設備科目の難易度
設備環境科目の難易度はレベル5のうちのレベル2です。
この科目は慣れが必要になります。
今回は設備環境科目についての私なりの勉強方法を紹介していきたいと思います。
設備科目の勉強方法
設備環境科目というものは身近にあって身近に無いものだと私は思います。
皆さんの家にコンセントはあるでしょうか?エアコンはあるでしょうか?電灯はあるでしょうか?
大体の人の家にはあるかと思います。
これは非常に身近です。
では、質問を変えます。
コンセントの仕組みを知っているでしょうか?エアコンの仕組みを知っているでしょうか?
この質問になると答えられる人は少ないと思います。
今回紹介する設備環境科目はこの仕組みのことを聞かれているのと同じです。
身近にあるけど、知らないもの。
そういった知識をつけていかなければなりません。
今の話は設備のことになりますが、では、環境とはどういったものなのか説明していきます。
環境というのは、簡単に言うと、建物を建てる時は環境に配慮してください!ということです。
具体的にいうと省エネルギーや地球環境にやさしいものにしてください!ということです。
今のご時世、地球環境の問題は普通に生活していても入ってきます。
こういったものを実現する為には、色々な条件が出てきます。
そして建物を建てる為の基準もあります。
この知識を聞いてくるのが環境科目とイメージしてください。
ただ、地球環境のことだけ、考えれば良いというものではありません。
その建物を利用する人や自宅だったら住む人がいます。
地球には優しいけど、人間には厳しい。
そういった建物はダメです。
地球環境と共に人の生活のことも考えなければなりません。
そういったことを念頭に置いてから勉強に取り掛かると良いでしょう。
では、大前提を説明したので、ここからは具体的な勉強方法を紹介します。
設備科目と環境科目で違いがありますので、私なりの勉強方法をお教えします。
まずは、設備科目になりますが、先ほども言った通り、身近なものをイメージしてから勉強に取り組んでください。
後、計画科目での勉強方法も活用出来ます。
なかなかイメージのつかないものや、普段目にしないコンセントの中などはインターネット等を使って画像を見ると良いでしょう。
そうして仕組みを理解すれば勉強が捗ります。
また、覚えた知識は普段の生活に意識しましょう。
例えばエアコンを見た時、これはこういう仕組みだったな!や、
コンセントを見た時、これは図面ではこう書くんだったよな!
などと普段の日常生活で意識することで知識が定着していきます。
設備図面に見慣れる
そして、もう一つ私が行っていた勉強方法は、電気設備図面や機械設備図面をしっかり見る。
というものです。
私は一級建築士の受験した時は、建築のアトリエ系設計事務所で、働いていました。
アトリエ系と言っても、私の上司や先輩がアトリエ設計をしていて、私は会社経営重視の設計しか担当させてもらえませんでした。
少し話が逸れてしまったので本題に戻します。
建築設計の仕事をしていましたが、もちろん、電気設備と機械設備の図面は外注しておりました。
その当時の私は外注で届いた設備図面をなんとなく確認して、外注先まかせにしていた部分が大きかったです。
本当はそれではダメなのですが、正直見てもよく分からないという部分がありました。
しかし、一級建築士を目指すと共に、設備科目の勉強を始めてから、設備図面をしっかり見るようになりました。
これは何がなんなのかは明確に分かるようになったからです。
そして、設備図面を見ることにより、一気に設備についての身近度が上がりました。
そして、今だから言えることですが、もっと早くから設備図面を見ておけば良かったと後悔しました。
勉強に行き詰まった時など大変後悔しました。
今後、建築士資格を目指している方は、私のような方がいらっしゃると思います。
電気設備図面や機械設備図面が身近にありながら、あまり深く見ていない人は、しっかり見るようにしてください。
それが一番の勉強になります。
そして、分からないものは調べて学ぶ。
これが設備科目の私なりの勉強方法です。
では、環境科目の勉強方法について書いていきます。
環境科目は苦手意識がある人が多いと思います。
なぜなら、最初に書いたイメージというのが設備科目と違ってしにくいからです。
最初に設備環境科目がレベル3と書きましたが、設備科目だけなら私はレベル1だと思います。
環境科目がレベルを2あげてトータルレベルが3になっています。
では、具体的な勉強方法を書いていきます。
環境科目はまず言葉に慣れることが重要です。
正直言って、無勉強で環境の試験問題を解こうとするとチンプンカンプンになると思います。
なぜなら、馴染みの無い言葉が多数存在するからです。
しかし、ここに大切な攻略法があります。
馴染みの無い言葉は意外と意味は簡単ということです。
馴染みの無いから苦手意識が生まれるだけで、意味を調べてみると、あ、そういうことか!という理解が出来るかと思います。
なるほど!と理解することが出来ます。
難しい言葉のわりに、普通のことを聞いていたりと問題が簡単に解釈することができるようになります。
馴染みの無い言葉に慣れる為には、問題を解くしかありません。
私の勉強していた頃は、一旦意味が分からない言葉に遭遇した場合でも、その言葉の意味を考えていました。
こういう意味じゃないのか?この漢字が入っているということはこういうことが言いたいんじゃないか?など、ある程度の予想をしていました。
そしてその後に意味を調べて理解していました。
この勉強方法の良いところは試験本番で意味の分からない言葉に遭遇したとしても対応力がつくということです。
この対応力は試験本番で役立ちました。
分からない→調べる
ではなく、
分からない→考える→調べる
この習慣で私は勉強しました。
もちろん、言葉の意味を覚えてしまう方が手っ取り早いですが、建築士は満点を狙う試験ではありません。その為、問題に対する対応力も必要だと私は思います。
まとめ
今回の勉強のコツをまとめました。
設備科目
①イメージをつけて勉強する。
②身近に設備図面が見れる人は日頃からよく見る。
環境科目
①馴染みの無い言葉の意味を理解する。
②分からない言葉の予想。対応力をつける。
になります。
この勉強方法が受験生の皆さんに少しでも参考になればと思います。