計画科目の難易度
計画科目の難易度はレベル5のうちのレベル2です。
私自身は得意科目になっていましたが、難しい人は難しく感じるでしょう。
今回は計画科目について私が試験前に行った勉強方法と試験本番でのコツについて書いていきます。
計画科目は最初に書いた通り、レベル5のうちのレベル2ということで、どちらかというと簡単な科目になるということですが、これは私の意見です。
私と一緒に受験した友達は計画を苦手としておりました。
この感じる難易度の違いは職種に関わるものだと思います。
私は工業高校卒業で設計事務所に就職しておりました。
一方その友達は、実家の家業を継ぐ為に大工として働いていました。
これが計画科目の難易度の違いだと思われます。
施工科目で語ったものと一緒で、自分の身近にある知識なのかそうではないのかで、だいぶ計画科目の印象は変わってきます。
また、私の大学で建築学科を卒業した友達は計画科目が得意と言っていました。
どちらかと言えば、机に座って仕事をするタイプや学校で習う知識が計画科目の試験問題と言っても良いでしょう。
逆に体を動かす仕事をしている人からしたら、なかなか馴染みの無い問題ばかりなので難しく感じると思います。
では、ここからは計画科目の勉強について私なりのコツを紹介していきます。
計画科目のコツ
計画科目のコツはなにわともあれ暗記につきます。
これは施工科目で言った通り、分かる問題は瞬時に判断できるし、分からない問題は判断できません。
では、どうやってその暗記をしていくか?
それは無理矢理暗記するのでは無く、イメージを見て暗記するということです。
具体的にいうと、計画科目では歴史的建築物の問題などがあります。
これは無理矢理暗記しようとしてもなかなか難しいです。
そこで、活用すべきものが、インターネットです。
皆さんパソコンやスマートフォンを持っているかと思います。
それを活用して一度、その歴史的建築物を調べてみるのです。
そうするとだいぶイメージが出来て、暗記しやすくなります。
他の問題でもそうです。
自分の身近に無いものはなかなか暗記しづらいです。
そういった時に、一度インターネットで調べて知識を吸収すれば、より定着した暗記が出来ます。
計画科目の勉強時間
また、これは私が実際に試験対策の時に行った方法ですが、試験前ラスト2ヶ月で計画科目は対策しました。
これは人によって向き不向きがあると思いますが、私はこの方法が向いていました。
正確にいうと計画科目だけではなく、環境設備科目もラスト2ヶ月でだいぶ追い込みました。
なぜ、この2分野は勉強の後半に持ってきたかというと試験が近づけば近づく程、忘れるというリスクを減らせると思ったからです。
誰でもそうだと思いますが、時間が経てば忘れてしまいます。
逆に試験前日に覚えたことは、なかなか忘れません。
なので、私は計画科目に関しては試験の2ヶ月前に絞り込んで勉強しました。
私がこの方法をおすすめする理由はもう一つあります。
それは2ヶ月前まで全く勉強しないので、焦って勉強するということです。
これは、良い意味でも悪い意味でも取れますが、私にとっては良い意味になりました。
やばい!間に合うか分からない!となると私は集中力が上がりました。
人によるかとは思いますが、この焦りが試験結果に繋がったかと思います。
それに皆さんご存知だと思いますが、試験の最初は計画科目と環境設備科目になります。
正直言って、1番目の試験だからこそ肝心だと思います。
ここで、上手くいけば勢いそのままで、その後の試験にも取り組めます。
逆に上手くいかないと、不安を引きずったままその後に試験を受けなければなりません。
スタートダッシュが大切です。
年に一度しかない大切な試験なので、試験を受ける受験生の方はスタートダッシュを決めるつもりで、計画科目の勉強に取り組めればと思います。
まとめ
今回の計画分野のコツをまとめると
①文字ではなくイメージで暗記する。
②試験前に一気に勉強する。
③スタートダッシュを決める。
に、なります。
②と③に関しては私のやり方が良いかは分かりませんが、現に私はこのやり方で受かっています。
少しでもこの勉強方法が皆様のお役に立てれば幸いです。
余談になりますが、私が一級建築士試験の為の勉強のスケジュールを簡単に紹介したいと思います。
私は1年間を一級建築士合格の為にスケジューリングしました。
8月から勉強を開始したので8月から書いていきます。
8月から10月 構造科目
11月から12月 構造科目と法規科目
1月から3月 法規科目と施工科目
4月から5月 構造科目と法規科目と施工科目見直し
6月から7月中旬 計画科目と設備環境科目
7月中旬から試験前日 全科目見直し
これが私の一級建築士合格までのスケジューリングです。
自分は構造科目がどうしても苦手意識があったので、構造科目から入りました。
そして暗記科目は極力最後の方に回しました。
ぶっちゃけた話をすると、暗記科目に関しては今試験を受けたとしても、合格点は取れないでしょう。
だからと言って試験勉強が資格のためだけで無駄だったかというとそんなことはありません。
建築に関わる仕事をしている以上は勉強したということは無駄にはなりません。
また、建築に関わる仕事を辞めた人でも、建物というのは私たち人間にとって必ず必要なものです。
知り合いのちょっとした自宅の相談にも乗ることができます。
皆様、試験までの期間、悔いの残らないように勉強していきましょう。