工法を採用し、上塗りのみを塗り替えた。
- 塗り仕上げ外壁の改修工事において、劣化の著しい塗膜や下地コンクリートの脆弱部分を除去する必要があったので、高圧水洗工法を採用した。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):鉛直ひび割れの手動注入は下部→上部へが基本。
選択肢2:適当:自動低圧注入は器具取付のまま硬化養生→撤去。
選択肢3:適当:既存塗膜健全なら洗浄後、上塗り更新も可。
選択肢4:適当:脆弱部は高圧水洗工法等で除去。
問24 建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれ
建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
- ECPー石灰質原料及びけい酸質原料を主原料とし、オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリートに鉄筋などの補強材を埋め込んだパネル
- DPG構法ー一般に、ガラスにあけた点支持用孔に点支持金物を取り付け、支持構造と連結することにより、大きなガラス面を構成する構法
- エントレインドエアーAE剤又は空気連行作用がある混和剤を用いてコンクリート中に連行させた独立した微細な空気泡
- 逆打ち工法ー一般に、建築物の1階の床・梁などを先行施工し、これらを支保工として、下部の根切りを進め、順次地下階の躯体の施工と根切りを繰り返し、地下工事を進める工法
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):ECPの説明がALC/PC部材と混同。ECPは押出成形セメント板等。
選択肢2:適当:DPG=点支持ガラスの構法。
選択肢3:適当:エントレインドエア=AE剤で連行した微細独立気泡。
選択肢4:適当:逆打ち工法の説明は妥当。
問25 建築物の監理業務委託契約(工事監理を含む。)に関する次の記述のうち、四会連合協定
建築物の監理業務委託契約(工事監理を含む。)に関する次の記述のうち、四会連合協定「建築設計・監理等業務委託契約約款」(令和2年4月改正)に照らして、最も不適当なものはどれか。
- 委託者は、受託者から監理業務方針の説明を受けた日から7日以内に、受託者に対して、その修正につき協議を請求することができる。
- 受託者は、あらかじめ委託者の承諾を得た場合であっても、監理業務の全部を一括して他の建築士事務所の開設者に委託してはならない。
- 受託者は、委託者の債務の不履行により損害が生じたときは、その債務の不履行が監理業務委託契約及び取引上の社会通念に照らして委託者の責めに帰することができない事由によるものであっても、その債務の不履行の効果がこの契約に定められている場合を除き、委託者に対し、その損害の賠償を請求することができる。
- 受託者は、監理業務の段階において、理由の如何を問わず、工事請負契約が解除されたときは、委託者に催告をすることなく、直ちに、委託者に書面をもって通知して監理業務委託契約の全部を解除することができる。
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正解:3
選択肢1:適当:監理方針説明後7日以内に修正協議請求可。
選択肢2:適当:受託者は全部丸投げ委託不可。
選択肢3:不適当(正解):委託者の不履行が帰責事由なしなら賠償請求はできない(約款の範囲外)。
選択肢4:適当:工事請負契約が解除された場合、監理契約は受託者から解除可(書面通知)。

