一級建築士よくある質問No. 1
建築士を目指している人から良く質問を受けます。
1番多い質問かもしれません。
それは、「どれくらい勉強しましたか?」「どんな勉強していましたか?」
という質問です。
これは、受験生が勉強を始めた時に必ず陥る疑問です。
「自分の勉強方法は合っているのか?」「この勉強で受かるのか?」
これは合格を目指している人は誰でも悩んでしまうと思います。
例外なく私も悩みました。
そんな時1つの指標があれば信じて勉強することが出来ます。
今回はその勉強の指標について書いていきたいと思います。
あくまで、私の考え方ですので参考程度に読んでください。
建築士の勉強時間の目安と勘違い
まずは資格学校やインターネットの情報で言われている勉強時間について見ていきましょう。
二級建築士→500時間程度
一級建築士→1000時間程度
と言われています。
これを安易に考えてはいけません。
・週5日2時間=10時間
・1カ月で40時間
・1年で480時間
・おおよそ2年で受かる!
なんて考え方をしてはいけません。
よくある勘違いが勉強時間さえ確保していれば、受かると思っている方です。
これは非常に危険です。不合格の道に踏み入れています。
確かに集中して勉強できて、その時間を確保していれば受かるでしょう。
ただ、時間を決めることによって、時間を消費することがメインになってきてしまう場合があります。
現に私も学生時代はそうでした。勉強する時間ばかり気にして、時間を消費するだけで勉強に身が入りませんでした。
変に時間経過を気にしすぎずに勉強することを私はおすすめします。
ただ、人によって時間を決めた方が良い方もいると思うので、そういう方は時間を目標にする方が良いです。あくまで私はこの勉強方法が合いませんでした。
私が行った勉強方法
次に私が行った勉強方法について書いていきます。
正直二級建築士の時はそこまで気合を入れて勉強していませんでした。
特に勉強計画を立てるわけでもなく、試験の2カ月前から一日平均1時間程度の勉強量だったかと思います。
私は工業高校の建築学科出身だったため、ある程度試験に対しては有利でした。
なので、正直あまり勉強した記憶は残っていません。
なんとなく勉強してなんとなく学力が上がって受かりました。
これは参考にならないと思います。一般的な学生時代の勉強の延長でしかありません。
一級建築士の時は気合を入れました。
なぜ気合を入れて勉強したかというと、二級建築士と一級建築士には大きな違いがあったからです。
それは難易度という問題ではなく、働きながらの勉強になってしまったということです。
仕事をしているとなかなか勉強時間を捻出することが出来ません。
これが一級建築士の最大の敵と言っても過言ではありません。
なので、必ず勉強計画を立てることをおすすめします。
私の場合は分野別に計画を立てました。
何カ月でこれを終わらせる。最後の1か月は全体を復習する。
などの計画を立てました。そして、仕事を言い訳にしたくなかったので、
隙間時間を利用しました。電車で通勤するちょっとした時間など、そういった隙間時間での勉強をしました。
塵も積もれば山となるではありませんが、これは非常に有効でした。
知識というのは時間が空くと定着が遅れます。
なので、ちょっとした隙間時間の勉強は有効だと思います。
皆様もこの勉強方法を参考にして合格してほしいです。
具体的な勉強方法は科目別の記事を書いているので、それを読んでもらえばわかるかと思います。頑張ってください。
建築士試験で大切なこと、伝えたいこと
最後に私から、1つだけお伝えしたいことがあります。
これが1番勉強に大切なことだと私は思います。
それは、諦めないということです。
試験に1度落ちたから、諦めてはいけません。
必ず勉強すれば結果は付いてきます。
今年より来年、来年より再来年の方が成長しているはずです。
諦めないでください。
諦めずに続けることが何よりも大切です。
私はそうやって勉強してきました。
不合格になると心が折れそうになります。
それでも続けていってください。
ありきたりなことを言いますが、諦めなければ受かります!