二級建築士 R1 計画 過去問・解説
問1 日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 清水寺(京都府)は、急な崖に建っている本堂の前面の舞台を、長い束柱で支える懸造りの建築物である。
- 円覚寺舎利殿(神奈川県)は、部材が細い、組物が精密に細工されている、屋根の反りが強い等の禅宗様(唐様)の特徴をもった建築物である。
- 鹿苑寺金閣(京都府)は、最上層を禅宗様仏堂風の形式とし、二層を和様仏堂風、一層を住宅風とした建築物である。
- 中尊寺金色堂(岩手県)は、外観が総漆塗りの金箔押しで仕上げられた方三間の仏堂である。
- 薬師寺東塔(奈良県)は、各重に裳階が付いた本瓦葺きの五重塔である。
正解・解説を見る
正解:5
選択肢1:適当:清水寺は懸造りの舞台。
選択肢2:適当:円覚寺舎利殿は禅宗様(唐様)の特徴。
選択肢3:適当:金閣は上層=禅宗様、二層=和様、一層=住宅風。
選択肢4:適当:中尊寺金色堂は総漆塗り金箔押しの方三間。
選択肢5:不適当(正解):薬師寺東塔は五重塔ではなく三重塔。裳階云々の記述が誤り。
問3 建築環境工学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築環境工学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 同じ体積の場合、容積比熱が大きい材料は、容積比熱が小さい材料に比べて、温めるのに多くの熱量を必要とする。
- 照度は、受照面における単位面積当たりに入射する光束である。
- NC値は、室内騒音を評価する指標の一つである。
- クロ(clo)値は、衣服の断熱性を表す指標であり、人の温冷感に影響する要素の一つである。
- 蛍光ランプなどの照明器具から発生する熱は、潜熱である。
正解・解説を見る
正解:5
選択肢1:適当:容積比熱が大きいほど加熱に多くの熱量。
選択肢2:適当:照度=単位面積当たり光束。
選択肢3:適当:NC値は室内騒音の評価指標。
選択肢4:適当:clo値は衣服の断熱性指標。
選択肢5:不適当(正解):照明器具からの熱は主に顕熱。潜熱ではない。
問4 換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 居室の必要換気量は、一般に、居室内の二酸化炭素濃度の許容値を基準にして算出する。
- 開放型燃焼器具に対する必要換気量は、一般に、燃料消費量に対する理論廃ガス量の40倍である。
- 2階建ての住宅において、屋内の温度よりも外気温が低い場合、下階には外気が入ってくる力が生じ、上階には屋内の空気が出ていく力が生じる。
- 第2種機械換気方式は、室内を負圧に維持することにより、周辺諸室への汚染空気の流出を防ぐものである。
- 居室内の一酸化炭素濃度の許容値は、一般に、0.001%(10ppm)である。
正解・解説を見る
正解:4
選択肢1:適当:必要換気量はCO₂許容値基準で算出。
選択肢2:適当:開放型燃焼器具は理論廃ガス量を基礎に算定。
選択肢3:適当:外気温が低いと下階流入・上階流出のスタック効果。
選択肢4:不適当(正解):第2種は室内を正圧、負圧は第3種。
選択肢5:適当:CO許容値10ppm(0.001%)は一般的基準。
問5 伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 木材の熱伝導率は、一般に、グラスウールの3~4倍程度である。
- 中空層において、内部が真空であっても、放射によって熱移動が生じる。
- 窓付近に生じるコールドドラフトは、室内空気が窓のガラス面で冷やされることによって重くなり、床面に向けて降下する現象である。
- 白色ペイント塗りの壁においては、短波長放射である可視光線の反射率は低く、長波長放射である赤外線の反射率は高い。
- 壁体の屋外側表面の熱伝達抵抗は、一般に、室内側表面の熱伝達抵抗に比べて小さい。
正解・解説を見る
正解:4
選択肢1:適当:木材の熱伝導率はグラスウールの3~4倍程度。
選択肢2:適当:真空でも放射による熱移動は起こる。
選択肢3:適当:コールドドラフトの説明は正しい。
選択肢4:不適当(正解):白色塗装面は可視光の反射率が高い。可視の反射率が低いという記述が誤り。
選択肢5:適当:屋外側表面熱伝達抵抗は室内側より小さいのが一般的。
問6 湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 絶対湿度が同じであれば、空気を加熱しても、露点温度は変化しない。
- 絶対湿度が同じであれば、空気を冷却すると、相対湿度は高くなる。
- 乾球温度が同じであれば、乾球温度と湿球温度との差が小さいほど、相対湿度は低くなる。
- 乾球温度が同じであれば、相対湿度が高くなると、絶対湿度も高くなる。
- ある空気を露点温度以下に冷却した後、元の温度に加熱すると、相対湿度は低くなる。
正解・解説を見る
正解:3
選択肢1:適当:絶対湿度一定なら加熱しても露点は不変。
選択肢2:適当:同じ絶対湿度で冷却すると相対湿度↑。
選択肢3:不適当(正解):乾球温度同じで湿球との差が小さいほど相対湿度は高い。
選択肢4:適当:相対湿度が高いほど一般に絶対湿度も高い。
選択肢5:適当:露点以下に冷却→再加熱で相対湿度は低下。
問7 日照・日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
日照・日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 日射遮蔽係数が小さい窓ほど、日射の遮蔽効果が大きい。
- 北緯35度の地点において、快晴時の夏至の日の1日間の直達日射量は、東向き鉛直面より南向き鉛直面のほうが大きい。
- 北緯35度の地点において、開口部に水平な庇を設置する場合、夏期における日射の遮蔽効果は、西面より南面のほうが大きい。
- 日照率は、可照時間に対する日照時間の割合である。
- 昼光率は、全天空照度に対する、室内におけるある点の昼光による照度の割合である。
正解・解説を見る
正解:2
選択肢1:適当:遮蔽係数が小さいほど遮蔽効果大。
選択肢2:不適当(正解):夏至日の直達日射量は南面>東面とは限らない。提示の比較は誤り。
選択肢3:適当:水平庇は夏期、西面より南面で遮蔽効果が得やすい。
選択肢4:適当:日照率=可照時間に対する日照時間。
選択肢5:適当:昼光率の定義は正しい。
問8 色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- マンセル表色系における明度は、物体表面の反射率の高低を表しており、明度5の反射率は約50%である。
- 床や壁などの色彩計画において、一般に、小さいカラーサンプルよりも実際に施工された大きな面のほうが、明度・彩度ともに高く見える。
- マンセル表色系においては、有彩色を5R4/14のように表現し、5Rが色相、4が明度、14が彩度を示している。
- 各色相のうちで最も彩度の高い色を、一般に、純色といい、純色の彩度は色相や明度によって異なる。
- 光の色の三原色は赤、緑、青であり、物体表面の色の三原色はシアン、マゼンタ、イエローである。
正解・解説を見る
正解:1
選択肢1:不適当(正解):明度5の反射率≈50%は経験則として近いが、明度は単純な反射率だけで決まらない表現が不正確。
選択肢2:適当:大面積は小サンプルより明度・彩度が高く見えがち。
選択肢3:適当:5R4/14はR=色相、4=明度、14=彩度。
選択肢4:適当:純色の彩度は色相・明度で異なる。
選択肢5:適当:光=RGB、物体表面色=CMY。
問9 音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 同じ音圧レベルの音であっても、3,000~4,000Hz程度の音が最も大きく聞こえる。
- 残響時間は、室容積に比例し、室内の総吸音力に反比例する。
- 人間の知覚可能な音の周波数の範囲は、一般に、20~20,000Hzである。
- 壁体における遮音性能は、音響透過損失の値が大きいほど優れている。
- 板状材料と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造は、一般に、低音域の吸音よりも高音域の吸音に効果がある。
正解・解説を見る
正解:5
選択肢1:適当:3–4kHz付近は大きく感じやすい。
選択肢2:適当:残響時間∝室容積、∝1/総吸音力。
選択肢3:適当:可聴域20~20,000Hz。
選択肢4:適当:遮音は透過損失が大きいほど良い。
選択肢5:不適当(正解):板+空気層の吸音は低音域に有効。高音域中心という記述は不正確。
問10 建築物の環境負荷に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物の環境負荷に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境性能について、建築物における環境品質と省エネルギー性能の二つの指標により評価するものである。
- 大気中の二酸化炭素濃度の上昇は、ヒートアイランド現象の直接的な原因とはならない。
- 暖房デグリーデーは、ある地域の統計上の日平均外気温と暖房設定温度との差を暖房期間で積算したものであり、暖房エネルギー消費量の予測に使われる。
- ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、断熱性能の向上や高効率設備・再生可能エネルギーの導入により、年間の一次エネルギー消費量の収支を0(ゼロ)とすることを目指した住宅である。
- 建築物におけるLCA(ライフサイクルアセスメント)は、建設から運用、解体に至る一連の過程で及ぼす様々な環境負荷を分析・評価することをいう。
正解・解説を見る
正解:1
選択肢1:不適当(正解):CASBEEはQ(環境品質)とL(環境負荷)で評価し、省エネの二指標だけではない。
選択肢2:適当:CO₂上昇はヒートアイランド現象の直接原因ではない。
選択肢3:適当:暖房デグリーデーはエネルギー予測に用いる。
選択肢4:適当:ZEHは年間一次エネルギー収支ゼロを目指す。
選択肢5:適当:LCAは建設~運用~解体の環境負荷を評価。
問11 高齢者や身体障がい者等に配慮した一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不
高齢者や身体障がい者等に配慮した一戸建て住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 車椅子使用者が利用する洗面器の上端の高さは、洗顔を考慮して、床面から750mmとした。
- 浴室の出入口において、脱衣室との段差の解消と水仕舞を考慮して、グレーチングを用いた排水溝を設けた。
- 車椅子使用者が利用するキッチンカウンターの下部には、高さ400mm、奥行450mmのクリアランスを設けた。
- 階段の昇り口の側壁に設ける足元灯の高さは、昇り口の1段目の踏面から上方に300mmとした。
- 車椅子使用者が利用する駐車場において、駐車スペースの幅は、乗降を考慮して、3.5mとした。
正解・解説を見る
正解:3
選択肢1:適当:洗面器上端750mmは洗顔しやすい高さ。
選択肢2:適当:出入口段差解消と水仕舞にグレーチング排水は有効。
選択肢3:不適当(正解):キッチン下クリアランスは高さ約650mm・奥行約600mm程度が望ましく、400×450mmは不足。
選択肢4:適当:足元灯を踏面上300mmは有効。
選択肢5:適当:駐車幅3.5mは乗降配慮として妥当。
問12 集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 住戸の通風・採光やプライバシーを確保するために、共用廊下を住棟から離して設けるフライングコリドーとした。
- 住戸内の居室は、将来的な家族構成の変化に対応するために、可動家具を用いて室の大きさを変更できるようにした。
- 居住部分の内装仕上げや設備等を、入居者の希望に応じて、容易に改修・更新することができるスケルトン・インフィル住宅とした。
- 専用面積が小さい住戸で構成する集合住宅はメゾネット型とし、専用面積が大きい住戸で構成する集合住宅は階段室型とした。
- 住戸の自由な間取りを実現するために、住宅入居希望者が組合を作り、住宅の企画・設計から入居・管理までを運営していくコーポラティブハウスとした。
正解・解説を見る
正解:4
選択肢1:適当:フライングコリドーは通風・採光・プライバシー確保に有効。
選択肢2:適当:可動家具で将来の間取り変更に対応。
選択肢3:適当:スケルトン・インフィルは内装更新を容易にする。
選択肢4:不適当(正解):専用面積の大小でメゾネット型
選択肢5:適当:コーポラティブハウスの説明は妥当。
問13 事務所ビル、商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
事務所ビル、商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コアプランの計画において、事務室の自由な執務空間を確保するため、コアを事務室から独立させた分離コア型とした。
- 事務室において、在席率が50~60%と想定されたので、個人専用の座席を設けず、在籍者が座席を共用し、スペースを効率的に利用するために、オフィスランドスケープ方式で計画した。
- 地下階に設ける自走式駐車場において、一般的な自動車の車高を考慮して、駐車スぺースの梁下の高さが2.3mになるように計画した。
- バーにおいて、カウンター内の床の高さは、客席の床の高さに比べて低くなるように計画した。
- 喫茶店において、厨房の床面積を延べ面積の15%で計画した。
正解・解説を見る
正解:2
選択肢1:適当:分離コア型は執務空間の自由度を高める。
選択肢2:不適当(正解):在席率50~60%で座席共用を図るのはフリーアドレスが適切で、オフィスランドスケープの説明として不適。
選択肢3:適当:地下自走式の梁下2.3mは一般車高に配慮。
選択肢4:適当:バーはカウンター内床を低くして作業性を確保。
選択肢5:適当:喫茶店で厨房15%程度は目安として妥当。
問14 教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 地域図書館において、新聞や雑誌などを気軽に読む空間として、レファレンスルームを設けた。
- 地域図書館の分館において、一般閲覧室と児童閲覧室とは分けて配置し、貸出しカウンターは共用とした。
- 中学校の教室において、「黒板や掲示板」と「その周辺の壁」との明度対比が大きくなり過ぎないように、色彩調整を行った。
- 幼稚園の保育室において、1人当たりの床面積は、5歳児学級用より3歳児学級用のほうを広くした。
- 保育所の幼児用便所は、見守りや指導をしやすくするため、保育室の近くに設けた。
正解・解説を見る
正解:1
選択肢1:不適当(正解):レファレンスルームは資料相談機能。気軽に読む空間は閲覧コーナー等。
選択肢2:適当:一般閲覧と児童閲覧を分け、貸出カウンター共用はあり得る。
選択肢3:適当:黒板周辺の明度対比を過大にしない配慮は適切。
選択肢4:適当:3歳児より5歳児の方が1人当たり床面積は広い。
選択肢5:適当:幼児用便所を保育室近くに配置は妥当。
問15 文化施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
文化施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 美術館において、参加型企画に使用する学習体験室や講義室は、一般に、利用者がエントランスホールから展示室を通過せずに移動できる計画とする。
- 美術館の展示室は、一般に、来館者の逆戻りや交差が生じないように、一筆書きの動線計画とする。
- 劇場の舞台において、下手とは客席側から見て右側をいう。
- 劇場において、オープンステージ形式は、舞台と観客席が仕切られていないことから、演者と観客の一体感が生まれやすい。
- 博物館において、低湿収蔵庫や高湿収蔵庫を設ける場合は、ならし室を近接させ、収蔵物を仮
正解・解説を見る
正解:3
選択肢1:適当:学習体験室・講義室は展示室を通らず動線確保が望ましい。
選択肢2:適当:展示室は逆戻り・交差が生じない一筆書き動線が望ましい。
選択肢3:不適当(正解):下手は客席から見て左側。
選択肢4:適当:オープンステージは一体感が得られやすい。
選択肢5:適当:低湿
問16 屋根伏図A~Eとその屋根の名称との組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか
屋根伏図A~Eとその屋根の名称との組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、図中の矢印は屋根の流れ方向を示す。

- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
正解・解説を見る
正解:2
選択肢1:不適当。
選択肢2:適当(正解)。
選択肢3:不適当。
選択肢4:不適当。
選択肢5:不適当。
問17 車椅子使用者に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれ
車椅子使用者に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 水飲み器は、操作部が手動式のものを採用した。
- コンセントの中心高さは、抜き差しを考慮して、床面から250mmとした。
- 引戸には、引手とドア枠の間に手が挟まれないように、引き残しを設けた。
- 建具枠には、車椅子のフットレストや車輪との接触によって傷がつくのを防ぐために、床面からの高さ350mm程度まで金属板のカバーを設けた。
- 高低差170mmの屋内傾斜路は、勾配を1/12とした。
正解・解説を見る
正解:2
選択肢1:適当:水飲み器の操作部は、手動式であっても、車椅子使用者が前面から容易に操作できる高さと位置に設けられていれば、利用に支障はない。
選択肢2:不適当(正解):コンセント中心高さ250mmは低すぎ。400mm前後が望ましい。
選択肢3:適当:引戸に引き残しで挟み込み防止。
選択肢4:適当:建具枠に金属カバーで保護は有効。
選択肢5:適当:傾斜路1/12は170mm高低差に対し妥当。
問18 建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- カーテンウォールは、建築物の外周に設けられた、荷重を支持しない壁のことである。
- 枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は、北米において発展した木造建築の工法で、主に断面が2インチ×4インチの部材により構成される工法である。
- プレカット方式は、従来、大工が行っていた木材の継手・仕口等の加工を、工場の機械によって行う方式である。
- ボックスユニット構法は、建築物の一部又は全体を、空間を内包する大型の部品としてあらかじめ組み立てておく構法である。
- モデュラーコーディネーションは、在来軸組工法において耐震性を向上させるために、壁をバランスよく配置することである。
正解・解説を見る
正解:5
選択肢1:適当:カーテンウォールは非耐力外壁。
選択肢2:適当:ツーバイフォーは北米発祥で2×4寸法部材。
選択肢3:適当:プレカットは工場で継手・仕口加工。
選択肢4:適当:ボックスユニット構法は空間を持つ大型ユニット。
選択肢5:不適当(正解):モデュラーコーディネーションは寸法調整基準であり、耐震性向上のための壁配置そのものではない。
問19 建築設備に関する次の用語の組合せのうち、最も関係の少ないものはどれか。
建築設備に関する次の用語の組合せのうち、最も関係の少ないものはどれか。
- 昇降機設備ー頂部すき間
- 消火設備ー窒息作用
- 避雷設備ー回転球体法
- 排水設備ー成績係数
- ガス設備ーBF方式
正解・解説を見る
正解:4
選択肢1:適当:昇降機設備-頂部すき間は関連。
選択肢2:適当:消火設備-窒息作用は関連。
選択肢3:適当:避雷設備-回転球体法は関連。
選択肢4:不適当(正解):排水設備-成績係数(COP)は無関係。
選択肢5:適当:ガス設備-BF方式は関連。
問20 空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 暖房時において、ガスエンジンヒートポンプは、ヒートポンプ運転により得られる加熱量とエンジンの排熱量とを合わせて利用できる。
- 変風量単一ダクト方式は、低負荷時においては、必要換気量の確保と空気清浄度の維持が困難な場合がある。
- 密閉回路の冷温水配管系には、一般に、膨張タンクは不要である。
- ファンコイルユニットと定風量単一ダクトとを併用した方式は、定風量単一ダクト方式に比べて、必要とするダクトスペースを小さくすることができる。
- 空気熱源ヒートポンプ方式のルームエアコンの暖房能力は、一般に、外気の温度が低くなるほど低下する。
正解・解説を見る
正解:3
選択肢1:適当:ガスエンジンHPは排熱も併用可能。
選択肢2:適当:VAV単一ダクトは低負荷時に換気・清浄度確保が難しい場合あり。
選択肢3:不適当(正解):密閉回路でも膨張タンクは必要。
選択肢4:適当:FCU併用でCAV単一よりダクトスペース縮小可。
選択肢5:適当:空気熱源HPの暖房能力は外気温低下で低下。
問21 給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 給水設備において、水道直結直圧方式は、水道直結増圧方式に比べて、維持管理がしやすい。
- 飲料水用の受水槽の水抜き管は、一般排水系統の配管等へ、排水口空間を介した間接排水とする。
- ロータンク方式の大便器は、洗浄弁方式の大便器に比べて、給水管径を小さくすることができる。
- バキュームブレーカは、逆サイホン作用により汚水が逆流することを防止するために、排水管に設けられる。
- 自然流下式の排水立て管の管径は、どの階においても、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一にする必要がある。
正解・解説を見る
正解:4
選択肢1:適当:直結直圧方式は直結増圧より維持管理しやすい。
選択肢2:適当:受水槽の水抜きは間接排水とする。
選択肢3:適当:ロータンク式は洗浄弁式より給水管径を小さくできる。
選択肢4:不適当(正解):バキュームブレーカは給水側に設け逆サイホンによる逆流を防止。排水管ではない。
選択肢5:適当:排水立て管の管径は最下部と同一にそろえる。
問22 給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 飲料水用の受水槽に設ける保守点検のためのマンホールは、有効内径60cm以上とする。
- 飲料水用の高置水槽から配管した給水管には、屋内消火栓の消火管を直接接続してはならない。
- ガス瞬間式給湯機の20号は、1分間で20lの水を20℃上昇させる能力を有することを示している。
- 給水設備におけるポンプ直送方式は、水の使用状況に応じて給水ポンプの運転台数や回転数の制御を行って給水する。
- 重力式の排水横主管や排水横枝管などの排水横走管には、管径に応じて1/50~1/200の勾配が必要である。
正解・解説を見る
正解:3
選択肢1:適当:受水槽マンホール有効内径60cm以上。
選択肢2:適当:高置水槽の給水管に屋内消火栓管を直結しない。
選択肢3:不適当(正解):給湯機「20号」は20L/分を約25℃上昇させる能力。20℃上昇は誤り。
選択肢4:適当:ポンプ直送方式は台数・回転数制御で給水。
選択肢5:適当:排水横走管の勾配1/50~1/200は妥当。
問23 電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 接地工事の種類は、接地工事の施設方法、接地抵抗値及び接地線の太さに応じて、A種、B種、C種の3種類である。
- 建築物の受電電圧は、電気事業者から電気の供給を受ける場合、一般に、契約電力により決定される。
- 受変電設備における進相コンデンサは、主に、力率の改善を目的として使用される。
- 中小規模の事務所ビルにおいて、電灯・コンセント用幹線の電気方式には、一般に、単相3線式100V/200Vが用いられる。
- 分電盤の二次側配線距離が長くなると、電圧降下のため配線サイズを太くする必要があるので、分電盤は、電力負荷の中心に配置することが望ましい。
正解・解説を見る
正解:1
選択肢1:不適当(正解):接地工事はA・B・C・Dの4種。3種ではない。
選択肢2:適当:受電電圧は一般に契約電力で決まる。
選択肢3:適当:進相コンデンサは力率改善目的。
選択肢4:適当:単相3線式100/200Vが一般的。
選択肢5:適当:分電盤は負荷中心配置が望ましい。
問24 照明計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
照明計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 点光源による直接照度は、光源からの距離の2乗に反比例する。
- 照明器具の初期照度補正制御を行うことは、明るさを一定に保つ効果はあるが、省エネルギー効果は低い。
- 照明率は、器具の配光や内装材の反射率が同じ場合、室指数が大きいほど高くなる。
- 昼光利用制御は、室内に入る自然光を利用して、照明器具の調光を行うものである。
- 給湯室に人感センサーと連動させた照明器具を採用することは、省エネルギー効果が期待できる。
正解・解説を見る
正解:2
選択肢1:適当:点光源照度は距離の2乗に反比例。
選択肢2:不適当(正解):初期照度補正は明るさ一定化と省エネ効果がある。低いという記述は誤り。
選択肢3:適当:室指数が大きいほど照明率は高い。
選択肢4:適当:昼光利用制御は自然光に応じて調光。
選択肢5:適当:人感センサー連動は省エネに有効。
問25 環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
環境に配慮した建築設備計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 電気設備において、配電線路における電力損失を低減するために、配電電圧を高めた。
- 受変電設備において、変換効率を高めるために、トップランナー仕様の変圧器を使用した。
- 空調負荷を低減するために、地中熱を利用したクールチューブを採用した。
- 外気負荷を低減するために、全熱交換型の換気設備を採用した。
- 居室の南側に付室を設け、そこで集めた熱を室内に循環する方式であるソーラーチムニー方式を採用した。
正解・解説を見る
正解:5
選択肢1:適当:配電電圧を高めて線路損失を低減。
選択肢2:適当:トップランナー変圧器で変換効率向上。
選択肢3:適当:クールチューブで空調負荷低減。
選択肢4:適当:全熱交換器で外気負荷を低減。
選択肢5:不適当(正解):ソーラーチムニーは付室で集熱して循環する方式ではなく、太陽熱で上昇気流を生み自然換気を促す仕組み。

