一級建築士試験対策まとめ!5つの科目の重要点を解説!二級試験のことも書いてあります!

建築士試験対策

いよいよ今年も建築士試験の申し込みが始まる時期になりました。

緊張感が高まる時期だと思います。

今回はこのサイトに辿り着いて頂いた方に向けて、一級建築士試験対策の重要点について簡単にまとめていきたいと思います。

詳しい解説が見たい方は、以前に投稿した各科目の対策記事を読んでください。

また、自分の苦手科目だけ読んでもらっても構いません。

今回の試験対策まとめは、これまで試験対策の勉強をしてきて、時間的に余裕がある人と、

これまで試験対策の勉強をしてきていないけど、合格を目指している時間が無い人で分けて書いていきます。

では、解説に入ります。

1.施工

時間がある人→1つ1つの暗記を丁寧に行い、施工に対するイメージを大切にして下さい。文章の1つ1つの言葉の意味を正しく把握して、記憶を定着させましょう。

時間が無い人→とりあえず暗記することだけに集中してください。過去問を繰り返し解いて、言葉の意味など分からずとも答えを覚えましょう。そして、問題の癖が分かってきたら、そのワードを中心に覚えましょう。とりあえず暗記のみです。暗記が得意な人の場合は、試験1週間前に一気に暗記しても良いでしょう。

2.構造

時間がある人→自分の癖を見抜きましょう。こういう問題には、こういうケアレスミスをしがちなど、自分の弱点を知って対策していきましょう。また、計算が確実でも時間をかけ過ぎてはいけません。ストップウォッチなどを使って自分がどれくらい時間がかかるかを確認しながら勉強を進めましょう。

時間が無い人→問題を解きまくってください。間違っても良いです。間違ったところは確実に見直しをして、同じミスをしないように対策しましょう。分からないところで立ち止まらずにとりあえず進みましょう。そうすれば、だんだん理解は深まってきます。最初は誰も出来ません。出来るようになると信じて過去問等を解きまくって下さい。

3.法令

時間がある人→法令の読み方に慣れて、しっかり読み込みましょう。どこにどういった法令があるかを大体で理解して、スピードアップに努めましょう。また、関連法令などに注意して勉強を進めましょう。

時間が無い人→法令集で用語を探す力だけをつけましょう。法令科目は答えを持ち込んでいるようなものです。法令集で用語を探す力とスピードだけで攻略は可能です。とりあえず法令集と過去問などで探す力だけをつけて下さい。そうすればある程度は戦えます。

4.計画

時間がある人→これも施工科目と同じで暗記がメインになります。計画の制限などを中心に知識を定着させていきましょう。普段から設計業務等を行っている人には有利な科目になります。

時間が無い人→暗記が中心です。施工科目同様、意味が分からなくともとりあえず暗記に全力で励んでください。試験前に一気に暗記する方法もあります。

5.設備

時間がある人→身近な設備機器に注意を向けて、1つ1つを丁寧に覚えましょう。身近じゃない設備機器は動画や画像などを見てイメージをつけていきましょう。

時間が無い人→とりあえずものを暗記しましょう。過去問対策がおすすめです。過去問だけでもある程度の対応は出来るので、何度も過去問を繰り返して知識の定着を図りましょう。

以上が各科目の時間あるなし別のアドバイスになります。

最後に総括をしていきたいと思います。

時間がある人へのアドバイス

まずは時間がある人に向けてのアドバイスです。

まずは、勉強の習慣付けが必要です。

そして、勉強計画を最初に細かく設定して下さい。

計画を立てたら、次に実行です。

この時の注意点としては実行するのが目的ではなく、理解することを第一に考えて下さい。

よくあるのが、今日はここまでしようと思って、大した理解もせずに進むことだけが目的になっているパターンです。

本人は勉強した気にはなりますが、それは答えを覚えているだけで、少し問題のパターンが変わった時に対応出来ません。

なので、1つ1つを理解することが大切です。

分からないことをそのままにしないことを意識して下さい。

と言っても、どうしても苦手やちんぷんかんぷんなところは出てくると思います。

そういう科目を妥協することも大切ですが、

だからといって妥協慣れはしてはいけません。

これをし過ぎると最終的な点数が悪くなります。

具体的にどれくらい捨てる科目を作るかは分かりませんが、

極力妥協する科目は少ないに越したことはありません。

ちなみに私も苦手だった科目を捨てたこともあります。

私の場合は施工科目の地盤についての科目はどうしても頭に入らなかった為、

勉強時には捨てて、前日に過去問を暗記するように無理やり頭に詰め込みました。

妥協も必要ですし、妥協しても受かる試験ではありますが、

妥協し過ぎずにコツコツやっていくことが何より大切です。

しっかり計画を立てて勉強習慣を実現しましょう。

時間が無い人へのアドバイス

続いて時間が無い人へのアドバイスです。

これは正直言って私の体験談になります。

私も勉強開始の時期が遅かったです。

おおよそ半年前ぐらいから始めたのですが、

最初の3ヶ月は、特に予定を立てずにやっていました。

そして、試験日の3ヶ月前ぐらいに焦りを感じました。

このままでは、試験範囲の半分も終わらない!と気づきました。

そこで、私がしたことは、集中力が続く限り勉強を進め続けるというものです。

勉強をしたことがある人なら分かると思いますが、

集中力が切れる瞬間というものがあります。

そうなってしまうと勉強が捗りません。

とりあえず問題を眺めるだけ、とりあえず教科書を見るだけ。

これがいけないと私は思います。

そういった時は、私はスッパリ勉強を中断していました。

お風呂に入るなり、ご飯を食べるなり、テレビを観るなりしてリフレッシュしていました。

そうすると、次勉強する時は意外と集中力が戻っていたりします。

しかし、この方法の難しいところはリフレッシュに夢中になり過ぎて勉強する気が無くなることがあるということです。

気合を入れて勉強を始めて最初の1週間はそういったことがありました。

しかし、これではいけないと思い、いざ机に向かうと意外と勉強が捗りました。

勉強をし始めるまでがとてもしんどいです。

勉強スイッチは嫌々でも始めてしまえばスイッチが入ります。

これは、誰にでも当てはまるかは分かりませんが、私は当てはまりました。

勉強し始めが大事です。

もし、リフレッシュを入れて勉強し始めで、すぐに集中力が切れる場合は、

その日は早く寝て朝から勉強していました。

大体私の場合はリフレッシュを30分程度で考えていました。

はっきりと決めていたわけではありませんが、

あまりリフレッシュを取り過ぎないようにしていました。

また、この方法は試験日が近づくにつれて集中力が上がりました。

おそらく、試験への焦りや緊張から集中力が上がったのだと思われます。

はっきり言ってオススメする方法では無いかもしれませんが、

私はこの方法で一級建築士試験に受かりました。

これから、一級建築士試験に向けて勉強に励んでいる人は、

少しでも私のアドバイスが参考になれば幸いです。

自分に合った勉強方法が1番良い方法ではありません。

合格出来る勉強方法が最善の方法です。

自分に甘え過ぎず、厳し過ぎず、バランスを取って勉強をしていきましょう。