二級建築士 R7 計画 過去問・解説
問1 日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 旧閑谷学校講堂(岡山県)は、入母屋造り、しころ葺きの屋根をもち、火灯窓(花頭窓)が配された建築物である。
- 宇佐神宮本殿(大分県)は、平入りの前殿と後殿とを相の間でつないだ八幡造りの建築物である。
- 桂離宮(京都府)は、書院造りの先駆けであり、四室のうちの一室は同仁斎といわれ、四畳半茶室の最初と伝えられている建築物である。
- 姫路城大天守(兵庫県)は、白漆喰で塗り籠められた外壁が特徴的な城郭建築最盛期を代表する建築物である。
- 平等院鳳凰堂(京都府)は、中央に阿弥陀堂である中堂、左右に翼廊、背部には尾廊が配置された建築物である。
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正解:3
選択肢1:適当:旧閑谷学校講堂=入母屋造・しころ葺き・火灯窓をもつ近世学校建築。
選択肢2:適当:宇佐神宮本殿=前殿と後殿を相の間で連結した八幡造。
選択肢3:不適当(正解):桂離宮は書院造先駆・同仁斎…ではなく,茶室・数寄屋造を特徴とする離宮。東求堂同仁斎の記述と混同。
選択肢4:適当:姫路城大天守=白漆喰総塗籠めの外壁をもつ城郭建築。
選択肢5:適当:平等院鳳凰堂=中堂+左右翼廊+背面尾廊の構成。
問2 歴史的な建築物とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
歴史的な建築物とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- フィレンツェ大聖堂(フィレンツェ)は、二重殻の大ドームを特徴としたルネサンス建築である。
- ミラノ大聖堂(ミラノ)は、多数の小尖塔のある外観を特徴としたバロック建築である。
- ピサ大聖堂(ピサ)は、ラテン十字形のプランをもち、交差部に楕円形のドームを架けたロマネスク建築である。
- ハギア・ソフィア大聖堂(イスタンブール)は、ペンデンティヴドームを用いた大空間を特徴としたビザンチン建築である。
- ノートルダム大聖堂(パリ)は、フライングバットレスや双塔形式の正面を特徴とした初期ゴシック建築である。
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正解:2
選択肢1:適当:フィレンツェ大聖堂=二重殻大ドームをもつルネサンス建築。
選択肢2:不適当(正解):ミラノ大聖堂はゴシック系で,小尖塔林立の外観だがバロック建築ではない。
選択肢3:適当:ピサ大聖堂=ラテン十字形平面と交差部ドームをもつロマネスク。
選択肢4:適当:ハギア・ソフィア=ペンデンティヴドームで大空間を覆うビザンチン建築。
選択肢5:適当:ノートルダム大聖堂(パリ)=双塔正面とフライングバットレスをもつ初期ゴシック。
問3 建築環境工学における用語・単位に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築環境工学における用語・単位に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 熱伝達率は、材料内の熱の伝わりやすさを示すもので、その単位はW/(m・K)である。
- 音の強さは、音波の進行方向に垂直な単位面積を単位時間当たりに通過する音響エネルギー量で表され、その単位はW/m2である。
- 照度は、受照面における単位面積当たりに入射する光束で表され、その単位はlm/m2である。
- 日射量は、ある面が受ける単位面積・単位時間当たりの日射エネルギー量で表され、その単位はW/m2である。
- 熱容量は、物質の比熱に質量を乗じた値であり、その単位はJ/Kである。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):熱伝達率の単位はW/(m²・K)であり,W/(m・K)は熱伝導率。
選択肢2:適当:音の強さ=単位時間・単位面積当たりの音響エネルギー量[W/m²]。
選択肢3:適当:照度=単位面積当たり光束[lm/m²=lx]。
選択肢4:適当:日射量(放射照度)=単位面積・時間当たりの日射エネルギー[W/m²]。
選択肢5:適当:熱容量=比熱×質量[J/K]。
問4 換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 開口部に風圧力が作用したときの換気量は、外部風速と開口条件が一定の場合、風上側と風下側の風圧係数の差の平方根に比例する。
- 開放型燃焼器具に対する必要換気量は、一般に、燃料消費量に対する理論廃ガス量の40倍である。
- 空気齢が小さいほど、空気の新鮮度は高い。
- 定常状態で室内の汚染質の発生量が同じ場合、その室の容積の大小によって必要換気量は変化する。
- 第3種機械換気方式は、自然給気と機械排気による換気方式で、室内を負圧に維持するものである。
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正解:4
選択肢1:適当:風圧換気量∝外部風速×(風上・風下圧係数差)の平方根。
選択肢2:適当:開放型燃焼器具の必要換気量≈理論廃ガス量の40倍。
選択肢3:適当:空気齢が小さいほど,供給されてからの経過時間が短く新鮮。
選択肢4:不適当(正解):汚染発生量が同じ定常状態の必要換気量は室容積には依存せず,発生量と許容濃度で決まる。
選択肢5:適当:第3種=自然給気+機械排気で室内を負圧に保つ方式。
問5 伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
伝熱・断熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 壁面と壁面に接する空気との間で熱が移動する現象は、対流熱伝達である。
- 熱伝導は、ある物体から他の物体へ電磁波によって伝達される熱の移動現象をいう。
- 断熱材の熱伝導率は、一般に、コンクリートや木材よりも小さい。
- 断熱材の熱伝導率は、一般に、水分を含むと大きくなる。
- 外壁の構成材料とその厚さが同じであれば、断熱材を躯体の室内側に配置しても、屋外側に配置しても熱貫流率は等しくなる。
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正解:2
選択肢1:適当:壁面と接する空気との熱移動=対流熱伝達。
選択肢2:不適当(正解):電磁波による熱移動は放射伝熱であり,熱伝導ではない。
選択肢3:適当:断熱材のλはコンクリートや木材より一般に小さい。
選択肢4:適当:断熱材は含水すると熱伝導率が大きくなる。
選択肢5:適当:構成層が同じなら,断熱材位置を室内側
問6 湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 相対湿度は、湿り空気の絶対湿度と、同じ温度における飽和絶対湿度との比である。
- 絶対湿度は、湿り空気中の乾燥空気1kgと混合している水蒸気の質量である。
- 水蒸気分圧は、湿り空気中の水蒸気のみで、湿り空気が占めている容積を占有したときの水蒸気の圧力である。
- 湿球温度が同じであれば、乾球温度と湿球温度との差が大きいほうが、相対湿度は高い。
- 絶対湿度を変えずに、空気を冷却しても露点温度は変化しない。
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正解:4
選択肢1:適当:相対湿度=絶対湿度
選択肢2:適当:絶対湿度=乾燥空気1kgに含まれる水蒸気質量。
選択肢3:適当:水蒸気分圧=水蒸気だけが同容積を占めたときの圧力。
選択肢4:不適当(正解):湿球温度が同じなら,乾湿温度差が大きいほど相対湿度は低い。
選択肢5:適当:絶対湿度一定で空気を冷却すると露点温度は一定で,やがて乾球温度と一致。
問7 北緯35度のある地点における日照・日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものは
北緯35度のある地点における日照・日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 南向き鉛直面の可照時間は、夏至の日より冬至の日のほうが長い。
- 北向き鉛直面は、春分の日から秋分の日までの期間に、直達日射を受ける。
- 開口部に水平な庇を設置する場合、夏期における日射の遮蔽効果は、西面より南面のほうが大きい。
- 快晴時の冬至の日の1日当たりの直達日射量は、水平面より南向き鉛直面のほうが大きい。
- 快晴時の夏至の日の1日当たりの直達日射量は、東向き鉛直面より南向き鉛直面のほうが大きい。
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正解:5
選択肢1:適当:南向き鉛直面の可照時間は冬至のほうが夏至より長い。
選択肢2:適当:北向き鉛直面は春分~秋分の期間に直達日射を受ける。
選択肢3:適当:水平庇の夏期の日射遮蔽は西面より南面で有効。
選択肢4:適当:冬至の直達日射量は水平面より南向き鉛直面のほうが大きい。
選択肢5:不適当(正解):夏至の直達日射量は,一般に東向き鉛直面のほうが南向き鉛直面より大きい。
問8 色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- マンセル表色系では、有彩色を5R6/10のように表現し、5Rが色相、6が彩度、10が明度を示している。
- 色光の加法混色では、赤(R)、緑(G)、青(B)を同じ割合で混色すると、白色になる。
- JISが定める安全色は、赤、黄赤、黄、緑、青、赤紫の6色である。
- 明度と彩度を合わせて色の印象を表したものを、色調(トーン)という。
- 住宅において、床、壁、天井の内装材の色彩は、一般に、天井面の明度を高く、床面の明度を低くし、全体的に彩度は低くする。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):5R6/10では5Rが色相,6が明度,10が彩度。記述は明度と彩度が逆。
選択肢2:適当:RGBの加法混色で同量混合すると白。
選択肢3:適当:安全色=赤・黄赤・黄・緑・青・赤紫の6色。
選択肢4:適当:明度+彩度の印象をトーンという。
選択肢5:適当:室内色彩は天井明るく床暗く,全体的に低彩度が一般的。
問9 吸音・遮音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
吸音・遮音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 板状材料と剛壁の間に空気層を設けた吸音構造は、一般に、高音域よりも低音域の吸音に効果がある。
- 吸音材料は、一般に、音の透過率が高いので、遮音性能を期待できない。
- 壁を構成する材料の一部に、音響透過損失の著しく小さい部分がわずかに含まれていても、その壁全体の遮音性能はほとんど低下しない。
- 室内騒音の評価値(NC値)の値が小さいほど、許容される騒音レベルは低い。
- 窓や壁の音響透過損失の値が大きいほど、遮音による騒音防止の効果は高い。
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正解:3
選択肢1:適当:板+空気層の吸音構造は低音域の吸音に有効。
選択肢2:適当:吸音材料は透過率が高く,遮音性能は期待しにくい。
選択肢3:不適当(正解):一部に小さな弱部(透過損失の小さい部分)があると壁全体の遮音性能は大きく低下する。
選択肢4:適当:NC値が小さいほど許容騒音レベルは低い。
選択肢5:適当:透過損失が大きいほど遮音効果が高い。
問10 屋外気候等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋外気候等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ある地域の特定の季節・時刻に吹く風の風向発生頻度を円グラフで表した風配図は、円グラフの中心から遠いほど、その風向の風の発生頻度が高いことを表している。
- 1日の最高気温と最低気温の差を日較差といい、一般に、山間盆地で大きく、岬・島など周囲を海に囲まれた地域で小さくなる傾向がある。
- 我が国においては、デグリーデーに基づいた地域区分によって、外皮平均熱貫流率等の住宅の性能基準が定められている。
- 温湿度の特性を表すクリモグラフが右上がりになる地域においては、夏期に湿度が低く冬期には湿度が高い。
- 日最高気温が30℃以上の日を真夏日、日最高気温が0℃未満の日を真冬日という。
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正解:4
選択肢1:適当:風配図は中心から遠いほどその風向の発生頻度が高い。
選択肢2:適当:日較差は山間盆地で大きく,海に囲まれた地域で小さい。
選択肢3:適当:日本ではデグリーデー区分に基づき外皮性能基準が定められている。
選択肢4:不適当(正解):クリモグラフ右上がり=夏期に高温多湿・冬期に低温乾燥となる地域。記述は逆。
選択肢5:適当:真夏日=最高気温30℃以上,真冬日=最高気温0℃未満。
問11 一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 二世帯住宅において、上下階で世帯を分離して住み分ける計画とし、別々の玄関を設けた。
- 夫婦の寝室の床面積を、6m2とした。
- 南北に長い敷地であったので、中庭や坪庭を設けることで日照と通風に配慮した。
- 家族や来客等、複数人で四方を取り囲んで調理ができるように、台所の形式をアイランド型とした。
- 車椅子の使用を考慮して、通行しやすいように、廊下の有効幅を120cmとした。
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正解:2
選択肢1:適当:二世帯住宅で上下分離+玄関別の計画。
選択肢2:不適当(正解):夫婦寝室6m²は狭く,一般的な目安(10~13m²程度)を下回る。
選択肢3:適当:南北に長い敷地で中庭等により日照・通風を確保。
選択肢4:適当:アイランド型キッチンで多人数が囲んで調理可能。
選択肢5:適当:車椅子配慮の廊下有効幅120cm。
問12 集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 2人世帯が入居する住戸の面積を、都市居住型の誘導居住面積水準に合わせて50m2とした。
- 長期的な更新性や可変性を高めるために、「建築物の躯体や共用設備部分」と「住戸専有部分の内装や設備」とを明確に分けるスケルトン・インフィル型とした。
- 共用廊下を介さずに、外気に接する2方向の開口部を有した住戸を設けるために、スキップフロア型とした。
- シェアハウス(共同居住型賃貸住宅)において、複数の入居者がキッチンなどの水まわりやリビングを共有する計画とした。
- 住戸の通風・採光やプライバシーを確保するために、共用廊下を住棟から離して設けるフライングコリドーとした。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):2人世帯の都市居住型誘導居住面積水準は一般に50m²より大きい(約55m²)。
選択肢2:適当:スケルトン・インフィルで躯体と専有部を分離し可変性を確保。
選択肢3:適当:スキップフロア型で外気に2面開口をとる住戸計画。
選択肢4:適当:シェアハウスで水まわり・リビング等を共用。
選択肢5:適当:フライングコリドーで住戸の採光・通風とプライバシーを確保。
問13 事務所ビル、商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
事務所ビル、商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ビジネスホテルにおいて、客室部門の床面積の合計を、延べ面積の70%として計画した。
- 事務所ビルにおいて、事務室のレイアウトにオフィスランドスケープ式を採用し、固定間仕切りを使うことなく、家具・ローパーティション・植物などによって区分する計画とした。
- 地下階に設ける自走式駐車場において、一般的な自動車の車高を考慮して、駐車スペースの梁下の高さが2.3mとなるように計画した。
- 百貨店において、売場における客の昇降については、エスカレーターよりも輸送能力が高いエレベーターを売場の中央部分に設ける計画とした。
- 喫茶店において、厨房の床面積を、延べ面積の15%として計画した。
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正解:4
選択肢1:適当:ビジネスホテルの客室部床面積=延べの約70%。
選択肢2:適当:オフィスランドスケープで家具やローパーティションによりゾーニング。
選択肢3:適当:地下自走式駐車場の梁下2.3m程度。
選択肢4:不適当(正解):百貨店の昇降はエレベーターよりもエスカレーターが主で,中央に大型エレベーターのみを配置する計画は不適切。
選択肢5:適当:喫茶店厨房床面積を延べの約15%。
問14 教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 保育所において、4歳児を対象とした定員20人の保育室の床面積を、45m2とした。
- 小学校の高学年において、普通教科はクラスルームで行い、実験や実習の授業は特別教室で行う特別教室型を採用した。
- 中学校において、図書室の出納システムは、開架式とした。
- 地域図書館において、貸出・返却カウンターとは別に、レファレンスデスクを開架式書架の近くに設けた。
- 地域図書館において、書架を設置しない40席の閲覧室の床面積を、50m2とした。
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正解:5
選択肢1:適当:保育所の4歳児20人に対し床45m²(1人2.25m²)。
選択肢2:適当:高学年は普通教室+特別教室型。
選択肢3:適当:中学校図書室の出納は開架式。
選択肢4:適当:地域図書館で独立したレファレンスデスクを設ける。
選択肢5:不適当(正解):閲覧室40席で床面積50m²は1席1.25m²と小さく,標準より不足。
問15 美術館の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
美術館の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ミュージアムショップを、エントランスホールに面して配置した。
- 展示室を、ニュートラルな背景となるホワイトキューブとした。
- 参加型企画に使用する学習体験室や講義室は、利用者がエントランスホールから展示室を通過せずに移動できる計画とした。
- 展示室の床面積の合計を、延べ面積の1/3程度となるように計画した。
- 絵画を展示するに当たり、展示壁面の照度は、日本画より油絵のほうを低くした。
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正解:5
選択肢1:適当:ミュージアムショップをエントランスホールに面して配置。
選択肢2:適当:展示室をホワイトキューブとする。
選択肢3:適当:学習室・講義室へは展示室を経由せずアクセス。
選択肢4:適当:展示室床面積合計を延べの約1/3。
選択肢5:不適当(正解):光に弱い日本画のほうを低照度にし,油絵のほうを高くするのが一般的で,記述は逆。
問16 建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれ
建築計画における各部寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 視覚障がい者に対し段差の存在の警告を行うため、点状ブロックを階段の手前300mm程度の位置に敷設するように計画した。
- 病院において、定員4人の小児用病室の床面積を10m2として計画した。
- 普通乗用車の最大収容台数が20台の機械式立体駐車場において、駐車場総床面積を300m2として計画した。
- 車椅子使用者の利用を考慮して、引戸の取っ手の中心高さは、床面から900mmとなるように計画した。
- 鉛直型段差解消機の乗降スペースは、車椅子での転回を考慮し、幅1,800mm、奥行1,800mmとなるように計画した。
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正解:2
選択肢1:適当:警告用点状ブロックを階段手前約300mmに敷設。
選択肢2:不適当(正解):小児4人病室床面積10m²は狭く,1人当たり基準を満たさない。
選択肢3:適当:20台収容の機械式駐車場で総床300m²(1台15m²程度)。
選択肢4:適当:引戸取っ手中心高さ900mm程度。
選択肢5:適当:段差解消機乗降スペースを1.8m×1.8m。
問17 高齢者や身体障がい者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当な
高齢者や身体障がい者等に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 住宅のリビングに設置するドアモニターや空調スイッチを、床面から1,100mmの高さに統一して計画した。
- 一戸建て住宅の屋内の階段において、上る際に躓つまづきにくくするため、蹴込み寸法を40mmとした。
- 車椅子用リフト付き福祉車両の駐車スペース後方に、幅2,000mmの通路を計画した。
- 開き戸のドアクローザーを、ディレードアクション機能付きとした。
- 側壁がない傾斜路には、車椅子の乗り越え防止のため、立ち上がりとして高さ400mmの幅木状の車椅子当たりを連続して設ける計画とした。
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正解:2
選択肢1:適当:スイッチ・モニター高さを約1100mmに統一。
選択肢2:不適当(正解):蹴込み40mmは大きくつまずきやすい。一般に20~30mm程度とする。
選択肢3:適当:車椅子用リフト付き車両後方に2.0m通路。
選択肢4:適当:ドアクローザーにディレードアクションを付け開閉時間を確保。
選択肢5:適当:側壁がない傾斜路に車椅子当たり(立ち上がり)を連続配置。
問18 建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- CLTは、ひき板を幅方向に並べたものを、繊維方向が直交するように積層接着することで大きな面材にしたものである。
- BIMは、3次元の形状情報に仕様・性能、コスト等の与条件を取り込み、設計、施工、維持管理に活用できる建物情報モデルである。
- カーテンウォールは、建築物の外周に設けられた、荷重を支持する壁のことである。
- モデュラーコーディネーションは、基準として用いる単位寸法等により、建築及び建築各部の寸法を相互に関連づけるように調整する手法である。
- デジタルファブリケーションは、デジタルデータをもとにした、ものづくり技術のことである。
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正解:3
選択肢1:適当:CLT=直交積層板。
選択肢2:適当:BIM=3D形状+情報を持つ建物情報モデル。
選択肢3:不適当(正解):カーテンウォールは自重程度のみ支持する非耐力外壁であり,荷重支持壁ではない。
選択肢4:適当:モデュラーコーディネーション=基準寸法で各部寸法を調整。
選択肢5:適当:デジタルファブリケーション=デジタルデータに基づくものづくり技術。
問19 建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 漏電遮断器は、漏電電流が許容値を超えると電路を遮断し、漏電による火災や感電を防止するものである。
- 吸込み型トロッファは、空調吸込み口と照明器具とを一体化した器具である。
- 成績係数は、ヒートポンプなどの熱源機に外部から与えたエネルギー量を、その熱源機が冷房や加熱する熱量で除して求めるエネルギー消費効率の指標である。
- ミキシングバルブは、湯と水とを一つのハンドル操作で混合し、開閉と温度調節ができる器具である。
- 給排水衛生設備の設備ユニットは、衛生器具類及び配管のほか、床・壁・天井・建具類などを組み合わせ、その一部を工場で一つのユニットとして製作したものである。
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正解:3
選択肢1:適当:漏電遮断器=漏電電流検知で回路遮断。
選択肢2:適当:吸込み型トロッファ=吸込み口一体型照明器具。
選択肢3:不適当(正解):成績係数COPは「得られる熱量÷入力エネルギー」であり,記述は逆。
選択肢4:適当:ミキシングバルブ=湯水混合と温度調節を一体操作。
選択肢5:適当:設備ユニット=衛生器具・配管・床壁天井等を工場で一体化したもの。
問20 空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 定風量単一ダクト方式は、熱負荷のピークの同時発生がない場合、変風量単一ダクト方式に比べて、空調機やダクトサイズを小さくすることができる。
- ファンコイルユニットは、一般に、冷温水コイルを用いて冷却・加熱した空気を循環送風する小型ユニットである。
- 床吹出し空調方式は、冷房時には、通常の天井吹出し空調方式よりも給気温度を高くする必要がある。
- 空気熱源ヒートポンプ方式のルームエアコンの暖房能力は、一般に、外気の温度が低くなるほど低下する。
- 放射冷房は、気流や温度むらによる不快感が少なく、快適な室内環境を得やすい。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):負荷の同時ピークが小さい場合に機器・ダクトを小さくできるのはVAV方式であり,CAVではない。
選択肢2:適当:ファンコイルユニット=冷温水コイルで空気を循環送風。
選択肢3:適当:床吹出し空調では給気温度を高めに設定。
選択肢4:適当:空気熱源ヒートポンプの暖房能力は外気温低下で低下。
選択肢5:適当:放射冷房は気流感が少なく快適性が高い。
問21 給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- JISでは、大便器の場合において洗浄水量6.5L以下が節水形とされている。
- 集合住宅における単位給水量は、居住者1人1日当たり200~350Lである。
- ガス瞬間式給湯機の20号は、流量20L/minの水の温度を25℃上昇させる能力を有することを示している。
- 通気管の大気開口部を、その建築物の窓や換気口から水平距離3m未満の位置に設ける場合には、それら開口部の上端から300mm以上立ち上げて大気中に開放させる。
- 比重が空気より軽い都市ガスのためのガス漏れ警報装置の検知器は、ガス燃焼器から水平距離8m以内、かつ、天井面から検知器下端までの高さが300mm以内となるように設置しなければならない。
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正解:4
選択肢1:適当:大便器6.5L以下が節水形。
選択肢2:適当:集合住宅の単位給水量=1人1日200~350L。
選択肢3:適当:20号給湯機=20L/minを25℃昇温できる能力。
選択肢4:不適当(正解):通気管大気開口部は窓等3m未満のとき,通常はその上端から600mm以上立ち上げる必要があり,300mmでは不足。
選択肢5:適当:比重の軽い都市ガス用検知器は天井近く(天井下300mm以内),器具から8m以内に設置。
問22 雨水利用設備及び雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
雨水利用設備及び雨水排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 雨水を建築物内で雑用水として利用することにより、水資源の有効利用、雨水流出抑制の効果が期待できる。
- 雨水利用設備における沈砂槽は、雨水に含まれる粗砂などを除去するために設置する。
- 雨水利用による雑用水の遊離残留塩素の含有率は、末端の給水栓において、一般に、0.1mg/L以上としなければならない。
- 雨水排水設備の雨水排水ますには、深さ50mm程度の泥だめを設ける。
- 合流式公共下水道の敷地排水管に、雨水排水管を接続する場合には、雨水排水管にトラップを設置しなければならない。
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正解:4
選択肢1:適当:雨水利用で水資源有効利用・流出抑制。
選択肢2:適当:沈砂槽で粗砂等を除去。
選択肢3:適当:雑用水としての遊離残留塩素は末端で0.1mg/L以上。
選択肢4:不適当(正解):雨水排水ますの泥だめは50mmでは浅く,もっと十分な深さが必要。
選択肢5:適当:合流式で敷地内雨水管を接続する場合,トラップ設置が必要。
問23 電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 誘導電動機と並列接続される進相コンデンサは、主に、力率の改善を目的として設置される。
- 電圧の種別において、交流で600V以下のものは、低圧に区分される。
- 低圧の屋内配線における接地工事は、感電防止のための保安用接地が目的である。
- 接地工事の種類は、接地工事の施設方法、接地抵抗値に応じて、A種、B種、C種、D種の4種類である。
- 合成樹脂管を露出で敷設した場合、配管内に電線の接続点を設けることができる。
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正解:5
選択肢1:適当:進相コンデンサは力率改善用。
選択肢2:適当:交流600V以下は低圧区分。
選択肢3:適当:低圧屋内配線の接地工事は感電防止が目的。
選択肢4:適当:接地工事はA種・B種・C種・D種の4種。
選択肢5:不適当(正解):合成樹脂管露出配管内に接続点を設けることはできず,接続はボックス内で行う。
問24 防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 廊下や通路部において、避難の方向を明示する誘導灯は、通路誘導灯に区分される。
- 非常用の照明装置の照度は、LEDランプの場合、常温下で床面において水平面照度で2lx以上を確保する。
- 非常用の照明装置の予備電源には、電池内蔵型と電源別置型とがある。
- 水消火器は、冷却作用により消火するもので、蓄圧式で普通火災に適している。
- 屋内消火栓設備における広範囲型2号消火栓は、2人で操作が必要な消火栓である。
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正解:5
選択肢1:適当:通路誘導灯=廊下・通路部の避難方向表示。
選択肢2:適当:非常用照明装置は床面水平面照度2lx以上(LEDでも同様)。
選択肢3:適当:予備電源には内蔵型と別置型。
選択肢4:適当:水消火器=冷却作用により普通火災に適する。
選択肢5:不適当(正解):広範囲型2号消火栓は1人操作を想定しており,「2人で操作が必要」とするのは誤り。
問25 環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
環境・省エネルギー等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- インテリアゾーンは、建築物の平面において外壁からの熱的影響を受ける領域であり、一般に、外壁から3~6mまでの範囲を指す。
- デシカント空調方式は、従来の冷却除湿方式に比べて、潜熱のみを効率よく除去することができる。
- 全熱交換器は、空調された室内空気の排気に含まれる顕熱と潜熱を回収して、室内に供給する外気にその熱を与える装置である。
- HEMSは、家庭でのエネルギー使用状況を端末等に表示し、省エネルギーを支援するシステムである。
- ZEHは、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現したうえで、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ又はマイナスとすることを目指した住宅である。
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正解:1
選択肢1:不適当(正解):インテリアゾーンは外壁からの熱的影響が小さい建物中央部であり,外壁から3~6mはペリメータゾーン。
選択肢2:適当:デシカント空調=潜熱(湿気)除去を効率的に行う方式。
選択肢3:適当:全熱交換器は排気の顕熱・潜熱を回収し外気に与える装置。
選択肢4:適当:HEMS=家庭のエネルギー使用状況の見える化と省エネ支援システム。
選択肢5:適当:ZEH=高断熱・高効率+再エネ導入により年間一次エネルギー収支ゼロ

